思い通りに人を動かすヤバい話し方を読んで
元マルチ商法のトップセールスから学ぶ、人を動かす話し方とは。
防犯対策は泥棒に聞くのが一番効果がありそう。
世間的には「詐欺」のような印象があるマルチ商法。そんな元マルチ商法のトップセールスから学ぶ話し方はいかにも面白そうだ。
結果から言うと、想像以上に面白かった!
相手の印象を支配する技術
「この人はマジだ」と相手に思わせることが重要だと著者は言います。例えば、忘年会でマジックをするとして、なんの気ない普段着でマジックをするよりも、タキシード着て、髪はオールバックにセットして背筋はピンと伸ばす。これだけで同じ手品をしても見てる人の反応がまるで違います。
マジシャンならシルクハットを被ったり、医者なら白衣を着たりすることで相手の印象を支配することができるのだ。
見た目が変わると周囲からの印象だけでなくセルフイメージも変わる。
「味方を騙すにはまず自分から」
メラビアンの法則
言語情報7% 聴覚情報38% 視覚情報55%
大切なのはどんな見た目の人が、どんな振る舞いで、どんな声の出しかたで話すか。
上手く話すことを意識するよりも、見た目に気を遣って自信を持って話す方が何倍も有効な手段。
ファッションを語る人が、サイズの合わない服を着ていたら誰もその人の言うことは聞かないでしょう?まずは自分の身なりに気を使った方が話に説得力が出るかもしれません。
世の中すべてに媚を売れ
相手の心をこじ開けるために有効な手段は媚を売ることです。たとえ褒め方が壊滅的に下手であっても問題なし!
なぜなら、、
自分を肯定してくれるあなたを「話が下手」と否定してしまうと、せっかく満たされた自分の自尊心も否定してしまうことになるからです!
お世辞でもいいから相手を褒めようとし続けると、自然と人良いところに意識が向くようになります。
つまり、、腹黒は「本当の良い人」に進化すると著者は述べています。
人の話を聞く時は、世界一面白い話を聞いているつもりで聞く
会話がうまくなるためには、話す練習よりも聞く練習の方が大切。
世界一面白い話を聞いているつもりで聞くと、実際に相手の話も面白くなってきます。相手の話を面白くするのは聞き手次第です。
真剣に楽しそうに話を聞いてくれている人間のことを、誰もが好きになるでしょう。相手の話を聞くと選択した以上は、徹底的に媚を売るのは悪くない選択肢かと思います。
終わりに
話し方の技術的な部分に囚われる人は多い(自分も含め)が、見た目や媚を売ることで改善できることの多いこと!
さすが元マルチ商法のトップセールス!!内容もわかりやすくて面白い!
著書から引用した部分以外も面白い章はたくさんあったので一読をお勧めします!