今月はいろんなリアル書店に行く機会が数回ありましたので、ほぼ全て実際本を手にして中身を確認しての補強になります。
正直知らない書き手さんでしたし、版元と解説が好きでないので普通なら選ばないかも。しかし書店での待ち時間でパラパラやっているとどことなく気になる。特に文庫版の増補部分。それで普段読まない感じの本もたまには・・・と手に取ってみました。
前から気になっていた食エッセイ。大好物のジャンルですが好評に加え実物からもイイニオイ。間違いなく面白いでしょう。
前回の朝食に続き、大好きな”肉”編の文庫化。外せないでしょう。
これも前から気になっていた本。この書き手さんは他に気になる著作があるのですがまずは手軽な文庫から、と手にしてみました。
これも肉好き必須ですね。同じテーマの旅でも先月仕入れた平松洋子さんとは大分違う。幅が広がりますね。
本屋仲間のススメから。「暇と退屈の倫理学」が好きな人は是非!とのことだったので自分には面白いでしょう。その仲間はこれをもってコロナ総括とまで言っていましたね。
これも当初リストには入っていませんでしたが、知り合いの編集者さんが関わっているというので急遽チェック。テーマ的には嫌いなはずがない旅と旅先の関連本、ですね。
以前から気になっていた食文化ライターさん。実際現地で台所に入るのもとてもいいのですが、それなら他にもいい本がある。
解説にもありますが単においしい・おいしくないだけでなく社会の背景の一端にまで上手く書いていると感じたので、仲間入りです。
先の斉藤政喜もそうでしたが連載をまとめた単行本・・・というのは一編が短めでとても読みやすい。
なおかつ東京時代は自分も大分読みましたからね。本。それくらいしかすることがなかった・・・とも言えますがクルマ社会・信州での今はその部分がなくなって大分読書量は減った気がしています。(家では、逆。今の方が読むので実際はそう変わりないでしょう。)
これも”本ヤの本”。解説からもなんとなくわかると思いますが大分個性的な本ヤさんの本。そういう本は評価が分かれて当然・・・ですが自分にはいいニオイがしました。
(”本ヤ”という表現は根っからの山好きを”山ヤ”と呼ぶとこらから拝借した自分の造語です。)
今月、一番迷った一冊ですね。
普段なら絶対、手に取らない。
が、父親としての自分の無力さであるとか、時代に対するわからなさからくるコンプレックスとかがきっとこの本に手を伸ばさせた。
やはりこれは、実物を見てこそですね。
「ほう!」となる項目が結構(予想以上に)多く。またちょっと息子に読ませてどう反応するかも興味深く。
最近では一番の思い切りですね。
マイケル・サンデルの白熱教室等読んできている少年(11歳)の正直な感想を愉しみに。
来月、6月はピックアップをお休みしようと思います。7月と合併号で。
ではみなさま。それまで。
※リンクがamazonなのはamazonで買って欲しいということでは決してなく、単に見やすい・調べやすい・・・ということです。誤解なきよう。
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