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ACC NY滞在記 #11

滞在期間の2ヶ月はThanksGivingやクリスマスの時期が被ってくるので、クラスやリサーチがその期間は多分できないだろうということがだんだんわかってきて、意外と序盤にググッと攻めていかないといけないことがわかってきました。
とはいえ、意外と序盤からググッと攻めて色んな情報は得られているし、フィールドワーク的に体感も得られているのであまり焦らずに。


November 13th, 2024

今日は初の3クラス、しかも全て違う場所、というアグレッシブな一日。
NYも寒さの本気を出してき始めたので、偽物なのかの真偽はもう気にせずM-51フィッシュテールパーカーを下ろす。マフラーも手袋も持ってき忘れてしまったのは正直手痛いが、コート一枚あるだけでかなりマシ。手袋とマフラーどうしようかな、日本に十分あるんですよね。

自分の源流はポスト・モダンダンスな気がする

朝イチで2週間ぶりのTrisha Brown Dance Companyのクラスへ。
前回とは講師が変わってStacy Matthew Spence
同じテクニックでもやはり身体が違うので男性、女性両方から受けられるのは面白いです。英語もクリアで聞き取りやすい。こちらのリスニング能力ももちろん関係するんですが、講師の英語のクセによってもだいぶ理解の深さが変わるのは最早ギャンブル的な要素ですね。

丁寧な床のウォームアップからオフバランス、体重のシフトによる即興、になったかと思えばシンプルな体重シフトのエクササイズに戻る。この流れが新鮮ながらいいなぁとタメになる。

改めてトリシャの振付やテクニック、講師が選ぶ言葉などを聞いていてポスト・モダンダンス的な要素が自分の源流のような気がしました。多分日本で習っていた人や一緒に作品を作った振付家がそこから多大に影響を受けているんだな、と。LABAN系の人やヨーロッパ系のイメージが強かったんですが、意外とトリシャ・ブラウンの影響強いかも。CIもかなり自分の要素として大きいですし。そこにゴリゴリのフロアワークが足されている感じ。

クラスの内容も親近感が湧く内容で、知っていることを学び直している感じが楽しかったです。日本でクラスに通っていた人たちに良い教え方をしてもらっていたのだな、と改めて感慨深い。

ある振付家の逸話

ゴリゴリのフロアから新感覚なゴリゴリのフロア

朝イチのクラス終わりでGibnryへ移動&WFMで昼食。
昨日発見した2階を是非とも使ってありがたみを享受せねば。風に吹きさらされずに昼食が取れるだけでありがたや、ありがたや。

その後、Gibneyでクラス受講。
フロアワークのAdvancedクラス。当初はAdvancedクラスなんて大丈夫だろうか?と不安も抱えていましたが、振り覚えの遅さを除けば全然Advancedでも問題なさそう。

が、その自信も夕方からのクラスで打ち砕かれる。フロアを2クラス受けているIssacからおすすめされたので、彼も所属するKizunaDanceの芸術監督Cameron McKinneyのクラス。HOUSEとカポエイラを混ぜたステップ、からのフロアワーク、というめちゃくちゃ混ざってる。
HOUSEに関しては普段全然使わない神経すぎて全く歯が立たず。カポエイラは以前道場に通ってた時期もあるのでなんとかついていけるけど、HOUSEのステップ感が掴めず。HOUSEのステップの体重移動は実はコンテンポラリーの体重移動と親和性あるらしいんですけど、通ってこなかった道。これはせっかくHOUSEの本場NYにいるんだから継続的に受けて少しでも身に染みさせたいです。

Peridance Center

Cameron McKinneyのクラスを受けたのが、初めましてのスタジオPeridance Center事前に調べていた感じだとHipHopやJazz系、もしくはバレエの印象が強かったので、あまり食指が伸びてなかったのですが、こちらに着いて色々情報を集めるうちに行った方が良さそうだな、と本日初訪問。

看板も「バーン!」て感じのダンス感
…いやGibneyも大概か笑

Gibneyに比べるとこじんまりとしていますが、歴史あるスタジオって感じ。キッズクラスから大人のクラスまで幅広くあるのが面白い。スタジオの中でクラス終わりの子どもとこれからクラスを受けるおじいさんがすれ違う瞬間とかがあるんだな、て想像するだけでもなんかいいなぁと思います。

太古からの踊りの歴史が年表で掲示してある

帰りに昨日の散歩で見つけたベトナム料理屋さんへ。
地元ではハラルフードやカリビアンな食事が続きがちなので、久々にアジアな味付けにちょっと感動。和食が恋しくなる、ていうのはまだ無いし2ヶ月の滞在なら和食なしでもイケそうな気がしているけど、ちゃんとアジアなものを食べるとやはりちょっと落ち着く感じ。フォーの温かさが内臓に沁みます。

ちゃんとフォー

急な寒さも相まって、なんともホクホクする食事でした。
お店も紹介してしまおう。

November 14th, 2024

久々に筋肉痛。フロアワークもCounterTechniqueも基本力まずに動けるし慣れている系統の動きなので筋肉痛になるのは珍しいのですが、さすがにHOUSEなど慣れない動きが入ってくると妙な力みがあるのか筋肉痛。

教える人も学び続ける

昼からGibneyにてCounterTechniqueのクラス。
昨日フロアワークのクラスを担当していた講師がフツーに受講している。もちろん現役のダンサーなのだろうけど。終わりがけのお知らせコーナーで他にもCounterTechniqueを教えている講師が受けていたことが判明。教える立場になっても学ぶ向上心は大事、改めて見習いたいものです。

クラスは1本だけだったので、WFMでお昼して帰る。結構見かけるのだがNYで黒人が白人の子供を連れている場合はベビーシッター、なのだろう。日本ではベビーシッターだとしても気がつきにくいというか、その光景が様々な人種がいるということを浮き彫りにするし、就く職業が人種に依っていることも感じさせる。

帰宅して洗濯に。

電子申請バンザイ

洗濯を終えて、夕方からは来年度に向けた助成金申請書類をちまちまと。
せっかくNYにいるのに何やってんだ、て感じもしますが近年電子申請が可能になったので海外にいながらも申請ができるのはありがたいです。
ただし時差にだけは気をつけないと、なので締切をきちんと確かめる。パソコンは日本時間のまま、スマホは現地時間に変えているのですが、日本時間で重要な用事はパソコンでGoogleカレンダーに入力するという工夫をしています。そうするとスマホ上は現地時間で反映されるので便利。

いつも申請申し込みがギリギリになってしまうのをなんとかしたい

無事に申請終了、これでNY中に頑張らなきゃいけない作業はない、はず。

Cowabungaはサーファーのスラングらしい

夕食は書類作成作業の合間に常連になりつつあるハラルピザのテイクアウト。

日本じゃ半年に一度食べるか否かぐらいなのに週1-2くらいのペース
しかもピザと揚げ物の組み合わせなんて日本ではやらない

NYでピザ、と言えばミュータント・タートルズ
幼少期にちょうどアニメの放送がやっていたり映画が公開されたりと、結構ハマっていたように思います。フィギュアとか持ってた気がするな。
ちなみにNYの街中では結構大きめのスプリンター先生にちょくちょくお会いします。

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