
ACC NY滞在記 #20
ついに20本目。だいぶルーティンな生活になってきて1本の投稿に数日盛り込む感じになってきていますが、また新鮮さを求めて残り3週間強。引き続き、温かく見守って下さい。
December 3rd, 2024
Thanks giving明けの火曜日はGiveing Tuseday、なんでもありますね。
Black Fridayにしても市民の声が大きくなっていく感じがアメリカらしい。
今日は朝から洗濯し、昼からGibneyへ。
先週に引き続きDynamic Sequencingのクラス。講師Adamのまろやかな進行で意外と難し目の振付もまろやかに。
そのあとは$12のお試しクラスを受ける。先月のDUMBOでのCI Jamで知り合ったダンサーが講師。ブレイキン由来のフロアワークで新鮮。
身体が一気にお疲れモードに。
海外で日本を再発見する、という当たり前の話
DUMBOに移動し、2週に1度の激アツCI Jamまでお店を見たりカフェで時間潰したり。DUMBOは相変わらずオシャレ。日本人の方がやっているっぽい雑貨古着屋で買い物をしたり。
だいぶ身体がお疲れモードだから寝ちゃいそうだな、と思いながらもJAMへ。
今日のミュージシャンはシタールとエレキベースで今回もとってもスペーシー。DUMBOのCI JAMは静かな交感がある。そこには人種も肌の色もプロアマも関係なく、身体を通したコミュニケーションが交わされ続ける美しい景色。
踊りの本質はこうゆうことだ。だから障害の有無も人種も関係なくコミュニケーションが取れるのでしょう。お疲れモードの身体も疲れが抜けるような良い時間。
緩やかにみんなで終わりを見つけて、そのままミカンが配られ、みんなで食べる。とくになにか感想もなく、みんなでミカンを食べる、だけなのになにか満たされた空気が流れる。非言語コミュニケーション。素晴らしさと同時に、伝わる伝わってしまう恐ろしさもあると常々思います。
帰り際に主催の2人に挨拶。
中華系の彼女が「おやすみなさい」と声をかけてくれた。
え、なにその美しい日本語。美しさと艶があって、スゴい。
December 4th, 2024
朝からTrisha Brown Dance Companyのクラスを受けにSOHOへ。
今日から担当ダンサーが変わり、Jamie Scottが担当に。同じTrisha Brownのテクニックでも担当が変わるとエクササイズも変わり、色々な方向、視点でテクニックを伝えてくれるのが面白い。
その後はGibneyまで徒歩移動し、Dual Rivetのフロアワーククラス。今日もゴリゴリ床を這い、夕方からはPeri Danceに移動し休講のNagare Techniqueの代講を先週受けたMarijaがやるとのことで受けに。
Marijaのクラス、受講生はなんとNY滞在史上最小の自分を含めて3人。広いスタジを3人で行ったり来たりの床地獄でした。MarijaのクラスはNYのダンサーが苦笑いするくらいの責め責めの内容だからみんな敬遠しがちなのでは、と邪推してしまう。本人がめちゃ動けるから内容の難易度が本人の意図以上に高いです。
ついに雪
無難にいつものベトナム料理屋で夕食を済ませ、日用品を買い込んで帰宅。
地元の駅に止まるはずの電車が急にダイヤを変更して急行になり、余分に歩く帰路に。雨粒の主張が激しいと思ったら、雪でした。


ついに雪のシーズン到来、寒さに負けないように。
December 5th, 2024
ゆったりとした午前中。昨日手洗いした稽古着もすっかり乾いている。あまり気にならなかったけど、かなり乾燥しているようです。
だんだん英語耳になってきた、のか?
昼からGIbneyでクラスを受ける。MaggieのCounter Technique。Maggie自体の英語が聞き取りやすいというのもあるのでしょうけど、だいぶ英語で内容が追えるようになってきました。ダンスクラスは基本目で追えるので、そこまで言葉に頼らなくてもイケてしまうのが英語習得という部分では難点。
美術館に行く、Culuture Passで
木曜は昼過ぎにはクラスが終わるので午後からは美術館へ。
American Museum of Natural history、美術館というか博物館ですね。アメリカ自然史博物館。ついに作った図書カード特典のCulture Passを初使用。予約もニュアンスで取ってしまったのでキチンとわかってないまま、ど素人感隠さずに受付へ。

受付のスタッフがどうやら新人研修中らしく、隣のメンターっぽい人がすごい順を踏みながらCulture Passのチケット発行段取りをレクチャーしながらなのでこちらも謎の緊張感。ちょっとライフハック的な取得をしているので…
無事チケットをゲットし、中へ。
学校の社会科見学的な行事で利用されることが多いのか、子どもたちもたくさん。宇宙の成り立ちから生物多様性まで、詳細で膨大な量の展示。見所がありすぎて、回りきれないことに気がつくも、後の祭り。
ワンフロアしか見れませんでした、むしろ見どころの一つ巨大クジラすらも見逃すという。それでも満足感のある展示内容でした。


折紙、流行っているみたいです
大学生の舞台を観る NYで
夜から先日会ったACC almuniのMolissaが大学生たちに振付をするというので、その作品を観に行く。場所はUpper East Side、行ったことない場所。
どうやら高級住宅街らしく、あまり見慣れない街の雰囲気。GibneyがあるLower Manhattanとは違う雰囲気、コンシェルジュ付きのマンションがあったりデリとか気軽に無い感じ。

Marymount Manhattan大学。総合大学でも舞台芸術の学部があるのは、こっちでは一般的なのかな。大学の立派な劇場。

4作品のショウケース形式。
2作品目がMolissaの振付作品。非常にキレイな線が出る振付をいくつかのチームでユニゾンしながらフォーメーションを変え続けていくという、シンプルながら複雑。とても幾何学的な振付なのに自然界のスケールのデカさを感じる作品。
他にもピアノ生演奏の作品があったり、抽象に振り切った作品、非常に私的な作品テーマから社会的なものを感じさせるような作品まで様々。どれも20分前後の作品なのですが、その長さだからこそダンスの良さがしっかり詰まっているように感じました。
概して、フルレングスのダンス作品て難しい、作るにしても観るにしても。20分以上の作品になってくると観ていて意味を求めがちになるんだと思います、完全に主観ではありますが。
寒さに耐えながら、帰路へ。NYの街中はいつでも強風。それが寒さを加速させます。そろそろ最終手段・インナーダウンの出番かもしれません。