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#397【石川】山の文学者、深田久弥の館へ

みなさん、どうも、
今日は文学の世界です。
fumiです、こんばんは
雪の季節ですね、12月も上旬終わりどき。
(冒頭から文学の世界です。とかいいながら書き手が日本語ぐちゃぐちゃしておりますが多めに見てやってください笑)





最近、一気に冬模様となり寒くなってきましたね。、ここ数日地震も多く、自然に振り回されてばかりの毎日ですが、こうやって寒かったり暖かく感じたりできる日本の季節、春には桜と、夏には蝉のうるさい鳴き声と、秋には紅葉、冬には雪と、いろいろな自然を楽しめるのがなんとも嬉しいですね。

わたしはもうすでに寒い寒いと毎日言いながら過ごしていますが、自然の猛威に負けじと
大手を振って闊歩していきましょう!...
(きっと暖かくなります笑)


さてさて、
今回は、山の文学者、深田久弥の館へ
ということで、石川県は加賀百万石の地、大聖寺に行ってきました

この大聖寺は、
江戸時代に前田家の本家ではなく、加賀藩前田家の分家が置かれた場所でもあり、城下町があった場所でした。

そのため
街並みは整っていて綺麗で
美しく、九谷焼美術館や、
沢山のお寺、
そして、今回の目的地でもある、
深田久弥の山の文化館など
街をゆっくり歩くのが楽しい街です。

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深田久弥 山の文化館

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目的地です

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みなさん、深田久弥という
文豪をご存知でしょうか。

深田久弥(1903年〜1971年)は、近代に活躍した文学者で、川端康成に評され文壇へとデビュした方です。

-川端康成からの評言-
「調和といふものを公式で割り出すと、健かさ、円み、膨らみ、整ひ、穏かさ、その他。それらを集めても、この作品が新鮮であるのは、甚だ古風な言ひ方ながら、作者の詩情と愛とである」(「新思潮」に発表した「津軽の野づら」連作にて)

あの『日本百名山』の著者であり、文学者でありながら、ヒマラヤやシルクロードへ行き、研究に研究を重ねた登山家でもあります。最期は『世界百名山』執筆の途中、茅ヶ岳に登山中に脳卒中で亡くなったそうです。

石川県の加賀市大聖寺の印刷業を営む家の長男として生まれ、学生時代に友人と行った登山をきっかけに山に惹かれ、生涯を通して山を愛した文学者です。

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生誕地


家と、いえに挟まれて
白壁の印刷所

かわいいです。

(山の文化館から少し離れたところに深田久弥が生まれ育った家でもある印刷所があります)

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ここ、山の文化館は、
深田久弥が育った家ではなく、
明治43年に建てられた絹織物工場を文化館にしたそうで、国の登録文化財に登録されている建物で重厚感と歴史を感じることができました。

窓ガラスも当時のままだそうで
100年も前のものが使われていると、
案内してくださった方が仰っていました。



展示室では、当時の活動記録や使用されていたものや手紙などが展示されていました。

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本好きにはたまらない光景ですね。、

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2階にある談話室からは、
綺麗な光が差し込み
白山を見ることができます。

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写真ではあまり見えませんが、
雲隠れのなか肉眼ではうっすらとではありましたが見ることができました。

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秋、という感じの色合いで
ゆっくりガラスから差し込む
暖かい日差しにあたりながら
ゆっくり深田久弥の山に対する
一つの考え、
生き方を感じることができました。


みなさんにとって
「山」とはどんなものですか

(コメントでみなさんが思う「山」について書いてくださると嬉しいです)

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大聖寺には、落ち着いた雰囲気があり、
散歩するにはちょうど良い街です。

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石川県は加賀、大聖寺
ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

では、今日はこんなところで、
最後まで読んでくださりありがとうございます。

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日本人はたいていふるさとの山を持っている。山の大小遠近はあっても、ふるさとの守護神のような山を持っている。そしてその山を眺めながら育ち、成人してふるさとを離れても、その山の姿は心に残っている。どんなに世相が変わってもその山だけは昔のままで、あたたかく帰郷の人を迎えてくれる。私のふるさとの山は白山であった。(深田久弥『日本百名山』より)





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