ACC NY滞在記 #17
早いもので2ヶ月の滞在も前半が終わり、折り返し。
なかなか密度の高い前半でしたが、後半も息切れしない程度に頑張ります。
November 25th
朝から洗濯をし、街へ。
街はThanksGivingの雰囲気が徐々に高まってきている感じで、なかなかの人出。
クリスマス商戦も始まり出したみたいで、クリスマスっぽいものを売っている屋台が増えてきました。ツリーの木も売ってたり。ThanksGivingからのBlackFriday、さらにクリスマスと財布の紐を緩めようとする誘惑で溢れるNY。
街を歩いていたら、なんと冠ちゃんがテレビの取材に捕まりました。さすがのトルネード力、引き寄せパワー。
Potlucks
お昼にACC NY本部にお呼ばれしてpotlucksと耳慣れないものに。調べてみると「pot(鍋)」と「luck(運)」を組み合わせた言葉で、もともとは「その場にあるものを持ち寄る」という意味らしく、参加者それぞれが料理や飲み物を持ち寄って楽しむパーティースタイルとのこと。
到着すると、なにやらプレゼン中。午前中からACCニューヨークフェローシップの方々が活動報告会をしていた模様。我々が支援してもらっている個人フェローシップとは別で、6ヶ月にわたる滞在のため中間発表的なものもあるみたいです。
その後、potlucksスタート。
ランチ会だったみたいです。昼から飲むんじゃない?というノリで獺祭を街のリカーショップでゲットして持ち寄ったけど、ちょっと違う空気でした…笑
ランチをしながらお互いの活動を紹介したり、フェローが監督した作品の試写会をしたり。中国から来ているアーティストたちは英語もペラペラで、しっかり海外に向けての意識が向いているんだと感じさせられました。改めて高い意識を持っている人たちとともに選出されているんだな、と気を引き締められる思いもあります。
友野くんお疲れさま会
昼過ぎにACC NY本部を後にし、ニューヨーク公立図書館の本丸みたいなところがあったので立ち寄ってこの記事を書いたり、カフェに入ったり、周辺をプラプラと彷徨いながら時間潰し。
夜は明日3ヶ月の文化庁在外研修の滞在を終え、東京へ帰るというNY滞在先輩の翔太のお疲れさま会を。1人ではなかなか外食する機会もないので、3人揃ってChelsea Marketのアジアン料理屋へ。
海外独り外食の難しさに共感したので閑話休題で↓貼っておきますね。
3ヶ月の研修の感想を聞いたり、今後のことやアツい演技論を交わしあったり。話は盛り上がってなかなか尽きない良い時間でしたが、また日本での再会を願って。
November 26th
朝は雨音が聞こえるくらいの雨。海外、とくにヨーロッパやアメリカに来ると傘さしたらダサい、みたいなイメージが勝手にあるのでさしたくないなぁと思っていたら、出かける頃にはやみました。
ハシゴできちゃった
今日は昼からGibneyで初めましてのクラス。
クラス名はDynamic Sequencing!すごい名前だ…笑 クラスの説明を見て面白そうだと思い、受けてみます。滞在も半分を過ぎ、クラスもルーティーンが固まりつつあるのですが、せっかくNY来てるのだから興味が湧いたものは受けてみよう、ということで。まぁそれでCunningham Techniqueのクラスを受けてだいぶやられたんですが笑
いきなり床のウォームアップフレーズから始まるので、おっと、これは…と嫌な予感がしつつも、丁寧に振りを繰り返してくれるので良心的。
動き自体も個人的に親近感あるし、英語も聞き取りやすくありがたい。自主練の際にマンネリ化してしまったウォームアップの改善を考えていたので、ちょっと継続して通ってウォームアップのシーケンスいただいていこうかしら。
Gibneyでのクラスを終え、次はPeriDanceでクラス。クラス間のインターバルは45分!一応調べて間に合うことはわかっていたのですが、軽く昼食をとっても間に合うレベルでハシゴできちゃいました。
女性ダンサーによる床地獄
PeriDanceのクラスは前回代行クラスを受けたMarija Obradovic。Inter Contemporary Floorworkというクラスで、ずっと床振りでした。フロアワークは馴染みの強い動きですが、考えてみるとずっと床で動きつづけるのは意外とやらないな、と改めて新鮮でした。女性の柔らかさに基づく振付だったりするので多少キツいのですが、そのキツさがそれはそれで良い刺激。
その後、またGIbneyで先週はドタキャン、先々週は事前キャンセルになってしまって受けれていないDestany Churchwellのフロアワーククラス。そもそもクラスの説明の冒頭に書いてあった"The dance of the beast”というフレーズに惹かれて受けようと思ったわけですが、久々にハードでした。すぐ筋肉痛くるヤツ。
森川のヒロさんにビシバシに鍛えられたフロアのクラスを思い出しました。
大体のクラスでは後半にビックフレーズというそれなりの尺感の振付をやるんですけど、そのレベルのフレーズを徐々に積み上げて左右両方やるというストイックさがキツいけど良い。やはり右主体の動きに慣れてて左側は育てがいがあるなぁ。
フロアワークって結構男性のイメージ強かったんですけど、NYでは女性のティーチャーが多く、また違った身体の捌き方を得られて楽しいです。
カフェかと思ったら
隙間時間に寄ったカフェ、カフェかと思ったらどうやら劇場のホワイエも兼ねているみたいでした。普段は普通にカフェ営業、公演がある時は劇場のホワイエになる。こういったハード面の設えも舞台へのアクセスしやすさを生むんだろうな、と感じました。
こんなに既に筋肉痛なのに明日のクラス大丈夫でしょうか…この歳でずいぶん頑張ってるな、て自分で言うのもなんですが、思います。
筋肉痛は成長のサインですしね、喜ばしいことです、はい。