新規提案、ゆめみがちか、現実派か
京都以前まで、私は自分をデイドリーマーと自覚していた
夢とも現ともつかない突飛な思いつきで新しいビジネスを思い描くのが楽しい人だった。
京都を経て、小さな何かを「現実に」起こそうとして、自分の手と足で動きだそうとした。
レシピをたくさん調べて、材料を買い込んで。試作がえんえんとできてない(汗)
目の前の仕事、出産、育児にかまけて、たいして多くのことをしているわけでもないくせになかなか手が付かない。
性格の問題もあろうが、実際に手を動かすというのは簡単に見えて遠い。
産休で出社こそしていないが、社外活動とのつながりは続けていて、新規事業を志す人との会話を定期的にもっている。
するとこの頃感じるのは、、
かつて私がしていたような「大きな夢語り」「突飛で斬新なアイデア」への違和感。
規模や夢の大きい話をするより、その裏を取るヒアリングをするより、手にモノをもって実際の顧客と話をすることが重要かつ前進のキモだと思っているから。でもなかなか手が動かないと実感しているだけに余計。獏とした夢語りだけだと「ふわっとしている」「どう実現するのか」と言いたくなる。それは私が散々言われてきたことば。ようやく言う側の気持ちがわかった気がする。
とはいえ、「どう実現するのか」をいうだけの人間になってしまうのも夢がない、私はホラを吹く側の人間性も持っていたい。
自分の中で切り替えられるようにしておきたい。素は夢見がちなので、現実で考えるアタマをハズす感覚を持とう、きっとできる。というか、言うほどまだ現実で考える頭は育っていない(汗)(笑)
そしてゆくゆくは夢を語る新規志望者たちを、夢を壊さずに実現する気の持ち方や考え方を、導いていけるようになれたらいいな。