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オタクのEDHデッキ紹介《ウンゴリアントの末裔、シェロブ》
皆さんこんばんは。
前回の記事の投稿から早くも約3ヵ月が経過してしまいました。
本当は月1で記事を投稿しようと思っていたのですが、最近リアルでの生活が忙しく中々記事を書く事が出来ませんでした。
さて、今回は指輪物語のフルスポイラーが発表されてからずっと組もうと思っていた蜘蛛デッキをご紹介していこうと思います。
ずっと「組もうと」していた、蜘蛛だけにね?🕷
そんな冗談はさておき、まずは統率者の能力の紹介からしていこうと思います。
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《ウンゴリアントの末裔、シェロブ》は接死と護法②を持っています。
更に、自分がコントロールしている他の蜘蛛クリーチャー全てにも接死と護法②を与える事が出来ます。
そしてここからが少しややこしい部分なのですが、自分がコントロールしている蜘蛛からダメージを受けた《ウンゴリアントの末裔、シェロブ》ではないクリーチャーが死亡する度に、カードタイプを全て失い、その死亡したクリーチャーと同じ能力を持つ食物であるトークンを1個生成する、という物になります。
初めてこの能力を聞いた人は大抵「なーに言ってんだこれ」ってなると思いますので、↓に簡単に例を挙げます。
自分がコントロールする1/1の蜘蛛1体が攻撃し、対戦相手は自分がコントロールする《聖別されたスフィンクス》でブロックを宣言した。
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その結果、こちらの1/1の蜘蛛は接死を持っている為相打ちとなり、《ウンゴリアントの末裔、シェロブ》の能力が誘発し、
《聖別されたスフィンクス》の能力を持ったクリーチャーではない食物トークンを1個生成する、という事になります。
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もちろん、それは対戦相手がコントロールするクリーチャーや統率者も例外ではありません。
自分がコントロールするする蜘蛛が発生源であるダメージで死亡させる事が出来ればどんなクリーチャーでも「食物」にする事が可能です。
しかもそれはクリーチャーや伝説というタイプを失っている為、全除去にも巻き込まれなくなりますし、《似通った生命》等で複数個同じ能力を持った食物トークンを生成する事も可能です。
※2024年5月15日追記
コメントでご指摘を頂いたのですが、あくまで「伝説の〜」というのはカード・タイプではなく、「特殊タイプ」に分類される為、伝説の食物は1個しか生成出来ませんでした🙇♂️大変申し訳ございませんでした。
しかしそんな事を知ったら対戦相手は下手な攻撃やブロックをしてくれなくなります。その為、このデッキには格闘や一方的にダメージを与えるカードがわさんかと採用されているという訳です。
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しかも自分がコントロールしている蜘蛛や《ウンゴリアントの末裔、シェロブ》自身にも全て護法②がある為、コンバットトリックに対して除去もされ難いのがメリットです。
1/1の蜘蛛をたくさん生成して対戦相手の強そうなクリーチャーをたくさん食物に変えてやりましょう!
さて、そんなこんなでまずはデッキリストのご紹介です。
リストをご紹介した上で、今度はこのデッキに採用されているコンボについての解説をさせて頂きます。
①《献身のドルイド》+格闘呪文
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まずはこのデッキで一番強い動きから紹介です。
自分の蜘蛛がダメージの発生源であれば「誰のクリーチャーが死亡したかどうか」は問われていない為、自分の《献身のドルイド》と格闘を行う事で《献身のドルイド》のコピーである食物トークンを生成する事が出来ます。
それはクリーチャーでは無くなる為、召喚酔いの影響を受けないので場に出て来てすぐにタップ&アンタップをする事が可能になります。
その結果-1/-1カウンターが何個置かれようが死亡する事もありません。
すぐさま緑無限マナファクトと化します。
《ウンゴリアントの末裔、シェロブ》を統率者とする場合絶対にこのコンボは入れた方が良いです。
※2024年5月15日追記
一方格闘で自分のクリーチャーを対象に取れる呪文とそうではない呪文が存在しているのでそこだけご注意下さい。
②《牙持ち、フィン》+横並び
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《牙持ち、フィン/Fynn, the Fangbearer》
こちらのクリーチャーは蜘蛛ではありませんが、自分がコントロールする接死持ちクリーチャー全てに実質毒性2を与える事が可能になります。
横並びは出来たが勝ち筋が無い、1/1の蜘蛛がたくさん要るけど全部で殴っても対戦相手のライフを10点も削れない、そんな時に役立ちます。
対戦相手からしたら自分の大事なクリーチャーを食物にされたら堪らないので恐らく「ライフで受ける」と言われるはずです。
ですが《牙持ち、フィン》が場にいればどうでしょう?
ブロックする⇒食物にされる
ブロックしない⇒毒で死ぬ
という究極の二択を選択させられる事になるので対戦相手は喜んで供物を差し出してくれる事でしょう(暗黒微笑
③《蜘蛛の襲来》
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コチラのカードはこのターンの間蜘蛛以外が与える全てのダメージを軽減し、対戦相手から自分に向かって攻撃しているクリーチャーと同じ数の1/2到達蜘蛛を生成する、という物になります。
対戦相手からすると「邪魔な蜘蛛はいない!《ウンゴリアントの末裔、シェロブ》は蜘蛛だけど到達を持ってない!今がチャンス!!」
と意気揚々と殴ってくる人もいるでしょう。
そんな時にこちらの呪文を唱える事で自分は蜘蛛を生成、全て接死を持つ為対戦相手のクリーチャーは食物に変える事が出来、蜘蛛から以外のダメージは全て軽減出来る為一石三鳥の働きをしてくれます。
統率者マスターズで再録されそこそこ安くなったのでかなりオススメです。
《ペレグリン・トゥック》or《アカデミーの整備士》
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《ウンゴリアントの末裔、シェロブ》の能力はあくまで食物トークンを生成する、という物なので上記のクリーチャーがいれば追加で食物や宝物等を生成する事が可能です。
また、食物が盤面にあっても使いきれないよ~という状況になった時にも《ペレグリン・トゥック》の下の能力で3個生け贄にする事でカードを1枚引く事も一応可能です。
話は長くなりましたがとにかく以下の動きで立ち回る形になります。
①蜘蛛を出す
②土地も伸ばす
③《ウンゴリアントの末裔、シェロブ》を出す
④格闘呪文で対戦相手の強い生物を食物に変えていく
特に対戦相手の統率者のコピーである食物トークンを作成すると脳汁が溢れます。
また、《似通った生命》等も活用すればそれを2個一気に出す事も可能です。
(※私が過去に作成した最高の食物は《囁く者、シェオルドレッド》の能力を持った食物x2個でした)
※2024年5月15日追記
「伝説の〜」はカード・タイプを失っても「特殊・タイプ」である為失われず、食物であっても複数個存在出来ませんでした。
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さて、最後にこのデッキを使うにあたって気を付けなければいけないルール等を何点かご説明していきます。
①《ウンゴリアントの末裔、シェロブ》自身は食物にする事が出来ない
何らかの対戦相手の呪文等で《ウンゴリアントの末裔、シェロブ》が倒されてしまいそうになった際、自分の蜘蛛と《ウンゴリアントの末裔、シェロブ》を格闘させてシェロブのコピーである食物トークンを生成する事は出来ません。結構知らない人が多いので気を付けて下さい。
②マナコストやカードタイプについて
クリーチャー等のカードタイプは失うが、あくまでそのクリーチャーのコピーである事には変わらないので点数で見た時のマナコストはそのクリーチャーと同じになります。
また、アーティファクトである事も避けられないので対戦相手の《進歩の災い》や《選別の儀式》、《溜め込み屋のアウフ》等には気を付けて下さい。
また、カード、タイプは失いますが「伝説の〜」という「特殊・タイプ」は失われませんのでご注意下さい。
③《安らかなる眠り》等について
食物トークンを生成出来るのは蜘蛛によってダメージが与えられたクリーチャーが「死亡するたび」なので《虚空の力線》や《ダウスィーの虚空歩き》、《安らかなる眠り》等が場にある場合はそもそも死亡が置換されてしまいますので気を付けて下さい。
長くなりましたが今回のデッキ紹介はこれにて終わりとなります。
最初はもっと蜘蛛クリーチャー呪文を入れたかったのですが、そこまで強い蜘蛛があまりいなかったので色々試していった結果今の形になりました。
《墓後家蜘蛛、イシュカナ》と《終わりなき巣網のアラスタ》はとても強い蜘蛛なのでどんなにデッキ枚数に空きが無くても絶対に入れましょう。
また、《魂の洞窟》と《群がりの庭》、《闘技場》は入れた方が捗りますのでぜひ真似してみてください。
以上となりますがこれからもデッキ投稿を月1~2個ぐらいの頻度で投稿していこうと思いますのでスキ等で応援よろしくお願い致します♪
それでは皆様、良いEDHライフを!