ACC NY滞在記-introduction-
noteを始めるきっかけとして、今回のNY滞在があります。
まずはそれの説明から。
ACCとは
ACCとはAsian Cultural Councilの略で、アジアと米国におけるアーティストや研究者、アートの専門家に国際文化交流の機会を提供する非営利団体です。ACCは、個人や企業、団体などから助成や寄附をいただきながら、独自の助成プログラムを提供し、より調和のとれた平和な社会の創造に寄与する文化交流の重要性を人々によびかける活動を行っています。
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そのプログラムの一環としてアーティストや研究者、アートの専門家といった個人を対象とするフェローシップやその他の支援プログラムがあり、その一つ「個人フェローシップ」として2023年度に選出され、2ヶ月間NYにて滞在研修します。
研修について
研修の目的としてはざっくり言うと「様々な稽古場のリサーチ」です。
はて、なんのことやら?という方も多いかもしれません。
そもそも一緒にNY滞在する俳優・福原冠(以降、冠ちゃん)との関係から説明すると、冠ちゃんは「無題の稽古会」というのを主催していて、私もそこに濃いめに関わっており、そのご縁が元で今回一緒にNY研修をすることになりました。
無題の稽古会とは?
「無題の稽古会」とは出自や年齢、興味や関心も様々な俳優やダンサーが集い言葉と身体について悩み、試す「本番のない稽古会」です。
自主的な稽古のみならず、不定期での発表会やワークショップの開催など少しづつその活動の幅を広げています。
主に情報発信はInstagramのみですが、ご興味ある方は是非フォローお願いします。
なにを研修するのか
肝心の研修の中身としては、なにぶん申請自体から1年以上経っているので諸々中身が深化進化しているのですが…
申請書の中身から抜粋しますと
となっており、大筋はコレ、です。
俳優やダンサーが作品のためのリハーサルとは別にどのようなトレーニング(≒稽古)を行なっているかを調査します。
また申請から月日を経ることで内容も踏み込む部分が出てきて、「人と人が繋がる場所についてのリサーチ」という側面が強くなってきていると思います。
後に触れますが、ニューヨークには発表のためではない開かれた表現実践の場が多くあり、その数は東京の比ではありません。Netflixなどの動画配信にYouTube、多様なSNSとわたしたちを楽しませてくれるエンターテイメントが飽和状態の現代において、人々がなにを求めてその場所に集うのか、そこにリサーチの重心が強くなってきています。
具体的には
私個人においてはですが、ダンスにまつわるミュニティ自体やそこに集まる人たちをフィールドワーク的に体感リサーチできれば、と今のところ考えています。
さて、これから年末の滞在終了まで頑張って記録していきたいと思いますので、どうぞ温かく見守ってくださいませ。
(とはいえこの記事を書いているのはNY生活7日目だというのはナイショの話…)
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