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ACC NY滞在記 #23

今週に入ってから夜遊びというか、夜遅くまで出掛けていることが増えたというか、増やしたので更新がのんびりペース。のんびり見守ってください。


December 11th, 2024

雨。こんだけ寒いのに雪にはなかなかならない。果たしてNY滞在中に雪降るでしょうか。ちらっと雪が舞ったこともありましたが、なかなか積もる感じにはなりません。

Fandamentalは本当にFandamental

今日は朝からGibneyでBartenieff Fudnamentalsのクラス。
全然耳馴染みのないクラスですが、実は事前に調べたけどスケジュール的にというかオンラインなら別に今じゃないな、断念していたLABAN系のテクニックでした。

内容としては丁寧に身体を見ていきながら、最終的には少し振りっぽいものをやる。どういう仕組みで身体が動いているかに重きを置きながらなので、いつもとは違う感覚。先日のSimonson Techniqueでも感じたことですが、同じような動きでも単純にゆっくりと身体のつながりをより意識しながらやることで見えてくるものがある。

日本にエアメール送ってみる

wi-fiがあればメールもSNSも余裕で出来て、しかも今回はeSIM使っているので時差を考慮すれば日本と普通に連絡取れるのですが、せっかくならエアメールを同居している母に送ってみることに。この年齢になってそんなことするのも小っ恥ずかしい感じがしなくもないですが、旅の恥はかき捨て、なのでやっちゃいます。

NYでも郵便局は早く閉まるので、クラスとクラスの合間に行く。
一応前日に郵便局の場所は確認しており、いざ郵便局のあるビルに突撃。なぜか入り口で厳重な荷物チェックをされる、X線照射と金属探知機ゲートを通らされる。なんでこんなに厳重なんだ?ただ郵便局に行きたいだけなのに。

ビルの1階をウロウロ。フロアマップもないし、案内表示もないし不親切な作り。
10分ほどウロウロしてようやくpost officeの表示を発見。別の入り口近く、厳重なゲートの外側に。これ荷物検査受けなくても行けたパターンじゃないか。教えてくれも良いのに、警備員。荷物にインスタントカメラが入っていたことに後々気がつき、フィルムがやられていないか気が気じゃない。

郵便局でのやりとりはちょっと意思疎通がうまくいかないところもありつつも、無事投函。日本でもそうなんですが、重量測って切手貼って郵送するのが不得意なのでいつも窓口で出しちゃいます。$2.98。ポストカードを数枚同封したので厚みが出て少し料金が加算されましたが、基本的にはGlobal Forever Stampというので$1.65で送れるようです。↓を参考に送りました。

ちなみに後で知ったのですが、移民裁判所だったみたいです、このビル。どうりで警備が厳重なわけだ。

Harlem初上陸

その後、いつも受けているDual Rivetのfloorwork のAdvanceクラス。クラス前にラウンジでクラス用の振りを作っていて、普通に床振りをラウンジでやっていたJessicaが今週の担当。それだけGibenyのラウンジが広いってことなんだけども。

ゴリゴリに床で動いて良い汗をかき、Gibneyを後に。初のHarlem方面へ一気に登っていきます、メトロで。グラフィティで有名な191番街駅まで。

191st Subway Station
駅までの長いトンネルにグラフィティ

正直Lower Manhattanで散々グラフィティを見ているのでそれほど感動しない、残念ながら。ゴミも散乱していて、映えもしないです。
この辺りはLower Manhattanに比べるとお店も少なく、暗く、住宅街という感じ。遠くで銃声のようなものが聞こえたけど、多分銃声ではないでしょう。

Soulの殿堂 Apollo Theater

舞台芸術、performing artsのみならずNYの文化をいろいろ摂取しようと先週末ぐらいから考えており、ちょうどよくAmature NightのQuarter-Finalが開催されるのでApollo Theaterへ見に行くことに。

Apollo Theater周辺はほとんどカフェが無い。あってもテイクアウトのみのところが多く、なんとか近場のスタバに席を確保し、時間を潰す。本当に同じManhattanの中でも街によって雰囲気が全然違う。黒人文化へのリスペクト、レペゼン感を街の至る所から感じられる。

スタバに飾られていたアート、サッチモがモチーフっぽい
写真撮ろうとしたら店員が机に上げた椅子をわざわざどけてくれた、優しい。
伝説の場所 今年90周年だそうです
Oのネオンが消えていて残念

Charlie Parkerも、サッチモも、MJも。多くのレジェンドたちが舞台に立ったApollo。そして伝統ある登竜門、Amature Night。開場中からDJが客席を温めます。

お客さんもノリが良い

前座としてMC役のソウルフルなライブ。アガる、とてもアガる。
改めてソウルとか黒人音楽好きなんだと感じさせられます。

10代の部門、一般部門と分かれてパフォーマンスが披露され、それぞれの部門の優勝者が観客投票で選ばれます。それもスイッチとかわかりやすいカウントじゃなくて投票の時にどれだけラウドな歓声が沸くか、という意外とどんぶりな感じ。

歓声の大きさで上昇するメーター
MCの「Reset!」の大きい掛け声にも反応したり

多くは歌でしたが、ダンスやサックス奏者なども参加しており幅広く。多分America's Got TalentやSNSの隆盛で以前ほどの影響力は無くなってきているのだろうけど、それでも伝統ある場を体験できたのは良かったです。

December 12th, 2024

昼からのクラスだとだいぶ朝のんびりな気がするが、少し疲れが溜まっているらしい。朝は起きれても昼間に睡魔に襲われるんですよね。
思えばこんなにダラダラしない2ヶ月なんて無い。たとえリハが続いていたとしてもオフ日はダラダラするし、なんならリハ日も時間までダラダラしている。

いつものように地元の駅へ。改札を抜けるあたりで電車が到着する音が。急いでプラトフォームに下り、発車しそうな電車に向かって走り寄ると発車を待ってくれている。優しい。日本の正確なダイヤも良いけど、このフレキシブルな緩さも良い。それで遅延してもイライラしないのも良い。

ダンサーに必要な解剖学

Gibneyにて1クラス目CounterTechniqueを受ける。講師のMaggieが来週はお休みなので、Maggieのクラスは本日で最後。聞き取りやすい英語と丁寧なティーチングでありがたかったです。

そのあとは続けてGibneyにてなんだか気になる名前のクラスTopf Technique/Dynamic Anatomyを受ける。講師はJaime Ortega、良い感じのおじさん。めちゃくちゃ研究者とか学者っぽい雰囲気。
カバンから使い込まれたノートと骨格模型を出してくる。良いね、ヤバい感じで良いよ。模型も片足片腕外れちゃっているし。

そして、まさかの1時間近くの座学。
骨格と、それに付随する筋肉の話。めちゃくちゃ面白い。英語だけど骨格模型を用いて説明してくれるからよくわかる。その後、1時間ボディワーク的に身体を動かす。

全てのダンサーが解剖学に通じる必要はないですが、ある程度の解剖学の知識があることで身体の認識、解像度は上がると思っていて、それに適した良いクラス。肩甲骨がどこと繋がっているか、とか調べればわかることではあるのですが、座学と実演も交えてくれることでとても腑に落ちる時間でした。

ACC Farewell Party

夜は現在同じくNYに滞在しているACC Newyork FellowshipのメンバーのFarewell Partyに招待いただいたので、参加。ホストはACC理事長のJosie。
立食スタイルのパーティー、滞在の感想を伝え合ったり、いろいろ雑談をしたり。お酒の力も手伝って結構会話が進む。リスニングに関してはだいぶ慣れてきた気がする、なかなか英語への言い回し変換がすぐに出来ないのが会話の速度的にネック。ACCの方々はみんなフレンドリーでありがたい。

フォーチュンクッキー?からのお告げ

夜の巷を徘徊する NYで

2時間の予定のパーティーは結果3時間半ほどに盛り上がり解散。それなりにお酒が入って身体もポカポカなので、夜の街をフラフラ散歩。

ロックフェラーの謎像
ロックフェラーの有名なツリー
BtFミュージカルの劇場前にデロリアン

NYでもクリスマスシーズンにはマライア・キャリーとワム!がヘビロテされるのですね。すっかり街はクリスマス一色です。

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