EDHオブのカード紹介3《不安定な護符》
どうも、シーエフです。
EDH《囚われの黒幕、オブ・ニクシリス》で使用するカードについて、1枚ずつ紹介しています。
第3回目のお題は、《不安定な護符》です。
カードの概要
モダンホライゾン3で登場したこのカードは、モダン環境で大暴れ中のエネルギー・デッキで活躍しているカードとして有名ですね。
アンコモンなので何千円にも値段が上がることはないと思いますが、じわじわと数百円くらいには上がってきているようですね。モダホラ3が出てそれほど経っていないため、供給量は多いと思いますが、最近は使われているカードはコモンやアンコモンでも結構値上がるので油断はできないですね。
まぁ、EDHでは1枚確保しておけば良いので、まだ持っていない方は確保しておきましょう。
2マナのアーティファクトで、基本的な使い方としてはアドバンテージ源ですね。エネルギーをカードに変換してくれます。
最低限、単体でもカード1枚供給してくれるので、悪くないですね。
赤によくある「トップのカードを追放して、プレイを許可する」効果ですが、ターン終了時までなどの期限がなく、この護符で次のカードを追放するまでプレイできます。
コストが重たいカードがめくれて、そのターン中にプレイできずに無駄になるというようなことがないので、いつでも安心して起動できますね。
次のカードが追放されるまでなので、護符自体が戦場を離れたとしても追放されたカードはプレイできる状態のままです。
戦場に出たときにエネルギーを得るので、ブリンク(追放して戦場に戻す効果)とも相性が良いですね。
それでは、効果を細かく見ていきましょう。
効果(テキスト)
不安定な護符が戦場に出たとき、(E)(E)(エネルギー・カウンター2個)を得る。
あなたがあなたの手札以外から呪文1つを唱えるたび、不安定な護符は各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える。
(T),(E)(E)を支払う:あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を追放する。不安定な護符によってそれでないカード1枚を追放するまで、あなたはそれをプレイしてもよい。
エネルギー
戦場に出たときにエネルギーを2個得て、その後、何かに誘発してエネルギーを得ることはないので、このカード単体で見ると、能力を起動できるのは1回だけ。
エネルギー関係のカードは、大きく分けて3つあります。
1.エネルギーを得るだけのカード
2.エネルギーを使うだけのカード
3.エネルギーを得て、使うカード
1は他のカードと組み合わせないと意味がない効果を持っている分、単純なスペックはそこそこ優秀なカードが多い印象。2や3のカードを上手く使うための潤滑油として非常に大事なカード。
2のエネルギーを使うだけのカードはかなり使いづらい感じになるので、そもそも、そういうデザインのカードはあったかなというくらいで、あってもかなり少ないと思われます。
エネルギーを得るだけなら、エネルギーを使えなくても困らないけど、エネルギーを使うだけだと、他と組み合わせないと全く使えないカードになってしまいます。
そして、エネルギーを使うカードは、3のように自己完結しているものがほとんどですね。ただ、単体で強くなり過ぎないように、エネルギーを得られるのは1回だけだったり、何度も得られる場合は、少ないエネルギーを得て、起動には多くのエネルギーが必要とかそういうデザインが多くなっています。
今回の護符は、一番多い典型的なデザインですね。
戦場に出たときにエネルギーを2個得て、起動するのに2個使う。
エネルギーを使うカードがそれほど溢れているわけではないので、EDHでエネルギーの相互シナジーを期待するなら、かなりエネルギーに寄せた構築にしないと難しいでしょうね。この記事でするのは基本的にEDHの話なので、今回のカードも単体の効果で評価を見ていくことにします。
アドバンテージ
(T),(E)(E)を支払う:あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を追放する。不安定な護符によってそれでないカード1枚を追放するまで、あなたはそれをプレイしてもよい。
一般的には、余ったエネルギーをカードに変えることができる、アドバンテージを得るためのこの能力がこのカードの魅力です。
しかし、それは、他のカードでもエネルギーを得ることができる構築の話。
EDHでは、1枚のカードが1枚に変わるだけなので、何の意味もない。それどころか、2マナ払っている分だけ損していますし、非公開で手札に加えられるはずのカードが公開状態になってしまいます。
手札を減らしたいとか、特定のカードをトップに置いて常に唱えられるようにしておきたいとか、ニッチな需要を考えられなくはないけど、そのために入れるのかは非常に怪しい気がします。
追放領域から唱えられるようになるため、それで誘発する効果を持ったカードとは多少相性が良いと言えなくはないでしょう。
エネルギーの供給と利用が1枚で完結してはいるので、ブリンクとは相性が良いですね。
ブリンクするたびに、いつでも使用できるカードを追放領域に貯めておけるので、手札から落とされる心配もなく、安心です。
ただ、1枚ブリンクするなら、もっと良いカードがたくさんある気がするので、何度も大量にブリンクするようなカードと組み合わせた場合に、やっと使う価値が出てくるかなという感じです。
ダメージ
あなたがあなたの手札以外から呪文1つを唱えるたび、不安定な護符は各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える。
さて、そろそろ本題に入りましょう。
モダンではアド源として活躍しているのでしょうけど、EDHで重要なのは、断然この能力です。
単純にこの護符で追放したカードを唱えると、1点ダメージが入ります。土地を追放してもプレイすることはできますが、土地のプレイではダメージは飛びません。
追放領域だけでなく、手札以外であればどの領域からでも誘発するので、墓地からでも良いですし、統率領域から統率者を唱えたときも誘発します。
「1ターンに1回」とかケチなことは書いていませんので、唱えた回数だけ誘発します。
ダメージは各対戦相手に入るので、毎回当てるプレイヤーを選ぶなど面倒な対応が要らないのは良いですね。ただ、対象を取っていないので、悪事は働いていませんのでご注意を。
組み合わせ
はっきり、言いましょう!このカードは、EDHオブのためのカードであると!
初めてこのカードを見たときは、興奮で夜も眠れないほどでした。というのは少し大袈裟ですが、実際それくらいオブ使いにとっては非常に嬉しいカードです。
新しいカードが出るたびに、どんな1点当てるカードが出るのか楽しみにしていますが、これは本当に革命を起こすカードでした。
オブ:「1点当てると、トップを追放して唱えられる」
護符:「追放したカードを唱えると、1点当てる」
それぞれの能力でループしてるんですよね。
実際は、唱えるうえでマナが必要になるので、無限ループというわけではないですが、どう考えてもオブと相性がぴったりのオブのためのカードと言えるでしょう。
オブと護符があると、唱える→1点当てるを繰り返して、マナのある限り、大量にカードを唱えることができます。
唱える際にマナを供給してくれるカードがあると、さらに凄いことになります。
とにかく本当に凄いカードなんです。でも、特別なテクニックも他のカードとのシナジーもないので、オブとの相性1点突破です。
EDHオブで護符を使って、あなたも気持ちよくなりましょう!笑
イラスト
イラストというか、枠ですね。このカードは、通常の枠の他に旧枠バージョンが存在します。
個人的には、旧枠のデザインは結構好きで、思い出深いのもあって、新たに旧枠で刷られたカードも結構使っているのですが、このカードに関しては、通常版を使用しています。
なぜかというと、アーティファクトであることが非常にわかりづらいという難点があるからなんですよね。
「スカージ」以前の旧枠の時代には、有色のアーティファクトは存在せず、全て無色でした。なので、シンプルに一色の枠でも問題なかったのですが、「アラーラの断片」で有色のアーティファクトが出て、そして、そういうカードが旧枠になると、アーティファクト感が皆無の他の赤いカードと同じデザインになってしまうんですよね。
有色のアーティファクト用に新たな旧枠デザインを作るもの違う感じがするので、仕方ないとは思うのですが、個人的にはエッチングFoilとかそういう方向性の枠違いにしてほしかったですね。
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
こんな感じでEDH《囚われの黒幕、オブ・ニクシリス》で使用するカードについて、適当に書いていく個人用のメモみたいな記事ですが、読んでくれる方がいて、少しでも反応をもらえれば嬉しい限りです。
EDHのデッキは100枚ありますから、まだまだ長く続きますが、気が向いたときに少しずつ更新していきますので、気になるカードがあれば、是非読んでみてください。
それでは、また次回!
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