EVE-NGサーバを構築してネットワーク学習をしよう!
はじめに
2024年5月1日にEVE-NGサーバの最新バージョンが更新され、遂にv6版が出ました。これに伴い自分の自宅ネットワーク検証用のEVE-NGサーバもv6にしようと思います。
旧版のv5からアップグレードする手順もありますが、手っ取り早くv6版で再構築しようと思い、今回はEVE-NGサーバの構築手順を記事にしようと思います。
EVE-NGサーバとは何ぞや??という方は下記サイトをご確認ください。
簡単に言えばネットワークシミュレータのための仮想環境を構築できるサーバです。
~ 注意 ~ EVE-NGサーバで検証するために
EVE-NGサーバだけ構築しても検証対象の機器OSイメージがないとネットワークシミュレータとしての利用はほとんどできません。
本記事にてEVE-NGサーバーを構築後、Ciscoスイッチ/ルータ、F5 BIG-IP、Paloalto PA、Fortigateなどの機器のイメージを追加する必要があります。
イメージの追加手順については別途記事にしておりますため、他記事もご拝読いただけると嬉しいです。
また、EVE-NGサーバには「Professional」「Learning Center」「Community」と3つの種類が存在します。
「Professional」「Learning Center」は有償版でライセンスを購入する必要があります。
本記事では無償版の「Community」版を例に構築手順を説明しますが、構築手順としてはすべて同じになります。
リソースと構成
・EVE-NGのバージョン:EVE Community Edition Version 6.0.1-8
・BareMetal or VM:VM(仮想マシンとしてデプロイ)
・デプロイ環境:VMwareESXi 8.0U1
※2024-05-02時点では以下のバージョンのOSファイルが配布されてます。
・Community Edition:6.0.1-8
・Professional/Learning Center:6.0.1-38
EVE-NGサーバの構築手順
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