ACC NY滞在記 #24
滞在も残すところ2週間。
December 13th, 2024
13日の金曜日。ですが、とくに本場?でも何もありません。
身体の解像度
久々にKlain Techniqueを受けるために朝からGibneyへ。
いつもの電車に乗っていると、途中の停車駅で車内アナウンス。その後チラホラ降りる人が。嫌な予感がするが、内容が定かでは無いのでそのまま乗り続ける。
しばらくすると聞き慣れない駅に着く。
出ました、途中で行先変わるやつ。マジで勘弁してほしい。アナウンスも音質不明瞭だからキャッチしきれないし。逆に日本でも海外の人は同じこと思っているのだろうな、滅多に起きないけど。
遅刻してクラスに到着。いくつかボディワーク系のクラスを受けたこともあり同じワークを受けても感覚が変わる。面白い。滅多にやらないバーレッスンも楽しめ、ちょっとバーレッスンだけでも今更ながらやろうかな、という気持ちが少し芽生えました。
大は小を兼ねない 大は大
クラス終わりでお昼を食べに。近くにある地中海料理屋。2度目の来店ですが、SUBWAYみたいにオーダーしていくタイプなのでニュアンスで乗り切る。
ピタサンドだけだと少し物足りなかったので、ポテトも注文。
飲み物いらないからコンボじゃ無いよ、て伝えたからこの分量なのか?若干分量にひきつつも、案外食べれました。次からは飲み物いらなくてもコンボで注文するか…
その後、Partneringのクラスを受ける。
日本の年の瀬風物詩「忠臣蔵」を観る NYで
夜は先日お話を伺いに行ったJapan Societyにご招待いただき、弁士の方による「忠臣蔵」を観に。弁士のパフォーマンスを見るのは初めて。そして色々な「忠臣蔵」をつなぎ合わせた「忠臣蔵」の映像はかなり貴重。
日本由来のパフォーマンスでありながら、日本ではなかなか観る機会も無く、トークセッションでは古今東西の演劇/演技の比較にも思いを馳せたり。観客の質問する熱量に文化の成熟度が垣間見える。
December 14th, 2024
少し疲れが溜まっているので、午前中はクラスを入れずにのんびり。のつもりが洗濯やら生活の諸々を。
洗濯用の現金が足りなかったので、いつもと違う、デリのATMでお金を下ろす。初めて知ったのですが、ATMによって下ろせる金額が違う。多分このATMは$10札と$20札しか補填されていないのだろうな、という金額ラインナップ。
そして手数料も違う、倍近くかかる。いつものハラル屋だと$.99なのに。先日銀行でまとまった金額の現金をおろしたのですが、銀行ATMの方が$4とお高め。手数料安くするライフハックとかあるんでしょうね。
世界一周する俳優 日本へ帰る
冠ちゃんが「ジャズ大名」で共演していた神野くんが約10ヶ月かけて世界一周をしており、その最終地としてNYにちょうど来ていたので会っていました、旅の話を酒の肴に。24歳の若さで、そしてほぼ初めての海外で世界一周というなかなかブッ飛んだ青年。若いっていいよね、てこうゆうときに思います。なかなか半年とか空けて東京離れるのはこの歳になると難しい。
そして本日夕方の便で日本に帰る、とのこと。朝、洗濯に出るときに見送る。
そんな神野くんの旅の様子はYouTubeにて公開されています。
ちなみに…この日は飛行機乗り逃してチケット無駄にしたみたいです。
Gibney Companyの公演、初フォーサイス
昼から観劇。の前に最近ハマっているChipotleで昼食。野菜も肉も米も食べれて良い。
今日はNew York Live ArtsにてGibneyのカンパニーGibney Companyの公演。
今回の公演はトリプルビル、その中の1つはかのWilliam Forsythe先生の作品。
こちらではフルレングスの作品を一本、というより20〜30分の作品を数本というスタイルが多いように思われます。
1作品目がForsythe作品。基本2組のトリオのコンポジションがバリバリに展開されていくのだけど、ユニゾンになったり少しズレたり、組み合わせが変わったり。コンタクトに対してのリアクションや視線の交わし合いがイキイキとした踊りにつながっていたり、身体の一部を観客に差し出すようなインタラクションもあり、イメージにあるフォーサイスとは違う感じ。もっとフォーサイスって無機質というか、抽象的なイメージだったけど、これはこれで良い、個人的にも好み。踊りはフォーサイス感たっぷり、幾何学的に美しくバリバリ動く。
2作品目はMthuthuzeli Novemberの作品。儀式的な雰囲気を漂わせるユニゾンと、その対象となるようなダンサーにベクトルがある、民俗的な土着感としっかりとしたテクニックで構成された踊り。
3作品目はEmilie Lericheの作品。舞台下手奥に設置されたカーテンを靡かせた窓に対して斜めのラインで展開、進行する物語を想起させるような8人のアンサンブル・コンポジション。パズルのようにコンタクトワーク、リフトが組み合わさりながら隙間に関係性が見えてくる、結構好きな感じの作品でした。ユニゾンとかよりコンポジションの入り組んだ踊りが好きなんですよね。
教会をリノベした劇場 St.Mark's Church
この日は公演ハシゴ。時間まで街をブラブラ。
オルガン演奏をしているとのことなので、フラッと教会に入ってみました。
日本でもたまに暇つぶしに教会入ったりするんですけど、日本のより単純に空間がデカいそんなに改まらずに居られるのは良い。歩き疲れた小休止、なんなら昼寝しても多分大丈夫、たぶん。
その後はお土産屋としても有名らしいStrand Book Storeへ。
古書新書含めてかなりの量、そしてマーチ(=オリジナルグッズ)の充実したバリエーション。こりゃ楽しい。
そして夜からはSt.Mark's Churchにて観劇。教会ハシゴ。
公演はダブルビル。Jade Mannsの作品は自然的な音が鳴る中、アンサンブルによる作品。動きはポスト・モダンな感じ。
2作品目はGlenn Potter-Takataの作品。接触式マイクを使ったり巨大風船を使ったり、やりたいことを詰め込んだ、みたいな印象の作品。丸いサングラスかけたり、動きの感じが山崎広太さんオマージュというか、表面だけなぞった感じで、やりたいことを詰め込んだんだろうな、という印象。
だいぶNYに慣れてきて新鮮味が薄れると、結構冷静に物事を見れて毒も出てきたりする。毒も清濁合わせて飲み合わせていくのが、生活ですよね。