フランク・ロイド・ライト展② 帝国ホテル
フランク・ロイド・ライトの日本における作品の中で、最も有名な建築の一つである帝国ホテルは本展覧会でも力を入れられ、迫力ある3Dプリントレプリカが展示されていました。
帝国ホテルの建築の歴史をAIに説明してもらうと、
- 帝国ホテルの建物は、東京の内幸町に位置している。
- 初代の帝国ホテルは、1890年に建設され、日本初の本格的な洋式ホテルとして開業した。
- 初代ホテルは、アメリカ人建築家ジョサイア・コンドルが設計し、当時の最新技術を取り入れている。
- 初代ホテルは、1923年の関東大震災で被災し、再建された後、現在の建物が完成した。
- 現在の帝国ホテルは、1951年に開業し、その後も増築や改築が行われながら、現在に至っている。
設計者や年代が違いましたが、骨子はこんな感じです。東京大空襲でも4割ほどを焼失したそうです。設計もライトの弟子など多くの方が関わり決して一人で計画されたものではないですが、マヤ調の意匠や内装の工夫があり独特の建築となっています。
私は、帝国ホテルに入ったことが無かったので、展覧会後、帝国ホテルが今、一体どうなってるのか知りたくなりホテル内を散策してみることにしました。
敷居が高いかと思いきや、広い1階ロビーで待ち合わせされてる方もいたり、多くの店を構えているなど意外に誰でもウエルカムな場所でした。
ホテル単独の機能でなく、以下の用途を併せ持つ複合施設でありました。
1 ホール、イベント機能
企業の新年会、セミナーに始まり、落語、オペラなどのイベント施設
2 商店街機能
土産物、宝石、アクセサリー、アパレルなど想像の10倍以上のお店がありここが一番驚きました。1923年から開業しておりレトロなお店が多いです。訪問時は当時の面影を残す写真展も開催されていました。
3 レストラン、ウエディング機能
コーヒーが2000円以上してました。
4 サービスアパートメント機能
コロナ禍での期間限定だったようですが、長期の滞在客を増やす施策として実施され話題となっていました。
最近は、宿泊機能以外の機能を極力削ぎ落としたホテルが主流ですが、こういったここで一日過ごせる町のようなホテルが、以前は盛況だったのではと想像できました。
帝国ホテル自体は、2024年から10年以上かけて建て替えが予定されているため、今のレトロな感じの建物を建て替え前にみれたのは貴重な経験でした。
建て替え後は、オフィスや賃貸住宅も含む複合施設とし、当時の雰囲気を継承しつつモダンな建築となるようです。
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