Twilioオンラインコンテストで賞を頂いた話
Twilioオンラインコンテストとは?
2020年4月から8月までの5ヶ月に渡り実施されたコンテストで、 毎月末までに応募された作品の中から、月間グランプリを選出されるイベントである。毎月選ばれるチャンピオンには、Twilio賞としてTwilioロゴ入りのタンブラーがもらえ、5ヶ月間のイベントの中で、グランドチャンピオンに選ばれるとiPad proがもらえるという太っ腹なイベントでした。
本記事ではどのようなものを作ってきたか、どんな賞を頂いたかを書いていきます。
賞取れず:5月「お年寄りに優しく電話でテイクアウト可能なお店を聞ける電話」
この作品は、5月に行われたレッドハッカソン2020オンラインの技術インプットのために用意したものです。
まず、5月の審査動画をご確認ください。5月に応募された作品とチャンピオンの発表があります。
新型コロナウィルスが流行する中、広島県主催で初めて行ったオンラインのハッカソンイベントです。
このイベントでの取り組みは、DevRel Meetup in Tokyo #53でオンライン登壇させて頂いた時の資料に纏めています。
そして、たびたびnoteにリンクを貼り付けているACSII.jpの遠藤さんの記事がオンラインハッカソンについてまとまっていて読みやすいのでご参考までに。
初めてオンラインハッカソンを行うため、プレゼンがどうなるのか?を考えた時に、デモ動画ではなく、審査員が気軽に試せる仕組みがないか?と考えたところTwilioが思い浮かんだ。特定の番号に電話して試せるようなサービスも一つの表現方法ではないか?と思ったからである
今回準備した仕組みは、ものすごくシンプルなものにした。
電話をかけて、地名と料理のジャンルを言うと、テイクアウトできるお店を教えてくれると言うもの。
画像まちがえちゃって、お店の名前書いてますが。。。
この作品の作り方は、ハッカソンで参考にしてもらいたかったので、Qiitaに細かく記事を書いています。
シンプルですが、この作品のデモ動画で動作を確認ください。
賞取れず:6月「ソーシャルディスタンスの極み乙女」
この作品は、MAオンラインハッカソン「ソーシャルディスタンスを楽しもう!」で生まれた作品です。
完全にネタで、かなり楽しんで作ったし、プレゼンも岩岡さんのおかげでめっちゃ楽しかったのは記憶に新しい。
6月の審査動画はこちらにあります。
この作品でチャンピオンは獲得できないと思っていたが、この頃から「赤いボトル絶対欲しい」という野望に燃え始めていた。
この作品の作り方はnoteにまとめています。ボタンが押されたら、obnizで「すべった」という旗を上げ、電話でもすべったことを通知するシンプルな作品でした。
Twilio賞:8月「ぼっち予約」
本当は7月に出す予定だったが、他のイベントが近づいており、集中して開発ができなかった為、8月のエントリーとなってしまった作品です。
この作品は、久しぶりに外出した時に見かけた電話予約のポスターを見かけて思いついたものです。
電話して、席が空いてなかった時にめんどくさくなるし、人に聞かないと空き状況も分からないという不便な状況をなんとかしたいと考えた。Webで予約を見て、入力するのも手間だし、Webでも予約が一杯だったら、次のお店を探すのが面倒ですよね。
電話をかけて、空いていればそのまま予約が取れて、ダメだったらコールバックで教えてくれるくらいのサクッとしたサービスを考えました。
1店舗=1つの電話番号、席ごとにデバイスを配置しておけば、電話をかけて、MQTT経由で席が埋まってないデバイスから応答があれば、もう一回MQTT経由で空いている端末のIDを付与して送ってあげれば、サブスクライブで全部の端末がメッセージを受信しても、対象の端末だけが予約状態となる。空席状態は各端末で保持されているため、予約データベースを持つ必要がなかった。
また、何時から何時まで、と指定時間での予約ではなく、移動時間を加味して、電話をかけた時点でから1時間半だけ席が予約できるという時間制にしたところもミソである。
これにより、空き時間を探して予約する、ではなく、今から行きたいけど、席空いている?というニーズに絞って対応ができる。システムとしてもシンプルなものとなった。
チェックインも簡単で、予約した電話番号を入力するのみとなっている。端末には、自分が予約した席がわかるように電話番号のしも四桁のみを表示しているので、表示されているQRコードを読み取り、電話番号を入力すれば、MQTTのメッセージがパブリッシュされ、サブスクライブで受信した端末で該当の番号を保持している端末があれば、チェックイン完了となる。
予約済み、もしくは、一定時間誰かが座っている(ToFセンサーで150cm以内に30秒以上座ると予約済みと認識)の場合、電話をかけたお客様にコールバックで席が取れなかったことをお知らせする。電話が折り返しかかってきた=席が確保できかなったという、シンプルな表現とした。
デモ動画はこちらから確認できます。
この作品で、念願の赤いボトルを頂きました。
荷物が届いて、開けた時から感動がありました。
箱を開けたら、すぐに賞状が!!!!
そして、中に入っていたのは赤いボトルの他に赤いマグカップ、ホワイトボード、ボールペン、メモ帳などでした。
赤いボトルは、会社に出勤する日は必ず持ち歩くほど、使い勝手がいいもので、かなり実用的な賞品を頂けたのが非常に嬉しかった。
グランドチャンピオン:「ぼっち予約」
なんと8月にTwilio賞を頂いただけでは終わらなかった。
なんと!グランドチャンピオンにも選んで頂けたのだ。
激しく動揺したし、激しく嬉しかった。
毎月の審査動画を観た方ならわかると思いますが、作品1つ1つ解説と審査コメントを高橋さんがされていたと思います。
実は、これが毎月「今回は何作ろうかな?」「赤いボトル欲しいな」という気持ちに繋がり、街で見かけたちょっとしたアイディアから開発をするというモチベーションにつながっていた。
毎月赤いボトルも楽しみにしていたが、やはり審査でどんなコメントがいただけるのだろうか?というのも楽しみであった。
そんな日々を過ごしていたので、最後の最後にグランドチャンピオンに選んでいただけたので、毎月のモチベーションを思い出し、ついつい涙が溢れそうになった。
やはりグランドチャンピオンの荷物到着にも感動があった。
箱を開けた時に、まず褒め称えていただけると言うのは毎回感動があった。ここまで細部まで応募者の気持ちを奮い立たせるコンテストは自分自身初であったし、第二回があるならば、いろんな人におすすめしたいと思った。
グランドチャンピオンの賞品はかなり豪華であった。ステッカー、Tシャツ、ネームプレート、折り畳み傘、ボールペン、そして、iPad pro 2020モデルである。
人生の中で賞品をもらった経験が乏しいので、正直戸惑いましたが、iPadはMagic keyboardを装着して、とにかく使い倒そうと思った。
そして、この記事自体も感謝を込めてiPad proで全て書いた。
最後に
Twilioオンラインコンテストは本当にいいイベントでした。
審査の高橋さんは毎月大変だったかもしれません。応募した人間から見ると、作る楽しさと、作ったものにコメントを頂いて更なる挑戦に結びついた非常にいい経験ができたと思っています。ありがとうございました。
ぜひ、第二回の開催を(ry