ACC NY滞在記 #22
残り3週間は、予定をきっちり決めずにギリギリまでLotteryなど挑戦して行くスタイルでいきます。
December 9th, 2024
昨日と比べても暖かい、11℃。極寒を経験するとそのぶん許容が広がることが頷ける。とはいえ、半袖で過ごせるほどになるかは、謎。
RushTicketに挑戦
やはりNYに来ているのだからミュージカルは観ておこう、しかしチケットが高い。ということでRushTicketに挑戦。RushTicketと一口に言ってもいろいろ種類があり。今回挑戦するのはBroadway Direct Lottery、応募して当選するとお得な価格でミュージカルが見れます。
朝起きて、必要事項をフォームに入力して登録完了。あとは当選した際に60分以内に料金を支払う。
昼からGibneyでクラスを2つ。2つ目のクラス終わりが15時45分、チケット当落のお知らせが15時、そこから支払いを60分以内にしないといけないので意外とギリギリ。2つ目のクラス後半にちらっとメールを確認。
はい、落選。
心置きなく、もらったフロアワークの振付に集中します。
最後のJudson Church
クラス終わり、夜まで時間を潰してJudson ChurchのMovement Researchのショウケースに。ショウケースは本日が年内最後、つまり滞在中にJudson Churchに来るのもラスト。
1作品目はテレビのバラエティショウを模したようなLisa Fagan/Lena Engelsteinの作品。2作品目はNY在住の日本人Kensaku Shinoharaさんの作品、タイトル通り観客が疲れるような音響的パフォーマンス。音の暴力性みたいなことを感じたり。3作品目はJudson ChurchでのショウケースディレクターでもあるMartita Abrilの作品、暗闇の中カートを押しながら、包丁で果物を切ったり風船を割ったりクレイジーな感じ。
篠原さんは実は以前GRINDER-MANに参加しており、活動時期的には自分とは入違いなのですが、何かの折で会った気がするので軽くごあいさつ。
いまの自分につながっているものが色々と生まれた場所Judoson Church、ちょっとした感慨深さを持ちながら、またいつか。
December 10th, 2024
朝から洗濯、ゴミ出しなど生活感あふれる行動。天気は優れないが、寒さは優しめ。
老若男女のためのダンス
洗濯終わりでGibneyへ。ここ数週間通っているDynamic Sequence。親近感のある動きも適度な難易度でやりがいがあり、良い。NY滞在開始時に比べてだいぶ振り覚えが早くなった気がする。やはり鍛錬、使う神経が伸びる。
2クラス目は先週帰りがけにスタジオの前を通った時の光景が気になった、Intermidiate/Advanced Contemporary/Simonson。クラス名からごっちゃゴチャでようわからん感じですが、Simonson Techniqueのクラス。日本では耳馴染みが薄いですが、NYでは結構メジャーなテクニックみたいです。
余談ですが、このテクニック発祥の地Dance New Amsterdamの跡地が多分Gibneyなんじゃないかな。ちなみに↑のリンク先で講師として紹介されているLaurie DeVitoが担当講師。
先週なにが気になったかというと、めちゃくちゃ受講者の平均年齢が高い点。怪我の予防を何よりもまず念頭に置き、生涯ずっと付き合う自分の体を理解し好きになっていたわって、鍛え、人生でずっとダンスを楽しく健康的に踊るというのがSimonson Technique。老若男女関係なく、楽しめるダンス。
クラス自体はルーティンの立ちのエクササイズからスタート。一見さんの自分は若干右往左往。Laurieがすぐに気がつき、他の人をコピーすれば良いから、とフォローしてくれる。気の回し方がベテランだなぁ、と感心。
その後、他のクラスと同様振付を渡されるのだけど、めちゃくちゃ丁寧に繰り返しながらの振り入れ。動き自体はゆっくりなコンテンポラリー、という感じ。速く踊れば十分にコンテンポラリーダンスな振付、逆にいえば普段やっている振付をゆっくりと解剖学的にすることもできる、ということかな。
老いも若きも関係なく、振付を習う姿勢は一緒、他のグループがやっている時も後ろで動いたり、自分の中で反芻してみたり。でもそこには年齢を重ねたからこその、派手さはないが美しさがあり、その光景を見ているだけでも満足な時間。廊下から若い女の子がガラス越しにその光景をボーッと見ている。そんな些細な積み重ねがダンスの、文化の解像度を深めているのではないかと感じたり。
一つの施設の中で本格的なダンスクラスも、ボディコンディショニング的なクラスもある。その受講者同士は直接交わらなくても、同じ施設を使っているご近所さんとして混じり合う可能性、場があることの強さ。
ダンスティーチングの闇、か?
少し時間をあけて、夜からGibneyで3クラス目。
昨日偶然クラスでワークのペアを組んだDestanyのfloorworkのクラス。が、受講者が少ない(2人)という理由で講師自らその場でキャンセル。なんともアメリカンで失笑。
NYではダンスのティーチングはダンサーの大事な収入源だと感じる。結構集客に積極的、SNSもガンガン使う。でも本当はクリエイションやダンスの出演だけでやっていきたい人もいそうで、正直教えはやりたくない上に需要がないなら、やりたくない、やる気が出ないのかもしれない。
ダンスをどのように続け、ダンスとどのように付き合っていくか。どの国でも一長一短があり、結局自分がどうしたいか、なのだ結局。
NYでグルテンフリーに挑戦
NYに来てからといもの、パンにピザにパスタ、粉物ばかり食べているということにふと気がつき、この日はグルテンフリーできるのかをやってみました。普段別にグルテンとか気にしないんですけど、さすがに粉物ばかり食べているので。
とりあえず朝は毎日ヨーグルトとバナナなので、クリア。
お昼、というか昼からの2クラス受講後なのでほぼ夕方ですが、Gibney近くにあるメキシコ料理のチェーン店Chipotleに初挑戦。SUBWAY的なオーダー重ねていくシステム、ニュアンスでサラダボウルを頼む。写真撮り忘れましたが、サラダにチキンとサルサのシンプルなもの。というか、よくわかってないのでシンプルになっちゃった。
さすがにサラダだけでは腹が満たされず、夜のクラスの直前になにかグルテンではないものを探し歩く。目に入ってくる軽食はピザ、ドーナッツ、マフィン、ホットドッグ。
ありました、バナナ。みんなの味方、バナナ。ダンサー大好き、バナナ。
一本売りしているはありがたい。
で、前述した通りクラスはキャンセルに。
夕食は決まってます、ベトナム料理です。米粉だからグルテンフリー、だよね?
少しづつNY生活の終わりの足音が聞こえははじめましたが、まだまだ楽しめるだけ楽しみます。