「古い」ではなく「知らない」
渾身のボケのつもりで、わざとちょっと古めのコトを言って、「古い!」と突っ込んでもらうつもりだったのに、キョトンとされたり、何もなかったこととして流されたりすることがあります。
つまらなかったかなとか、面倒臭いヤツだと思われてるかなとか思いながらも、やっぱりちょっと気になって、さっきのボケは何がマズかったのかをさり気なく聞き出そうとすると、さらにキョトンとされたり、怪訝な顔をされたりします。
これはどういうことだろうと、簡単に想定していたやりとりを説明すると、驚きを以て「そもそもそんなコト、知らないです」と言われたりします。
自分より上の世代の方々もこれを経験してきたのかと思うと、もうそれだけで、生意気だった自分を素直に反省し、年長者を敬う気持ちが自然と湧いてくるというものです。
歳をとるって、こういうことなんですね。
まつりぺきん 雑文 随筆
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