Avatarian v2.0が出た!
Avatarianとは
Avatarian(アバタリアン)はオンライン会議の参加者の顔をアバターに変換するアプリです。
Google Meet以外のオンライン会議で相手のカメラを個別にOFFにする機能がないようなので、顔を見ないといけない人は苦痛かも知れません。そこで、顔をアバター(画像)に変換するPC用アプリを作りました。
Avatarianを公開しました|Mat'zの好奇心爆発 (note.com)
顔を識別してアバターに置き換えるので、置き換わった後もどのアバターが誰かを区別することができます。
アプリのGithubはこちら。Avatarian v2.0はWindows OS専用です。
MITライセンスで誰でも自由に利用できます。
Avatarian/README_JP.md at main · mtsnrtkhr/Avatarian (github.com)
Avatarian v2.0でできること
オーバーレイによる自然な操作
Avatarian v1.0では指定のアプリ(会議アプリなど)をキャプチャして顔を置き換えてから表示しており、メインウインドウにうつる画面と別の画面を用意しなければならず、クリックなどもできませんでした。
そこで、Avatarian v2.0では、指定のアプリの画面の上にアバターを乗せる形式に変更し、自然な利用感が実現しました。
利便性と引き換えに、動きの速い動画などでは、顔がずれてしまいます。今後はもう少し高速な顔検出、顔認識モデルを採用することで改良したいと思います。
リアルタイムな置き換え
Avatarian v1.0から顔検出、顔認識の速度があがって、リアルタイムな顔の置き換えが可能になりました。
オンライン会議で出る90×90サイズくらいなら50FPSほど出ますし、小さい顔が30人ほど映っている場合でも10FPSほど出せます。動きの少ない会議では十分利用できそうです。
GPUなど専用の機器は不要でPC本体だけで利用できます。
Web会議だけでなく、リアルタイム配信のプライバシー配慮にも活用可能
リアルタイム性があがったことで、中継やストリーミング配信など一般の方が映り込むような場面でも、プライバシーに配慮した配信も可能かもしれません。
V1.0で用意していたRTMPのストリーミング配信機能は作り直しのため一旦無効化していますが、V2.1に向けて実装していきたいと思います。
最後に
Avatarian(アバタリアン)の名前は、少年ジャンプ+で連載していたイワムロカツヤさんの「シバタリアン」をオマージュしています。
そのシバタリアンが2024年9月19日に最終回を迎えました。
個人で楽しむときはシバタくんの画像を用意して使ってもらえると嬉しいです。
少年ジャンプ+のシバタリアンはこちら
[第1話]シバタリアン - イワムロカツヤ | 少年ジャンプ+ (shonenjumpplus.com)