オードリーの映画感想二つ。

有名なタイトルがアマゾンプライムのセールに並んでたのでざっくりだけど観てみたので感想吐き出し。ネタバレ配慮はしていません。

■ティファニーで朝食を
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00G9TN864/ref=atv_dp_share_cu_r
・(自分用粗筋)一見自由だが本当は臆病なところのある美人の娼婦(らしい)がアパートの上階に越してきた小説家の男と知り合い、いろいろあって恋に落ちる。自宅でパーティーして警察呼ばれたり、何かっちゃ訴えると脅して来る神経質なアジア系のオッサンがいたり、ニューヨーク図書館へ行ったり、普段しないことを!と言って雑貨屋でお面を万引きしたりする。ティファニーのショーウィンドウを眺めると女の赤く憂鬱な気分は吹っ飛ぶらしい。

オードリーヘップバーンはずっと可愛い。が、話はよくわからない。
デザインのお洒落さと雰囲気を楽しむ映画なのかなあと。表現が詩的なところとか、そういうのも面白かったけど、大筋は結局ずっとよくわからなかったです。うん、オードリーはかわいい。
ホリーは自由奔放な女性で、またそうありたかったのかなあと。ひとところに留まることができない人種って一定数いるよね。でもどこへ行っても自分からは逃げられないと指摘され、彼のもとへ戻ったってことは本当に留まれない人ではなかったのかしら。
レビューで書いてる人がいたけど猫は本当にずっと可哀想でした。


■マイ・フェア・レディ
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08H1H3P5P/ref=atv_dp_share_cu_r
・(自分用粗筋)教授が「自分が仕込めばこの花売りの(ものすごく口が悪く訛っている)女だってもっとましな職に就ける」と言葉の威力を訴えたことがきっかけで、それなら言葉を教えてくれ、と女が教授の家へ押しかける。その女を見た教授の友人の大佐が「本当に半年でこれがパーティーに出せるレベルの淑女になれるかどうか実験してみてはどうか」とその成果がどうなるか賭けをしようと言い出した。賭けに乗った教授のもとで淑女になるべく貧困層の女の猛特訓が始まる。
お風呂に戸惑い暴れたり、延々発音練習させられたり(ハリケーン云々Hの早口言葉みたいなの言ってた)。すこしまともな発音になったので競馬場連れていったら話す内容はまだだったので散々な結果に。ただしそこで出会った男はイライザに一目ぼれしたらしく、毎日手紙送ってくるようになる(本筋にはあまり関係ない)。イライザの父の飲んだくれが押しかけて来たり、ヒギンズがいろいろ対処した結果金持ちになって逆に不幸だって言ってたり。皇太子の訪れるパーティーで大成功し、誰からも認められる淑女にはなったが、その後いろいろあって一度イライザは教授の家を出て行き、最後には戻ってくる。

長い!!時間を確認せずに見始めたらめっちゃ長かった。長いから映画館休憩用なのか、「幕間」とかいう静止画面が入る映画初めて見た。そんなんあるんか。
申し訳ないけど、これもまた登場人物誰にも感情移入はできない。結構退屈するので予想以上の長さは後半「まだあるの?」と思いながらになってしまった。
これを女性軽視とかそういう目で見る人もいるみたいだけど、個人的感想としてはどっちもどっち。言葉が足りない。
ヒギンズ教授はずっと横柄だし彼女に対しての気持ちを素直に伝えない。イライザはイライザでちゃんと相談することも無く一方的にキレ散らかす。もうちょっと相手にどうしてほしいか、何が不安なのか、自分がどう思っているのか等々、双方怒りと馬鹿にした部分以外もちゃんと言え。伝えろ。
それが無いからハピエンに纏まる流れがよくわからない。ざっくり見だったせいか、二人がお互いを大事に思うようになる過程もよくわからない。
世話になった⇔可愛い教え子:(家族のようにいるのが当たり前な感覚になってしまった)までならわかるんだけどさ。
競馬場とパーティー。ドレスの女性が沢山出てくる場面は凄く華やかで、オードリーは美しく、そういった部分は凄くよかった。最高。あと歌っている内容はともかく歌は上手いですね皆さん。オードリーの声も凄くいい。
教授と主人公はどっちも大概だとは思うが、主人公の父親はダントツでクソ。あのオッサンの歌シーンは不快だわ。
似たような時代の似たような雰囲気でなら、初代メリーポピンズの映画はものすごく素敵なのになあ。この作品も雰囲気とデザイン、歌を楽しむ映画でした。物語はティファニーよりももうちょいわかりやすかった。かな?

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