デザイナーは応募できないデザインコンペに参加してみた
はじめまして!HAL大阪でWeb開発を学んでいるマサキです!(Twitter:@mthdxo)
軽く自己紹介をさせていただきます!
普段はWEB開発の基礎を学んでおり、主にプログラミングを行っているのですが、チーム制作やプロダクトを実際に制作していく過程でデザインの重要性や私自身が幼少期より絵を描くことが好きであったり、デザインというものに興味があったのでデジタルプロダクトのデザイナーになることを半年ほど前に目指しはじめました。そんなこんなで…
今回はデザイナーのつだしんごさん主催
【 デザイナーは応募できないデザインコンペ sponsored by N-aiku様 】
に参加してみて得た学びや作品の制作過程をご紹介したいと思います。
デザイン初心者が初めての広告デザインにもがいている姿をご覧いただけるかと思います・・・(笑)
そもそも「デザイナーは応募できないデザインコンペ」とは?
ざっくり紹介すると「まだデザイナーではないけどデザインを勉強したい!」というような人たちを対象に『実績が得られる場所』『モノが完成する喜びを感じられる場所』という、この2つを生み出すことを目的として開催されるコンペとなっております。
そして、記念すべき第1回目のお題は
「理系(とくにIT系)の人材が、該当サービスに申し込んでくれる広告」
を制作することでした。
その他、制作に関する制約と広告概要は以下の内容になります
ターゲット:理系人材、特にIT系の人材(とりわけ名古屋の理系大学生)
文字:『N-aiku』 を入れること(サービスの名称:エヌアイク)
ロゴ:ロゴの使用可否は問わない
メインカラー:『#5ce1e6』 にすること
掲出位置 : 鶴舞線「鶴舞駅」コンコース壁面
媒体種別 : パネル式看板
広告寸法 : タテ1,245mm × ヨコ1,745mm
イメージ:
・あまり文字は入れ込まずに、直感的なビジュアル情報とコピーを魅せる
・申し込み&検索を促す広告であること
|成果物と使用ツール
いきなりですが、こちらが私の成果物になります
使用した主なツール
・Figma
・Miro
・remove.bg(オープンチャット『#デザイナーになる』 で知ったもの)
ここからは実際の制作工程や気をつけたポイントをご紹介したいと思います。
① 情報の整理
まずはMiroを用いて情報・アイデアの洗いだしと整理を行いました
実際の制作画面
主に行ったこと
①ターゲットと今回紹介するサービスの特徴をマインドマップを用いて洗い出す(ロジックツリー型)
②伝えたい内容を効果的に伝えれそうなデザインの調査
③ラフアイデアの洗いだしと縦軸に「効果」横軸に「実行難易度」を配置しアイデアをマッピング
④実行可能且つ効果がありそうなラフ案を3パターン用意し、広告としての効果と懸念点をより具体的に記述
ということを行いました。
しかし、どのアイデアもしっくりこなかったのでこの日は一度アイデアを寝かすことにしました。
② ラフ案の作成
翌日、先程の工程①でまとめた情報を元に再度ラフ案を作成しました。
「ターゲットに伝えたいことは何か」「伝えなくてもいい情報は混ざっていないか」情報の取捨選択を意識して描いたものがこちらになります。
めちゃくちゃ字が汚くてすいません😅
ターゲットである就活生が広告を目にしたときに
・目を惹きつけるビジュアルであるか
ー インターン生と大きなキャッチコピーでインパクトを与える
・当事者意識のわくキャッチコピーが入っているか
ー 「22卒」「インターンシップ」というワードで当事者意識を与える
・何のサービスか分かるようになっているか
ー ひとことで表現
・検索してみようかなと思えるか
ー 下部で検索フォームと検索ワードを提示
というポイントを意識して各要素に配置しました。
一番自分のイメージに近く効果的だと判断したので、このラフ案で制作していくことに決めました。
|ラフ案をもとに清書
ここからはFigmaを使っての清書です
あーでもないこーでもないと言いながら、フォントの種類やサイズ、行間とそれぞれの色合いや配置場所を微調整しました。
私自身22卒の就活生ということもあり、同級生の友人たちに率直な感想をいただきながら改善していきました。(協力してくれたみんなありがとう!😭)
|制作を終えて
はじめてバナーやアイキャッチ以外の広告を制作してみたのですが、
シンプルに「う〜ッ!難しい!」と思いました。どうすればターゲットの胸に響くものができるのか?どうすれば、たかだか1〜2秒ほどしか目に入らない広告に興味を持ってもらえるか?そのようなことを制作が終わってからもずっと考えていました。そして、今でも分かりません。
とはいえ理由づけされたデザインを完成することができた点は良かったと思います。自分の成果物が今回与えられたお題の広告として正解なのか不正解なのかハッキリとは分かりませんが、今自分が持っているものは出し切ることができたと思います。
以前から自身の課題として感じていたパターンの少なさ(引き出しの少なさ)や情報の優先度を付けることを苦手としている点も顕著に表れているなと思いました。
Twitterで他の方が投稿された成果物をみていると(#デザイナーは応募できないデザインコンペ で検索)
「これこれ!これこそ広告だ!」とか
「うわ〜〜〜アイデアめっちゃおもしろい!必然的にサービスにも興味がわくなあ」と思える作品が沢山あり
自分とはまた違ったアウトプットをされていて、とても勉強になりました。
と同時に広告には広告のデザインが必要なのかもしれないと思いました。
正直今回の制作で「広告デザインとは!?」というようなところまで掘り下げることができなかったので今後はそこも学んでいけたらなと思います。
何より今回の制作を通して、苦しみながらもとても楽しむことができました。デザインってやっぱおもしれー!(小学生みたいな感想ですいません😅)
このような機会を与えてくださった
つだしんごさんとスポンサーのN-aiku様、
そして一緒に作品を投稿してコンペを盛り上げてくださった皆さまに心より感謝申し上げます。