今日見た夢
今朝見た夢のことを思い出して書いている今はもう夕方、というか18時にちょうどなったからもう夜になる、時間が経ってしまったからほとんど覚えていない。
覚えていない、というと違う。思い出せない、だ。そこに映像みたいなのが見える、断片。そこがどこかは指せないけれど、パッ パッ と本当に一瞬だけ、夢の光景が、でもそれは現実の、いま目が見て耳が聞いて肌が感じてる物事や、勝手に湧いてくるこの言葉や別の記憶にすぐ遮られる。
ただはっきりと思い出せるのは、僕が子供を産んだことだ。優子さんが産んだ子を僕が抱き上げたのかもしれないが、一瞬だけ見える景色、サッと僕に(僕がじゃない)触れるそれ、が伝えるのは、僕が子供を産んだ。
その子は、片手の掌に収まるくらいに小さい、でもその子だけで起立している。僕の掌の上に立っている。が足はない。おくるみに包まれているような姿形です。
薄緑色。どこかピンクっぽい、目にピンクは映ってない、ぽいのだ。
大きな眼は黒く太い睫毛に縁取られて、目を瞑っている。口元は笑っているようにも一文字に結んでいるようにも見える。それはなんというか、動物というより
芽だった。
ギンリョウソウ、という花なのかキノコなのかよくわからない姿形の植物?がいる。白く透明で茎と葉と花の境がないような、キノコではなくてナントカ植物という分類だったような、小さくて綺麗な不思議な生き物がいる、
ギンリョウソウみたいな、はっきり草花っぽくない、かといって動物でもない、キノコのような植物の(キノコは植物じゃないからこの例えはおかしいと言えばおかしいが、この間違い込みでまさにそう、に見える)何かの芽。
我が子をそんなものとして産んだ夢を見た、その何に反応しているのかわからないが、目が覚めて、しばらく経って思い出した今も、嬉しい。というかなんだか誇らしい。
いい夢を見たなぁ。