#613【鳥取】大雪の砂丘に行ってきた(前編)
こんにちは、キートン福永です。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
さて、少し時間が経ちましたが、1月末に日本全国を混乱させた10年に1度の大寒波、その最中に訪れた鳥取砂丘への旅をご紹介!
■本当に鳥取砂丘に行けるのか?
フォトグラファー3人で鳥取砂丘に行こう!そんな話で始まった旅の計画。
早朝の足跡のない砂丘で写真を撮りたい!と一泊二日の予定、カメラは何を持っていこうかとワクワクしてました。
しかし、その日が近づくにつれ高まっていく不安。
テレビニュースによると大寒波が来るらしい。
まぁ、大したことはないでしょ!と高を括っていたら数日前にみた映像に目が点!
なんだこれ、私の知ってる砂丘じゃない。。。
4日前から全国各地で大雪が降り始め、翌朝からは事故や災害そして道路が遮断されるなど数多くの報道がありました。
元々は、実家のある岡山へ前日に帰りそこから鳥取へ向かおうとしていたのですが、スタッドレスの無い車では無理と判断。急遽、大阪からスタッドレスを履いた車をレンタルし向かうことに。
「旅を中止した方が良いのでは?」正直2日前まで悩みましたが、高速道路情報やライブカメラなどをチェックしつつ、最終的には大丈夫だろう決断!
この旅、果たしてどうなったのでしょう?
■雪積もる高速道路をひた走る
大阪から一路鳥取へ。途中の宝塚北サービスエリアに寄るとしっかり雪が積もっている。
この辺りでこれだけ積もっているのだとしたら、この先はどうなのだろう?そんなことを考えながらハンドルを握り道を急ぐ。
兵庫と鳥取に隣接する岡山県の北東端の街、西粟倉村。
ここは知り合いが住んでて、数日前の大雪で職場から家に戻るのが大変だったという投稿をFacebookで見ていた。
高速道路はどこもきちんと除雪されており、真っ直ぐ走っていたらそれほど危なくない。問題だったのは高速を降りてから。
写真を撮る余裕がないほど、常に両手でハンドルを握り慎重にアクセルとブレーキを踏まないとスリップするほど路面が凍結してる。
無事、鳥取の中心街に到着。車を停め街を散策しながらランチのお店を探す。
大雪であまりお店が開いてなかったのですが、運良く美味しそうな蕎麦屋さんを発見。その名も『きみの蕎麦に』、素敵です笑。
お店に入ると一気に暖かい気温で一人のメガネが曇る。カメラをそのまま持ち込むと結露で危ないためバッグに押し込み入店。
冷え切った身体に暖かい蕎麦は格別で美味しくいただきました。
■ズズズッとスリップしながら鳥取砂丘へ
撮影の本番は明日の朝ですが、今日も砂丘に寄って状況を見ておこうと。
砂丘に向かう道は十分に除雪されておらず、何度もスリップしながら道を進む。
次第に運転にも慣れてきて、スピードを出さなければ大事にはならない感じ。
無事到着、果たして鳥取砂丘はどうなっているのか?
目の前に広がっていたのは大雪原、歩く足が膝上まで埋もれる。
ただ、日が差し風も穏やかで3人でワイワイと夢中になって写真を撮る。
しかしそれも束の間、空が雲に覆われ風が強くなると一気に猛吹雪に。
前を向けないほどの風を浴びながら砂丘の上を目指す。
砂丘の上、通称”馬の背”は風を避ける場所もなく雪を浴び放題。
撮影どころではないが、そこは3人ともフォトグラファー、銘々撮影を続ける。
長居は無用!と引き返す道中はまさに五里雪中、何度も通った道なので前の人に続き迷わず引き返す。
■カチカチに凍ったカメラ
駐車場にもどってみたら、全身雪だらけ。
「アレはヤバかった」と笑いながら雪を落とす、カメラも見ての通りカチカチに凍ってる。
さすが防塵防滴仕様のカメラ達、壊れることはなかったが機種によっては危険な撮影だったので、みなさんくれぐれもスペックに見合った撮影を!
■晩御飯は鳥取の魚介を堪能
ホテルに向かいチェックイン、それぞれ明日に向けて準備をし、束の間の休憩。
私は身体が冷えていたので熱いシャワーで解凍。
ロビーに集まって向かったのは「海鮮問屋 村上水産 鮮魚部」さん。
鳥取といえばやはり海鮮、美味いものを食べて明日もがんばりましょう!と。
何を食べても新鮮で美味しい鳥取の魚介。私は生まれて始めた食べたモサエビに感動!また、イカの造りがとても甘く美味しくて「いままで食べていたイカはなんだったんだ!」と驚き。鳥取恐るべし、でした。
■本番は明日!
思いも寄らなかった大寒波、そして積雪。
書いていたら長くなったので、続きは後編へ。
さて、明日の鳥取砂丘はどうだったのでしょうか?
ぜひ、楽しみにしていてください。以上、キートンでした。
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