見出し画像

ACC NY滞在記 #18

滞在も折り返し、後半戦のスタート。


November 27th

ThanksGivingイブ、クラスも感謝祭ホリデーで開講していないものも多いのでいつもはハードめの水曜日もゆったりな感じ。クラスの予定も夕方からなので、その前に。

NYでの野望

ACCの研修リサーチとは関係なく、NY滞在中の個人的な野望として

という2つがありまして、本日はその2つ目、髪を切る!in NY!

東京でお世話になっている美容師さん情報だと$120とか普通にするみたいですよ、と聞いていたのでちょくちょく街中の美容院の値段をチェックしていたのですが…

Royal Men's Cut…?
もはやメニュー内容から謎があり、果たして野望を達成できるのか。
地元Brownsvilleにも美容院、というか床屋はあり$20くらいでカットしてくれるようなのですが、雰囲気的に入る勇気がなかったのでオシャレ街DUMBOまで出かけました。

一応以前にDUMBOらへんをウロチョロした時に目星をつけていた床屋をネットでも調べ、値段も大丈夫な範囲だったので、思い切って突撃。

お馴染みのサインポールもあります

受付で予約してんのか?してないけど切りたい、午後2時半の枠が空いてるからそこで切ったるわ、みたいな会話をニュアンスで乗り切る。滞在1ヶ月経ちますけど英語力はとくに伸びた実感なし、言葉と身体のニュアンスから読み取って生活してます。正直英語喋れなくても生活できちゃうので…もっと積極的に会話を産まないと。どうしても聞き役になっちゃうんですよね、頑張りどころ。

とりあえず時間まで周辺をフラフラ。昼食に初タコス。

意外と街中に多いけど、初タコス
ManhattanBridgeはいつ来ても映える、無骨で良い

髪を切る、ついに

時間が来たので、お店へ戻る。
ながらで椅子に案内される。オーダーはvery short、隣の男性と同じくらいの長さで良い?オーケー、任せます。
基本シェーバーでガンガン削っていくスタイル。あー、ちょっと心配になる…まぁ髪は伸びるから、いいか。

ちなみに切る前のシャンプーとか、ないです。ハサミで切る前に霧吹きでシュシュっと濡らすだけ。ハサミの刻む心地の良い音を信じるしかない。
さて、出来栄えは…

いい感じです。非常に淡々と髪を切ってくれた女性にお礼を言うと、満足気。
散髪後もシャンプーはとくにありません、その分散髪時間も30分弱で終了するのでパパッとスッキリするには良いのかもですね。

お代は$37。現金が嬉しいという事なので$40払って、お釣りをチップに。
女性はなんとも味のある、曖昧な笑み。
…もうちょっと払うべきだったか?チップ。
滞在1ヶ月経ちますが、チップの感覚が全然つかめません笑
海外初の散髪はこちらの手際の悪さ以外は満足な結果です。

人種の坩堝、多様性への配慮

フロアワークのやりすぎで左膝の擦り傷がなかなか治りきらず、クラスの度にカサブタが剥がれかけて出血するので絆創膏を買いに。
お店の中に不案内だと絆創膏ひとつ探すのも店の隅から隅まで回るので一苦労です。

絆創膏も色々な色がある。どうも日本人の身からすると過剰すぎるほどの配慮な気もするのだけど、それは部外者だから言えることなのだと思う。いくつもの差別があって、それを経ての今なのだから。

ハードな水曜日、不思議な出会い

Thanksgivingでクラスが減っているとはいえ、開講されているレギュラークラスもあるし、むしろ単発のスペシャルクラスやインテンシブもあったりする。
最初はズタボロだったNagareTechniqueのクラスも回を重ねると神経が備わるのか、少しずつできている実感が湧いてくる。もちろんハウスのステップは全然出来ないなのですが笑

連続してゲストによるオープンスペシャルクラス、Kristián MensaのTaking Risks and Explosivityというクラスを受ける。完全にタイトルだけで選びました笑
今までNYで受けてきたクラスでは初の、振付やコンビネーションではなくタスクワークをひたすらやるクラス。舞踏に近しいことをやるのだけど、起源が違う感じを言葉選びなどから感じたり。

クラス終了後、クラス中にペアを組んだ男性にインスタのアカウントを教えてもらったら見たことのある名前で、15万フォロワーの強者でした。そんな強者でもフツーにクラス受けて、フツーにはしゃいでました。日本ではあまり見かけない光景だな、と不思議な出会いでした。

November 28th

ThanksGivingDay当日、雨。

早朝に日本とのオンラインMTGをした後、二度寝でずいぶんたっぷりと寝てしまい、すでにお昼。

一日ダラダラと過ごしてしまう。そんな日も良いか。
昨日いつものハラル屋に明日も開いているか?と聞くと曖昧な笑顔でYesと言っていた。結局ThanksGivingも白人のお祭りで、後の移民にはあまり関係無いなのかもしれない。

November 29th

BlackFriday。
今日もとくに予定なし、美術館などの施設も空いてなし、とはいえ2日連続で家で過ごすのももったいない。

朝でも夕方のような太陽光の色。緯度の関係でしょうか?


朝から洗濯をし、マンハッタンへ。

知らない街を 歩いてみたい

ホントに目的もないので、とりあえずManhattanBridgeを渡ってみたい、ということでいつもは1本でいけるところをあえて乗り換えてマンハッタン上陸。

いつもは地下鉄の暗闇の中、気がついたらマンハッタンに上陸しているのですが、橋の手前で地上に上がり、橋を渡ったらまた地下へ潜っていく。
冷静に考えると川の下を何本も地下鉄が通っているってすごくないですか?台風とか多い日本ではありえない発想というか。

そのままとりあえずセントラルパーク北方まで乗っていく。

基本的にダウンタウン側にスタジオや興味が集中しており、あまりアップタウンの方へ行かないのでセントラルパークまで来るのは2回目。
天気があまりよろしくないけどお散歩を。こんなに大きな公園が都市の真ん中にデデーンとあるってすごいですよね。東京は東京で代々木公園や新宿御苑、皇居、日比谷公園や上野公園に跨りながらも自然がありますけど、一体化しているデカさはすごい。

巨大な池と広い空
劇場ができるらしい
なぜ城?

そのままダウンタウン方向へ下っていく。
街中は結構な人出。さすがBlackFriday。かの有名なカーネギーホールは工事中。

防音幕も劇場風

さらに下るとエンタメの中心地・タイムズスクエア。
キラキラギラギラっぷりは新宿にも勝る、まさにエンタメの街。

全てがLED

そこから少し外れてBryantParkの方へ。このあたりはACC NY本部の近くなのでなんとなく通ったことがある。決して近くはないんですけどね、徒歩感覚が狂ってます。

Manga is biggest culture!

BryantParkまで来たので噂(?)の紀伊国屋書店に行ってみる。
2階は全て丸々マンガコーナー。

これ全部翻訳された日本の漫画コーナー

すごいとは聞いていたけど、マンガの凄さを目の当たりにする。品揃えの速度でいったら日本の書店と変わらないんじゃないでしょうか?マンガアプリ、電子書籍の普及もあってほぼ並んでいるマンガの旬具合は同じかも。

話題のWebマンガもリアルタイム
ひ、平積み!というよりピラミッド積み!
web掲載だからこその人気が広がる速度感なのかも
原書に関しては最新刊がずらっと並ぶ

ここまですごいと日本人としてちゃんと追うべき文化な気がする。一番共通言語になり得るかもしれない。もちろん一部のnerdが盛り上がっているだけかもしれないけど、日本と同様にオタク文化が一般化している可能性は否定できないですよね。

驚いたのは翻訳されたコミックの量と速度。例えばONEPIECEは最新110巻に対して106巻(確認できたのは)まで翻訳されてます。他のコミックスも同様の速度感だとすると翻訳の仕事とかめちゃくちゃありそう。

百合!
やおい!意味わかるのかな笑

BlackFriday お金はどこへ回っていくのか

そのまま南下してミッドタウンへ。
BlackFridayということもあり、老舗百貨店Macy'sあたりはすごい人だかり。いつもトイレ借りるMacy’s、今日も借りようと思ったら長蛇の列。

紀伊国屋書店も途中寄ったWholeFoodsMarketもトイレは長蛇の列。NY市内はトイレが少ないので人が増えると、どこのトイレも長蛇の列になるのでしょう。ThanksGiveingでカフェも閉まっているところが多いし。
トイレを諦めて外へ出ると、反イスラエルのデモに遭遇。昨日のパレードの際もデモがあったみたいです。

GiveLoveとSTOP ARMING ISRAEL

イスラエルを軍事支援し続けるアメリカ。アメリカに暮らし、考えなしに消費し続けるとはどうゆうことなのか。根が深く複雑なことではありますが、自分にやれることをやれる範囲でやっていくしかない、というのが私のスタンスです。

一昨日のハラル屋の店員のリアクションや、今日のBlackFridayが煽る消費活動とイスラエルデモが想起するもの。語られないもの、目を背けているもの、黙秘されているもの。少し視点を移すだけで見えてくるもの。この感覚は日本に帰っても大事にしたいです。

いいなと思ったら応援しよう!