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信越五岳110kmのペーサーしてきた話【大会中の過ごし方】

信越五岳トレイルランニングレース2024(以下信越五岳)に110kmのペーサーとして参加しました。

憧れのレースであった信越五岳ですが、大会に参加するのは初。そしてペーサーも初の経験です。
わからないことだらけなので、色々と調べてから参加したのですが、選手目線のレース中の内容はブログ等で見かけますがペーサー目線の、特に大会中の移動や過ごし方の情報が少ない!!
実際に行って参加してみないとわかりづらい部分があったので来年度以降だれかの参考になればと記録に残します。

*この記事ではレース内容についてはほとんど触れません。

大前提

アクセス方法や宿泊場所によって移動方法や準備するものタイミングなどが異なってくると思いますので、お気を付けください。
もちろんですが次年度以降大会として変更される部分もあると思いますので本記事はあくまで参考程度でお願いします。

今回の私の場合以下のような条件で大会に参加しています。

〇自家用車あり
〇前泊、後泊を選手と一緒に大会を通して手配
〇サポーターは無し
〇斑尾エリアに宿泊
〇ペーサーバス(観戦・コンビニ立ち寄り有)使用

110kmの選手は前後泊が必須ですが、ペーサーに関しては指定はありません。私は会場まで車でおよそ3時間程度の場所に住んでいるため、選手と合流する時間を考えると前泊する必要はないです。
しかし選手と合流笹ヶ峰エイドへのペーサーアクセス方法が基本的にバスのみだったこともあり、選手と一緒に前泊しています。
また完走の時間も深夜0時前後になる予定でしたので、後泊についても手配していただきました。

110kmスタート前日(2024/9/14)

自宅から自家用車で受付会場であるレストランハイジへ選手と共に向かいました。
ハイジのある斑尾エリアはコンビニやスーパーが一番近くても車で20分程度(飯山駅周辺)にしかありません。
しかも選手やその関係者が殺到していることが予想されるので、可能な限り地元で調達してくる方が良いと思います。
私たちはレース後の夜食もあらかじめ地元で用意してました。
(後述しますが、フィニッシュ後のバスもコンビニに寄ってくれるのでそのタイミングで夜食を買うこともできます。)

14:30にレストランハイジに到着します。
例年は装備チェックがあるようですが、今回は装備チェックがなかったこともあり受付は並ぶこともなくすぐに終わりました。
ウェルカムパーティーと朝食用のリストバンドはペーサーの受付ではもらえず、選手の受付でペーサー分も一緒に配布されたので注意です。

信越五岳おなじみのパネルの前での写真撮影のほうが受付以上に時間がかかりました。
スタッフの方常駐しており、個人のスマホでも撮影してくれますが、公式のカメラで撮影&数時間後にはFacebookにアップしてもらえるので、そちらをDLした方が写りがいいです。

受付終了後はウェルカムパーティーまでの時間を選手と同じペンションで過ごしました。
私が宿泊したペンションは車で会場から車で5分くらいの位置でしたが斑尾エリアのペンションであれば大差ないと思います。
妙高エリアだと車でも30分以上かかるようです。

ウェルカムパーティーに参加するために17:00に再びハイジへ。
会場はエアコンがないのか蒸し暑く、皆さん汗をかきながら食事をとっていました。
外は涼しいので食事を確保したら外に逃げる方がいいかもしれません。
自分も30分程度で外に出てます。

予想以上にたくさんの料理。どんどん補充されていきます。

スタート会場にはスタート前の110mile選手をはじめ、大会に参加する人が最も集まるタイミング。
知り合いにもたくさん遭遇しました。

100mileスタート前

18:30になり、花火と共に100mileの部がスタート。
スタート直後にスタート会場から坂を上り、選手が来る場所へ先回り、応援することができます。
私たち110kmは翌日が本番なので、スタートを見送った後は坂へは上らず、選手とともに宿へ帰りました。

110kmスタート当日(2024/9/15)

翌日は選手と共に3時頃に起床。
残りの準備を済ませ自家用車で再びスタート会場のハイジまで行きました。
大会経由で宿泊予約した選手、ペーサー、応援の方はスタート会場で朝食が貰えます。

ミネストローネ(紙コップ)がめちゃくちゃ美味しかった。
ペーサーは時間に余裕あるのでとりあえず貰っといて後で食べればOK

朝食から約1時間後の5:30に110kmのレースがスタート。
スタートを見送ったあと、時間に余裕があるので今回は坂の上まで登って選手を応援しました。
実はこのとき応援している間に足首をブヨに噛まれて、腫れたまま走ることに。ブヨ許すまじ。

坂を上った応援ポイント
朝日をバックに選手が駆け抜けていきます

110kmのペーサー合流地点の笹ヶ峰エイド行バスの出発までは選手たちのスタートからおよそ1時間半の時間があります。
斑尾エリアに宿泊している人は宿に戻ることも可能ですが、私を含め多くの人が芝生の上で寝転んで待っていました。

寝転ぶペーサーたち
自分もここで寝落ちしました

7:00にペーサー送迎バスが出発。
しかし数分後には第一エイドのバンフに選手応援のために立ち寄りがあります。
バスの時間があるので応援ができるのは上位陣のみ。
(今回は8時10分バス発と言われていたので8時5分くらいまで応援しました。)
自分がペーサーする選手もギリギリ間に合ってよかった〜。

第一エイドのバンフ
この後土砂降りになるとは思えない晴天で暑かった

その後バスはサイド出発。途中で一度コンビニ(セブンイレブン)に立ち寄ってくれます。
品揃えはばっちりなので、よほど狙ってる物がない限りは急がなくてもOKかもしれないです。
110kmのペーサーが待機することになる笹ヶ峰エイドですが、110kmのペーサーは選手用の食べ物や飲み物をもらうことはできません。(利用できる年も過去にはあった?)
ほとんどの方が笹ヶ峰で長時間待機することになるので食事や水分は購入しておいた方がいいと思います。

笹ヶ峰に着く前に、関川沿いで再度応援ポイントへ立ち寄ります。
このとき応援できるのは主に100mileの選手です。
110kmの選手は今回はその時点での2位の方だけあっという間に走り去っていきました。
ここでの滞在時間はわずかなのでバス下りない人も結構いました。

笹ヶ峰エイド

10:20くらいに笹ヶ峰エイドに到着。
応援含めての時間ではありますがバスの乗車時間は結構長めです。
到着後ペーサーは集められ、待機中の注意点などの説明を受けます。

レース前に大会から発信された最終案内には笹ヶ峰でペーサー用の水は汲めないと書いてありましたが当日行ったら水は使用してもOKとのアナウンスがありました。

ペーサーのみが待機で使用できる建物があり、そこには寝転べる畳のスペースもあったのですが常に人がぎゅうぎゅうに詰まっていたので私は使用していません。
この建物のトイレは洋式でかつペーサー専用なので比較的混雑せずしかも選手の邪魔にもならないので用を足したい人はこちらがおすすめです。

天気はどんどん悪化

今回私は、芝生の上に寝転んで待機していようとレジャーシートを持ってきていましたが、あいにくの雨でそれどころではなかったのでエイド横のパイプ椅子でひたすら待機していました。
前述した通り、110kmのペーサーは笹ヶ峰エイドを利用できません。
エイドからのカレーの匂いは本当に飯テロでした。
一応グリーンハウスの2階はレストランになってるので現金があれば簡単な食事は可能です。

私は選手からは合流する一つ前のエイドである黒姫エイドのタイミング、そして笹ヶ峰エイドの直前にある吊り橋を渡るタイミングでLINEでの連絡をもらう予定でいました。
しかし黒姫からの連絡の後、吊り橋を渡るタイミングでの連絡がなかなか来ず、心配になりながらエイドをうろちょろしていると突然目の前に選手が!
後に分かったことですが、選手はきちんと連絡してくれていたのですが、電波が悪くこちらまで連絡が届いてなかったようです。
無事合流できたので結果オーライでしたが、ちゃんと会えてなかったらと思うとゾッとします。

レース終了後(2024/9/15~16)

無事選手と合流し、ゴールテープを切るために制限時間には余裕があるペースで進んでいたのですが、残念ながら2024の信越五岳は100mile、110km共に悪天候のため戸隠エイドでレース終了となりました。

我々は戸隠エイド滞在中のタイミングでレース終了を知らされたので比較的早いタイミングで運営側が手配した臨時のフィニッシュ会場行きのバスに乗り込むことが出来ました。

レース終了となった戸隠エイド

フィニッシュ会場のハイランドホールではペーサー、選手それぞれのドロップバックを回収。すぐさま斑尾エリアへ向かうバスへ乗り移動します。
このバスもセブンイレブンに立寄ってくれましたが、ほとんどの選手が疲労困憊でバスから降りていませんでした。

自分は元気&空腹だったのでこんなものを買ってしまいました……

斑尾エリアではバスがいくつかの地点に泊まってくれます。
自分はスタート地点のハイジまでもどり、車を回収してペンションへ戻りました。

翌朝、ペンションで用意してもらった朝食を食べます。
実は朝食があるとは思っていなかったのですが、よくよく要項をみると後泊に関しても1食付きと書いてありました。宿泊場所によって朝食内容は変わると思いますが、カップ麺で済ませる気でいたのでとても助かりました。

表彰式(2024/9/16)

表彰式は妙高エリアなのでさらに車で移動しました。
完走賞はこのとき配られると勘違いしていたのですが、配られるのは100mile完走賞のバックルのみ。なので110kmの方は出なくても大丈夫。
しかし、入賞者のみなさんのコメントが聞けてよかったですし、参加者全員が参加できるトレイルランニングの表彰式も貴重だと思うので参加できてよかったと思っています。

まとめ

以上が110kmペーサーの大会中の過ごし方でした。
選手以上に移動が多く、情報も少ないので戸惑う部分もあると思いますが
来年度以降ペーサーやる方の参考に少しでもなればうれしいです。
公式の案内はしっかり読みましょう笑

*レース内容についても後で書くかもしれないです・・・



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