腸内細菌を追いやる社会は、病気であふれてしまうのか?

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腸科学
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現代人の生活習慣のせいで
腸内細菌の健康と安全が脅かされている

食料品店の菓子類の棚にあるのは
腸内細菌にとっては「食べ物のような物質」だ

一年に何度かは
毒である抗生物質を処方されてしまう

洗剤で家中を殺菌されてしまうし、
店や図書館や子どもの通学用バックには
消毒剤が備えつけられている

こうした習慣が何をもたらすのかはわかっていない
近い将来、ヒトは祖先の半分ほどの
腸内細菌しかもたなくなるのだろうか?

肥満、糖尿病、自己免疫疾患など
欧米の生活習慣が健康に及ぼす影響は
すでに出始めている

多様な腸内フローラをもつ伝統的な社会では
こうした病気は見られない

世界中の人々が腸内細菌を
破滅させる生活を送るようになれば

こうした病気がありふれたものとなったり
若年で発症したりするようになるのだろうか?

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