梅雨直前のテント泊八ヶ岳全縦走_DAY2
テント泊八ヶ岳縦走2日目です。
前回のお話はこちら。
今回歩いたコースはこちら
今までに歩いたことのあるエリアだったので1日目より気持ち的には楽でしたが、案の定体力不足で後半ダウンしてます……
稜線からのリスタート
行者小屋から昨日リタイアした稜線への登り返しからのスタート。
2日目は昨日とは変わり天気が良く、稜線上にでても強風はありませんでした。
横岳も赤岳側には岩場や鎖場、梯子があり、以前訪れたときは中々ビビっていましたが昨日の赤岳に比べればはるかに優しい工程です。
横岳のもつ複数のピークを通り過ぎた先、硫黄岳との間にある硫黄岳山荘に休憩のため立ち寄ることに。
朝早くだったのに営業中となっていたのでダメ元で聞いてみると食事も出してくれるとの事だったのでありがたく頂きました。(7:00くらいですよ・・ありがたい・・・)
食事をとり心身共に回復した私たちは意気揚々と硫黄岳、天狗岳に向かいました。
歩きやすい硫黄岳-天狗岳
硫黄岳の登山道は昨日までとは大違いでなだらかなので危険個所はありません。
曜日か天気か、それとも山域の問題か硫黄岳あたりから多くの登山者とすれ違いました。
私も初めてのテント泊は硫黄岳-天狗岳の登山で行っているので初心者でも登りやすいイイ山だと思います。
歩きやす登山道で調子に乗った私は同行者に
「二子山ヒュッテまで今日いくか、いっそのことナイトハイクして蓼科山もいっちゃうか!」と提案します。
はい。2日目もやりました。
1日目と違い歩きやすい登山道に昨日の遅れを取り戻したい気持ちと3日目の工程ことも考えて先に進むのが良いとこの時は考えていました。
結果的に数時間後にすぐあきらめて前述した通り2日目は白駒池の青苔荘で泊まっています。2日連続の反省です。みなさんも自分の体力に見合った計画をしましょう。
2日連続のダウン
高見石小屋は麦草ヒュッテと白駒池に分岐点です。
ご存知の通り基本的に山小屋には16時までに到着する必要が(マナー的に)あるのですが、この時点で双子池までギリギリ間に合うかどうかの時間帯でした。
少し考えた結果、体力、時間共に余裕はないがあきらめきれずに麦草ヒュッテ方面へ進むこに。
しかし進み始めた後の地味な登りで思った以上にペースが上がらず、双子池ヒュッテまで16時に間に合わないと判断。
来た道を戻るのではなく、麦草ヒュッテまで進み、休憩後国道を歩いて白駒池まで戻り宿泊にすることにしました。
オアシス=麦草ヒュッテ
麦草ヒュッテで水分補給と食事をとることに。
山小屋と言えば定番メニューはカレーやラーメンですが、ここにはなんとざる蕎麦が。
疲れ果てた私たちにとって、冷たいお蕎麦は非常に食べやすかったです。
しかもめちゃくちゃおいしい。
同行者と「疲れた」「蕎麦が美味い!!」と騒いでいると
ヒュッテの方から「ビールはお好きですか?」とのお声がけ。
なんと麦草ヒュッテ限定のクラフトビールがあるとのことでもちろん購入させて頂くことに。
すっきりとした味わいで疲れた体に染み渡りました!
疲れからの誘惑
麦草ヒュッテから青苔荘までは向かっては冬季には閉鎖になる国道ビーナスラインを歩いて向かいます。
道中で青苔荘にテント泊の予約のために電話をかけました。
この時、もしテント場が埋まっていれば白駒荘に泊まろうと事前に話しています。
正直な話、この疲れた状態でテントをまた立てたくないし、お風呂にゆっくり浸かりたい。
二人ともテント場が埋まっていること望んでいましたが、願い虚しく、十分な空きがあったので無事(?)テント泊縦走を続けることができました。
青苔荘についてからは時間に余裕があったので泊まらなかった白駒荘まで散歩。その後テント場で売店で買ったアルコールを摂取しながら夕食を食べ、翌日に備え明るいうちに寝床に入ります。
天気予報によると不安だった3日目の天気は早朝の強風に気をつけていれば問題なさそうでした。
3日目に続きます。