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#573【北海道】アイヌの知識ゼロでも楽しいウポポイ

こんにちは!#日々を旅する hinako suzukiです✳︎

一旦うろちょろするのをやめて、北海道に半移住してから気づけばもう4ヶ月も経ちました。早い。。

ちょっと長めに旅先にとどまっていると、思いもよらぬお誘いが来たり、今いる場所での”いつもの顔ぶれ”になったり、一瞬で過ぎ去ってしまう冒険のような旅とはまた違った、ここに溶け込む旅になって、北海道がより一層また帰ってきたい場所になりつつあります。

そんな北海道で出会った可愛いかわいい後輩ちゃんに会いたくて、この前白老までドライブしてきたのですが、せっかく白老に行くなら…と訪れたウポポイをご紹介します!

れっつご

そもそもウポポイってどんな場所??

「白老に行くならウポポイ行きたい!」と相方さんに言われたはいいものの、「(ウポポイ???)」とはてなマーク全開だった私は、そもそもウポポイと聞いてそれが施設の名前なのか、北海道あるあるの読めない地域の名前なのかすらわかりませんでした。
(結構有名なのかな??みなさんはウポポイ知ってましたか?)

ウポポイはアイヌ文化の復興・発展のための拠点となるナショナルセンターで、アイヌの衣食住を展示物や劇を見て学べたり、実際にアイヌの楽器に触れたりできる場所です!

あ、ちなみに最初にお話ししておくと、私はアイヌのことは何一つ知らないで行きましたが(ゴールデンカムイは5話で止まっています。)めちゃくちゃ楽しかったです。

ではでは、中に入ってみましょう!

入口
公式キャラクター:トゥレッポンに蜂さんが。。。

□行者ニンニクが堪能できるヒンナヒンナキッチン

と、その前に…お昼ごはん♪
エントランス前にはフードコートやレストラン、カフェが隣接されています!

今回はヒンナヒンナキッチン炎
※ちなみにヒンナヒンナはアイヌの人が自然や食材に感謝の気持ちを込めて食べる時に使う言葉です

メニューは北海道で有名な行者ニンニクを激推ししていました。
行者ニンニクは別名アイヌネギと呼ばれ、アイヌの人は干して薬草としても使っていたそう。

ということで…私は行者ニンニクと山菜のそば。相方さんは行者ニンニク味のザンギ定食。
それと無性に食べたくなった芋もちを。

 ここだけの話。行者ニンニクと聞いてニンニクが出てくると思ったら葉っぱが出てきて驚いたスズキです。行者ニンニクは山菜の一種だったんですね。また1レベル上がりました。

西日が綺麗で相方さんも撮ってるの図

□トゥレッポんって何者??

チケットもトゥレッポん

そういえば、先ほどからちらほら出てきていた、なんだかカブの妖精みたいなキャラクター、トゥレッポん。

「かわいいけど、ほんとのところ何者なんだろう...」と、思っていたらお土産コーナーに説明書を発見!

なになに...??

トゥレッポんの由来はアイヌ語でトゥレプ「オオウバユリ」×ポ「小さいもの」からきているそう!

オオウバユリはアイヌにとって貴重な保存食で、若い株から取れるデンプンでお団子を作って食べたり、現代でいう天ぷらの衣としても使われていたそうです。

私も資料館でトゥレプを使ったつみれ団子の調理の動画を見ましたが、ふわっとしていて美味しそうでした!


ただ、ここまで説明しておいてなのですが、、何よりも驚いたのはトゥレッポんが女の子だったということ。

男の子の方がしっくりくるのは私だけだろうか...どっちにしろ、なんとも言えないかわいさがあるからいいけど。


□伝統芸能を目の前で見れる体験交流ホー

さてさて、ようやく中に入ってどこへ行こうかと地図を広げると...めちゃくちゃに広い。

到着したのが14時、お昼を食べて15時〜全部を周るとなると急足になってしまいそうだったのでスポットを絞ることに。(閉園は18時)

そして訪れたのが体験交流ホール

ここはユネスコ無形文化遺産に登録されている「アイヌ古式舞踊」やムックリ(口琴)・トンコリ(五弦琴)の楽器演奏など、アイヌの伝統芸能を上演しているところ。

ちょうど30分ほどで伝統芸能の上演時間だったので、見てみることに...

会場内や上演中は撮影禁止だったため写真ではお伝えできないのですが、想像以上のクオリティと客席とスタッフさんとの距離が近く、吐く息の音や踊りの振動、またアイヌの景色を映しながらでの上演だったため、空間全部がアイヌの世界でした。

生で見る学びができて、とてもオススメです。

□国立アイヌ民族博物館

続いてアイヌの歴史や服、狩で使っていた武器、食べ物の話...アイヌの人たちの暮らしがまるっと詰まった博物館へ。

これまた広い...

私はアイヌの人たちがどんな考えを持って暮らし、何を大切にしているかがアニメーションで流れていた動画や、どんなご飯を食べていたか実際に作っている調理動画に釘付けでした。
※気づいたら相方さんはほぼ出口の方にいました。笑

あと、ナイフの柄も素敵でした…
いろんな種類がいっぱい

何も知らなかったから、1から知り、そこで知ったものを実際に見ることができる博物館、とても楽しかったです!

西日に照らされたアイヌ模様

□アイヌの遊び体験

博物館を後にし、アイヌの人たちが住んでいた家に向かっていると...

突然のムリッ(茎葉のこと)

そして…

なにやら面白そうなあそび発見。
1人でも簡単に遊べるものから、2人で遊ぶものまであり、なんだか楽しそう...

と、いうことでさっそくチャレンジしてみました

これはカリㇷ゚カチウと言って、枝についた輪なげを枝に突くあそび。

せーーっ
のっ!
お、おみごと。。(さっすが)

と、カメラを向ける前は一発で決めていた相方さんでしたが、カメラを向けた途端なかなか入らずだったのはここだけの話。

あちゃー。笑

□アイヌのお家「ポロチセ」

ポロチセとはアイヌ語で大きい家
他にもポンチセ(小さい家)なお家もありましたよ!

囲炉裏があったり
鮭が干してあったり
靴や服なんかも展示されてました

帰り際、入り口にいたお姉さんにウポポイで撮った写真を見せたら、「ウポポイフォトコンテストがあるから出してみなよ!」と、言われたので、おっかない鮭を出そうかな。なんてね…(結構本気)

□おまけ:夕日がとってもキレイでした

出口に向かう途中、修学旅行生であろう学生さんたちが夕日をバックに写真を撮っていました。

青春だなぁ。としみじみ。

ススキの季節

ウポポイはアイヌ文化を知れる博物館や体験交流館、体験学習館と学べる環境がたくさんある他に、ポロト湖や山々に囲われた自然がいっぱいで1日楽しめる場所だなと思いました

次はゆっくり行きたいな。

またね、トゥレッポん

撮影機材:sony α7Ⅲ
撮影者・執筆:日々を旅する hinako suzuki

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