年暮れ
お久しぶりです、mtrikaです。
2023年も暮れていくようです。
去年から応援してくださった方、今年出会ってくださった方、いろいろな方に支えられて曲を出しています。
聴いてくれる人がひとりもいなくても曲を作り続ける自信はあるのですが、こうして曲を公開し続けられているのはみなさんの曲への感想コメントや応援の言葉があってのことだとつくづく思います。ありがとうございます。
珍しく中の人の話をすると、この4月から生活が大きく変わりました。誰も知らない土地に行き、1人で生活をはじめ、慣れないことも多かったです。そんななかで、前より自由にmtrikaという活動に向き合えたと思います。
5月に公開した「五番目の季節」という曲は、mtrikaの思想を凝縮したような曲でした。対になる「書斎の幸福論」、初のボカデュオ曲の「花束、カンタービレ」と合わせて、4月以降に書いた曲は自分でいうのも変な話ですがとてもmtrikaらしくて濃い作品だと思います。
そして、9月頃にまだ未発表の曲を書き上げて、ついにmtrikaとして表現したかったストーリーを描ききってしまいました。
中の人は自分とmtrikaとを少し切り離して考えています。mtrikaというのは自分の心の一部で、作家の名前であり人格です。中の人が作る曲や考え方のうちのほんの数%がmtrikaに該当するもので、逆にmtrikaの思想や音楽の全てが中の人のものかと言われると、一部そうではない部分もあると思います。
去年の10月に「白」という曲を初投稿したとき、mtrikaという人格とそこで描くストーリーはすでに構想していました。それを描ききってしまったmtrikaにこれ以上中の人の創作欲を背負わせていいのだろうか、と少し考えました。
結論からすると、もうしばらくmtrikaという作家人格に付き合ってもらうことにしました。俗に言う(?)mtrika2期です。1期が「白」というアルバムの括りになりますが、2期は「花の章」という括りでやります(初出し情報ですよ)。
端的に言えば1期は「美しいものを描きたかった人間の話」ですが、2期は「美しいものが描いた人間の話」です。2期の1曲目として、無色透明祭に「十五夜」という曲を出しました。年明けにはMVも出ます。ここだけの話、2期の曲のうち3曲はすでにほぼ音源として仕上がっています。めちゃめちゃmtrikaらしい曲だと思います。新しいmtrikaです。楽しみにしていただければ幸いです。
さらにそのなかで、2/22〜開催のボカコレというボカロ曲が1日に超大量に投稿されるイベントのなかで、中の人にとって/mtrikaにとってとても大切な曲を投稿しようと思っています。中の人の心のなかにmtrikaが生まれたときの曲です。4年くらい前に作ろうと思って作りきれずに放置していたものを、ようやく完成させることができました。1期の終わりとともに改めて心の中のmtrikaという存在に向き合ったことで、完成できた曲だと思います。よくボカコレは埋もれるなどと言いますが、季節としてもこの時期に公開したくて、あえてボカコレにぶつけることにしました。普段あまり言いませんが埋もれると多少は悲しい気持ちになると思うので、ぜひ日頃以上にたくさん応援していただけると本当にありがたいです。
さて、そんな調子のいいお願いをしている一方で、なかなか続報が出せず焦ったく思っているのが1stアルバムです。
全曲の収録は完了したものの、物体の用意やサブスクの申請、流通経路の手配など初心者には難しいことばかりで手間取ってしまっています。アルバム準備と2期構想に時間を使ったため、今年の後半はなかなか新曲も出せずに過ぎてしまいました。すべての用意が整ったとき、1期最後の1曲とともに公開しますので、どうか楽しみに待っていてくださると嬉しい限りです。
長くなってしまいましたが、2023年もたくさんの出会いや嬉しい感想の数々に恵まれました。
来年もどうかよろしくお願いします。では、よいお年を。
mtrika
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