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#747【大阪】生まれ変わり始めた箕面船場に行ってきた

こんにちは、旅するフォトマガジンMとWのキートン福永です。
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いよいよ、2024年も残すところあと2日ですね!
今年を振り返ってみると、私の住む大阪の街が大きく様変わりした一年でした。

◾️今年は梅田エリアが様変わりした

一番は、文句なしにグラングリーン大阪の先行開業、ですよね。
こちらは記事にしたので、ぜひご覧ください。

さらに、上の記事にも登場するKITTE大阪の入るJPタワー大阪、大阪駅の新西改札口にできたイノゲート大阪、と2024年は梅田エリアの再開発の節目になりました。

◾️次は、なにわ筋線とリニア開通に向けた淡路・十三エリア再開発

都市計画というのは、10〜20年くらいのスパンで動いていくので、今後の話も結構進んでます。
少し気が早いですが、2031年春に開通を目指している(仮称)なにわ筋線ができれば、北梅田から中之島・西本町を通り、難波そして新今宮までの新たなルートができます。これは関西空港経由で海外ルートを広げるためのもの。
https://www.westjr.co.jp/railroad/project/project16/

さらには、2040年ごろを見込むリニア開通に合わせて、淡路と十三エリアの開発計画が進んでいる。こちらは日本各地を結ぶ新たな基軸を新大阪周辺に作るためのもの。

来年は万博もありますし、まだまだこれからも大阪の街は変貌しつづけそうです。

◾️本題:箕面市民の悲願、北大阪急行が伸びた!

さて、ここから本題。全国的にはそれほどニュースになってはいないと思うのですが、今年の3月に大阪のキタとミナミを結ぶ大動脈である地下鉄御堂筋線、その北側に伸びる北大阪急行電鉄(以下、北急)が新たに2駅延伸されました、パチパチ!!

北大阪急行電鉄HPより引用
青が既存線、赤が新線、黄色が箕面市

新大阪より北に用事がある人は少ないかもしれませんが、北部ベッドタウンとして人気の千里エリア(吹田・豊中・箕面ほか)につながるこの線は1970年の大阪万博を契機に新大阪より北に延伸され、それからおよそ50年振りに箕面市まで線を延ばすことになりました。
箕面市は大阪でも有数の高級住宅地、だけど公共交通機関は阪急しか走っておらず、大阪中心部までのアクセスが悪く、車がないと生活できない、ある意味不便な地域だった。つまり、北急の延伸は箕面市民の長年の悲願だったんです。

◾️箕面船場という街

北急の延伸はいろいろな思惑があったと思うのですが、個人的には箕面船場という地域をどうするのか、が乗り越えるべき課題だったと思っています。

このことについて書くと長くなりそうなので、実際に新駅とその周辺を訪れた時に撮った写真とキャプションをご覧いただきながら進めたいと思います。

繊維卸問である船場商人が、この地に移転し街を作った、でもバブル崩壊とともに衰退した/栄枯盛衰
洗練されたホーム、壁面は繊維の反物がモチーフ!?/伝統と革新
元々この辺りは千里丘陵なので、駅は地下深くにある/地理と歴史
駅周辺が再開発され、新たにヒトを呼び込める施設が至る所に/様々な駆け引き
上がってすぐのところに文化芸能劇場が出来た/本音と建前
図書館や生涯学習センターなど文化施設もある/本音と建前2
新たに居住者を呼び込むために、タワーマンションも次々に建設中/人が住んでこそ街になる
大阪大学箕面キャンパス/3階の食堂レインボーは一般の人も利用できるらしい
元々は繊維問屋の街、大阪人なら誰しも知っている卸の会社が連なっている/寂れ感は否めない
WEGOが古着卸倉庫をやっている/面白い取り組み
個人でも買えるが、古着屋を営んでそうな人が多く目につく/とにかく安い
神戸のマザームーンカフェが出店してた/大学時代本店に何度か行ったことあり懐かしい
大人のお子様ランチ/犬を連れた北摂マダムがたくさん来ていた
箕面船場は倉庫ビルだらけ、コーヒーを飲みにカフェに向かったビルがこちら/北摂焙煎所
荷物用エレベーターで3Fに上がるとカフェがあるらしい/ワクワクする
北摂焙煎所本店・cafe matin/私はレモンケーキをいただく
コーヒーが美味しい/ツマドノはカフェラテをいただく

箕面船場は、船場の繊維卸商人が新天地を求めて1970年代に開発した商業団地。ただ、今では完全に廃れてしまい、近隣に大型パチンコ店ができたり、空きビルができたり、長らくヒトが寄りつかないエリアだった。正直なところ、数年前までは夜歩くのが怖いイメージだった。

COM1号館は壊され、市立病院が移転するらしい
広大な更地の向こうに路線が出来て電車が走る そしてその向こうに箕面の街並みが見える

箕面船場は一度廃れた地域だからこそ、新しいものが生まれる可能性が高く、この街がどう変わっていくか、個人的にとても楽しみにしています。

◾️終着駅、箕面萱野駅にも行ってみた

次に、箕面船場阪大前駅から徒歩で箕面萱野駅まで歩いてみることにしました。徒歩で20分程度なのですが、アップダウンが激しく電車を通したくなるのも頷ける。
箕面船場阪大前駅は地下深くにある駅ですが、終点の箕面萱野駅は高架の駅、千里の丘陵を登って降りるイメージ。

箕面萱野駅周辺については、再び写真とキャプションにてご覧ください。

国道423号を進むと、もともと西国街道だった国道171号に出る/シンミとイナイチの交差点
駅を跨ぐ、東急のキューズモール/阪急(大株主)と東急のコラボレーション
広大なショッピングモール/大抵のものは揃いそう
キューズモールに入る有名なパン屋さん/サニーサイド
バケットが好きでそればっかり/実はカレーパンが人気らしい
新たな終着駅/映画館もあるのでまた訪れよう
新たな終着駅/さて、家に帰ろう

箕面萱野駅周辺を歩いてきましたが、キューズモール以外はまだクルマがないと楽しめるスポットはなさそうです。
長らく公共交通機関がなかった、旧街道沿いの街として発展してきたクルマ社会の街が今後どう発展するか、こちらも楽しみにしたいと思います。

◾️まとめ

以上、新たに路線が延伸した箕面船場阪大前駅と箕面萱野駅、その周辺を散策してきました。

箕面船場阪大前駅は、これからおしゃれなお店が増え、若い人が増え、魅力的な街に変わっていくんじゃないでしょうか。レトロな建物が多く、新たなフォトスポットとしても魅力的なエリアになるような気がします。

一方、箕面萱野駅は、当面は駅直結の複合施設を中心に、ショッピングや映画、グルメを効率的に楽しめるエリアとして期待できそうです。

来年から乗り継ぎ割引を拡大するらしい。

新大阪駅から20分弱、400円弱で行ける箕面、皆さんもぜひ遊びに行ってみてくださいね。

では、2024年の最後の記事でした。来年はどこにいこう?
キートンこと、福永でした。よいお年をお過ごしください。

Text&Photo:Keaton_fukunaga
ロケ地:箕面船場阪大前駅・箕面萱野駅周辺
使用カメラ:FUJIFILM X-S20  XF 10-24mmほか


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旅するフォトマガジン  MとW
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