【Vol.3】福島民報『民報サロン』コラム連載〜灯を消さない〜
みなさん、こんにちは!
mt.inn(マウントイン)広報の髙木です!
前回は、私がmt.innの広報で大切にしていることについてお届けしました。
もう読んでいただけましたでしょうか?
mt.innをご存じない方のために、、、
mt.innは、福島県二本松市の岳温泉にある『ここはチャレンジのきっかけをつくり続ける場所』をコンセプトにした温泉宿です!
お客さまのチャレンジを応援するスタッフが、皆さまをお待ちしています。
現在、福島県の新聞社、福島民報社さんの民報サロンにて、9月から12月までの計6回、コラムの連載を担当させていただいています。
今回はその第3弾、コロナ禍や地震を乗り越え、何が起こっても営業するmt.innの想いについて書かせていただいた「灯を消さない」を皆さんにお届けします!
プロフィール
「灯りを消さない」
「あの時は、あ・・このままじゃ岳温泉がダメになる・・って思ったね。」
コロナ禍に突入した2020年。当時のことを話す時に、番頭さんが私に言ったセリフです。
日本だけでなく全世界の人が経験したことのないような未曾有の事態。得体の知れない新型コロナウイルス感染症が猛威を奮った影響で、“ステイホーム”を合言葉に緊急事態宣言がなされ、観光地へ足を運ぶことはおろか日用品の買い出しで外に出ることすら憚られるような社会状況でした。営業すればするだけ商売を続けることが難しくなってしまう。岳温泉ももちろん例外ではなく、旅館・お土産屋・飲食店の全てが休業を余儀なくされていました。
真っ暗な岳温泉。灯りが消え、お客様も消え、温泉街で働く人達すらいない街を目の当たりにし、番頭さんはショックを受けたそうです。
「あんな真っ暗な岳温泉は初めて見た。これじゃダメだ。灯りが戻らなくなる。1人しかいなくても泊まる場所を探している人がいるかも知れない。あったかい温泉に入りたい人がいるかもしれない。うちだけでも灯りをつけよう。」
そこから番頭さんは全従業員を集め、今後の方針を説明し、出勤してもらう日は少なくなるものの雇用は守ると宣言。岳温泉を照らしました。
新型コロナウイルス感染症だけではありません。2021年2月と2022年3月に起きた福島県沖地震の際も、岳温泉は大きな被害が出ました。周りの旅館が後片付けのために休館する中、マウントインは1日も休むことなく、今日まで灯りを灯し続けています。それもこれも地震当日、夜にも関わらず駆け付けてくれるスタッフがいたり、翌日にはシフトインしていないはずのスタッフも
「びっくりしましたねー!怪我した人いなくて良かったです!」
と笑って出勤し、後片付けをしてくれました。番頭さんの想いに、スタッフ全員が全力で応えた結果です。
10月11日より開始した全国旅行支援のおかげで、賑わいを取り戻しつつある温泉街を見て、この話を書きたいと思いました。ありがたいことに、マウントインにも多くのお問合せが殺到しており、平日も満室状態の日が続いています。常連のお客様からも
「お客さんいっぱい来てくれてよかったねー!また利用させてもらうよ!」
と言って頂き、初めていらっしゃるお客様からは
「温泉とっても気持ち良かったです!また来ます!」
と、嬉しい言葉をかけてもらえる日々が戻ってきました。
しかし、この賑わいが決して当たり前ではないということ。そして、賑わっている時だけ頑張っているわけではないことを伝えたいです。
終わりが見えず、みんなが下を向いていた時でも、岳温泉のことを想い、灯りを灯し続けた番頭さんや、その想いに応えようと奮闘してくれたスタッフ全員が、私の誇りです。
2022年10月29日付福島民報『民報サロン』掲載
以上が、福島民報『民報サロン』コラム第1弾「きっかけは、ここにある」でした!私はどうしてマウントインで働き、広報になったのかが伝われば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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