都会のトム&ソーヤ
始めてみました、好きシリーズ。
記念すべき第一回目は、本をセレクト。
はやみねかおるさん作『都会のトム&ソーヤ』
2人の中学生男子を主人公に彼らの冒険模様を描いた長編シリーズもの。
最近18巻が出版されまして、うちの本棚もヒィヒィ行っております。(1冊1冊ボリューミーなので本棚のキャパが限界を迎えている)
小学生の時に友達がおすすめしていた本で、すぐ図書館で借りて読んでみて、すごくハマって、当時出版されていたものは全て一気買い。
それからは常に最新情報を追いかけ、第一刷を書店で狙い、コツコツ読み続けてきました。
こんなに「好き」が長続きしているのって、自分史上かなり珍しい。
なんで10年以上も没頭できているのか?
ちゃんと答えになってるかはわからないのですが、
このシリーズを読んでいる時間がまさに私にとって「冒険」だからかなって思うんです。ちょっとかっこよく言いすぎた。要するに、予測不可能な本だから飽きないんです。
本の至る所にフラグが散りばめられてはいるのですが、
正直私の予想が当たった試しが今までに一度もありません。
(ドラマとかだと大体次の展開とかが予想できますよね。私の場合は結構な確率で次どうなるのかを当てちゃうので途中で飽きちゃうことが多いんです。悲)
その予測不可能さが絶妙にハラハラさせてくるのがとっても新鮮で。
主人公の歳を優に超えてしまった今の私でも、十分楽しめる内容になっております。はやみねさん、本当にすごい。
私にとっては、
この時間を過ごすこと、
ドキドキハラハラさせられること、
例の如く先の展開を予想しながら読むけど大体外れること、
早く次が読みたいけど大学の課題に追われたりすること、
全部が「冒険」。
冒険っていう言葉はこの本の中でも大切にされています。
作者のはやみねさんは「冒険」をこう定義しています。
「きみのそばに、いつもあるもの」
(はやみねかおる『都会のトム&ソーヤ 最強ガイド』講談社、2021)
ジャングルの奥地に分け入ること、
スカイダイビングをすること、
世界一周旅行をすること、
それらはもちろん「冒険」です。
でも、
いつもより1時間早く起きてみること、
始めてUberを使ってみること、
こうやってnoteを書いてみること、
これらも「冒険」なんです。
主人公の2人は、どんなに危機的な状況にあったとしても
「楽しんで」逆境を切り抜ける姿を読者に見せてくれます。
彼らの姿は、その時その時の私の背中を押してくれたように思います。
嫌なこととか向き合いたくないこととか、たくさんあるけれど
彼らと一緒に「冒険」してみようかなって
思うことで、意外となんでもできちゃうもんです。
コロナもすごいし、雨もすごいし(私は九州に住んでいるので雨が今すごいです。避難されている方や警報区域の方が心配です。ご無事をお祈りしています。)、外に出られなくて毎日同じような日々を過ごしているのですが、
そんな毎日でも自分を楽しませながら、
いろんなことにトライできているのは、
この本たちとこの中でいつも私を楽しませてくれる登場人物たちのおかげです。
なんかまた読み返したくなってきちゃった。
今日はこの辺で。
読んでいただいてありがとうございました。