オタクのEDHデッキ紹介《世慣れた見張り、デルニー》
皆さんおはこんばんちは。
前回投稿した《育殻組の誉れ》デッキはお楽しみ頂けましたでしょうか?
本日は同じくカルロフ亭殺人事件で登場した神話レアのデルニーのデッキ紹介をしていこうと思います。
まずは統率者の詳細から👇
3マナの統率者で、上の能力は自分がコントロールしているパワー2以下のクリーチャーはパワー3以上のクリーチャーにブロックされない、を持ちます。
つまり弱い者の味方、って感じですね。
下の能力がメインとなるのですが、自分のパワーが2以下のクリーチャーの能力が誘発するなら追加でもう1回誘発する、という物になります。
簡単に言えば《エスパーの歩哨》のマナ払えが2回誘発したり、《オグマの文書管理人》のドローと1点ライフゲインが2回誘発したりします。
その為、このデッキを組むにあたって必然的にパワーが2以下のクリーチャーをたくさん採用する必要がある為、構築に非常に制限がかかる事になります。ですがそんな制限下でも大活躍出来るカードが数枚あるのでご紹介していきたいと思います。
このデッキの為に生まれてきたのか???
と思うほど相性の良いカードなので、デルニーorジニー・フェイを統率者にしたい人は必ず買いましょう。(初動¥500で買って正解だったわ…)能力は2マナ2/2警戒で、対戦相手の場でアーティファクトorクリーチャーがアンタップ状態で戦場に出るたび、対戦相手の人はそれをタップする事を選んでも良い。
もしもそうしなかった場合、こちらの場に絆魂を持った1/1の吸血鬼トークンを1体生成する、というものになります。
デルニーがいれば追加で誘発するので2体生成となり、パワーも1なので(ほぼ)ブロックされない最強吸血鬼を無料で生成する事が出来ます。
大体の人はタップする事を選択すると思うのですが、せっかく出した《太陽の指輪》等のマナファクトや、速攻待ちのクリーチャーをタップしたいかと言われると大体の人に渋い顔をされながらタップしますと言われます。
そしてこの能力で一番強いのが『唱えたものに対して誘発する訳ではない』という事です。
例えば相手が《波止場の恐喝者》を出して宝物トークンを大量に生成したい!としてもそれらをタップしなかった1個につき1体の1/1吸血鬼がこちらの場にゾロゾロと並んだりする訳です。
宝物トークンはタップして生贄に捧げる必要があるのでこういったカードへの抑止力にもなります。
ぜひ1,000枚買いましょう!
パワー2以下のクリーチャーが自分の場で出た時、①マナを支払う事で1ドローが付いてくる形となります。
こちらも同様デルニーがいれば①マナ1ドローが2回誘発するので、とりあえず1枚目を引いてから2枚目はどうするかを考える事も可能です。
誘発するのはトークンでも構わないですし、白単は手札回復手段に乏しいので私は採用しています。
《護衛募集員》が場に出た時、タフネスが2以下のクリーチャーをサーチして手札に加える事が出来るので、このデッキであればおおよそなんでもサーチが可能です。
更にデルニーが場にいれば2枚までサーチする事が出来るので爆アド生物と化します。
統率者を守るための《ルーンの母》なんかを持ってきても良いですし、コンボパーツの《歩行バリスタ》や《トリスケリオン》、
攻めに転じる為の《輝ける歩く彫像》なんかをサーチしても良いと思います。
(※《輝ける歩く彫像》の能力に関しては次で解説します)
色々書いてあるので2つに分けて解説します。
まず昇殿という能力を持っており、土地を含むパーマネントを10個以上コントロールしていたなら昇殿という紋章のような物を得ることが出来ます。
(これはゲームが終わるまで消える事も失う事もありせん。)
そして自分を含めた全てのプレイヤーのアップキープの開始時に1/1のアーティファクト・ノーム・クリーチャートークンを1体生成する事が出来ます。
そして更にあなたが昇殿を達成しているなら、私がコントロールしている《輝ける歩く彫像》以外の全てのアーティファクトクリーチャーに+2/+2の修正を与える事が出来ます。
その為5マナと少々重たいですがもしもデルニーが場にいた場合、全てのプレイヤーのアップキープの開始時に実質3/3のアーティファクトクリーチャーを2体生成する、という化け物じみた能力となります。
残念ながらデルニーのブロックされにくい、という能力との相性は良く無いですが盤面を一気に制圧する事が出来るので絶対に入れる事をオススメしたい1枚です。
デルニーは何も場に出た時の能力を2回誘発させるだけのカードではありません。
《エスパーの歩哨》みたいに唱えた時〜の能力も増やせるのでテシャールとの相性もバツグンです。
どれだけパワー2以下のクリーチャーを並べても全除去に巻き込まれたり、《毒の濁流》X=2で大体のクリーチャーが死滅してしまいます。
ですが、テシャールとデルニーが場にいれば歴史的な呪文(伝説orアーティファクトor英雄譚)を唱えるたび、あなたの墓地にあるマナコスト3以下のクリーチャーを『2体』場に戻す事が可能になります。
伝説のクリーチャーや《太陽の指輪》等の呪文を唱えるだけで簡単にリアニメイト出来るのでこちらも出来れば入れたい1枚となっております。
おいおい6枚目だぜ?まだあんのかよ…と思わないで欲しいです(もうちょーっとだけ続くんじゃ)
こちらのカードは3マナ1/1ととても貧弱なのですが、Xマナを支払う事で自分がコントロールしているクリーチャー全ての基本のパワーおよびタフネスをX/Xに変更する事が出来ます。
つまり何が言いたいかというと、デルニーがいる状態で全軍突撃、パワー3以上にはブロックされないというメリットを生かしながらブロッククリーチャーが確定した後に能力を起動する事でさっきまでのび太くんが大量に殴ってきたかと思っていたのに突然全員がジャイアンに化けて殴りかかってくるイメージです。全員を一気に倒すのは難しいと思いますが、とりあえず1人1人ずつ倒す事はできると思うのでこちらも採用した方が良いカードの内の1枚となっております。
こちらはストリートファイターコラボでSecret Lair限定で刷られたカードですが、右側のBaldinであれば「ファイレクシア:完全なる統一」というパックから一定の確率で出てくるThe List枠としてリメイクカードが刷られているのでそちらを購入すれば比較的安めに入手する事が出来ます。
気になる能力は、6マナ0/7と壁デッキ専用か?
と思わせるようなスタッツをしていますが、
「あなたのターン中、あなたがコントロールしている全てのクリーチャーはパワーではなくタフネスの値で戦闘を行う」という能力と、
E.Hondaが攻撃するたび、最大100体までのクリーチャーを対象とする。
それらのクリーチャーはターン終了時まであなたの手札にあるカードの枚数に等しい+0/+Xの修正を受ける」という2つの能力を持っています。
2番目の能力はあくまでタフネスの値を+Xしているだけなのでパワーは変わる事がなく、デルニーのブロックされにくいという能力を生かしたままタフネスを上げ、タフネスの値に等しいダメージで戦闘を行う事が出来ます。
デルニーを使うにあたって『絶対に必須』といっても過言ではない性能をしているので見かけたら絶対に購入しましょう!
さて、相性の良いカード語りについ熱くなってしまいましたが、私が考えたデルニーのデッキリストを公開していきたいと思います。
このデッキの勝ち筋は基本的には物理で殴る、
もしくはヘリオッドを絡めたバリスタorトリスケリオンによる無限ダメージによる勝利のどちらかとなります。
また、デッキの構成上白単色のデッキとなっている為私はこんなカードも採用しています。
白でないクリーチャーで、かつパワーが3以上のクリーチャーはそのプレイヤーのアンタップステップにアンタップしない、という能力になっています。
白単なのでほぼ関係ないのですが、輝ける歩く彫像やウルザの物語から生成したトークン等だけ引っかかる形となりますのでそこだけはご注意を。
また、横並びする事を目的としている関係上《神の怒り》等の全体除去を採用しにくいので、
下記のようなパワー3以上だけを破壊するカード等もとても相性が良いので絶対に採用しましょう。
いつもならコンボルート等の紹介もするのですが、正直ヘリオッド+バリスタ以外のコンボを採用していないので今回は割愛させて頂きます。
正直あれも入れたい、これも入れたい、というカードがありすぎてとても100枚に収めるのが難しいデッキなのでぜひあなたが構築したリストも見せて頂けると嬉しいです。
↑のサイトからデッキリストの投稿が行えます。
長くなりましたが、皆様ご愛読頂きありがとうございます。
次回は「指輪物語:中つ国の伝承」で登場した《木の牧人、ファンゴルン》のツリーフォーク部族デッキ縛りのリスト紹介をしたいと考えています。
それでは皆様、良いEDHライフを♪