EDHオブのカード紹介4《霊安室》
どうも、シーエフです。
EDHで《囚われの黒幕、オブ・ニクシリス》を使用しており、ここではそのデッキで使用するカードの紹介などをしています。
第4回目のお題は、《霊安室》です。
カードの概要
クリーチャーが死亡しても何度も戻ってくると聞くと、すごく強力な効果にも見えますが、強制で誘発するため、戻ってほしくないクリーチャーもライブラリーのトップに戻ってしまい、ドローを阻害します。
昔、遊戯王をやっていたときの「執念の剣」というカードを思い出します。当時、何度でも戻ってくるのは強いと思っていましたが、使ってみてすぐに気づきましたね。手札に戻ってきたら強いですが、ライブラリートップはダメだと。
ただ、もし、トップのカードをそのまま使えたら、デメリットは帳消しですよね。
そう、この《霊安室》は、《未来予知》系のライブラリートップのカードをプレイできる能力と相性が良いんです。
ちなみに、《霊安室》はストロングホールド(1998年)というセットのかなり古いカードで、今まで一度も再録されておらず、他にはない効果を持っているのに、数百円で買えるお得なカードです。(通販サイトのトリム平均価格238円)
最近、《未来予知》系のライブラリートップをプレイできるカードが色々出ているので、今後値上がる可能性は十分あります。
持っていない方は今のうちに確保しておきましょう。
《霊安室》と《未来予知》がある状態で、《歩行バリスタ》などのクリーチャーをX=0で唱えれば、戦場→墓地→ライブラリートップを無限に行き来することになります。
それだけでは無限にぐるぐるするだけですが、その過程で何か誘発するものがあったり、ストーム呪文があれば、勝利に繋がります。
統率者との相性
クリーチャーが戦場からあなたの墓地に置かれるたび、そのカードをあなたのライブラリーの一番上に置く。
普通に使うと、強力なクリーチャーを使いまわせるのは良いですが、なんでも戻ってしまうという欠点を持ったカード。
上手く使うためには、ライブラリートップに行ったカードがそのまま唱えられるようにすれば良い。
オブの場合はそのままとはいかないですが、1点当てれば、トップのカードを追放してプレイできるようになるので、少し準備をすれば、《未来予知》のような運用が可能です。
何度死亡してもまた唱えられるとすれば、コンボの香りがしてきますね。
ただ、強制誘発でドローを阻害する可能性があるのは確かなので、置くときはコンボを決めるときに限定した方が良さそうです。
また、統率者が死亡したときにもトップに置くことで、統率者税を2マナ追加で支払わなくても良いという利点はありますが、この運用にはかなりキツいリスクが伴います。
統率者は、領域を移動する際に、統率領域に移動させることができるのですが、領域を移動していない場合には、当然、統率領域に移動させることはできません。
ライブラリーのトップからライブラリーの中に入っていくのは、領域を移動していないんですよね。例えば、統率者がトップにある状態で、《混沌のねじれ》をこちらのパーマネントに打たれてしまうと、統率者はライブラリーのどこかに行ってしまいます。
EDHは、統率者がいつでも何度でも唱えられる前提でデッキが組まれていますので、統率者がデッキに入ると、非常に残念な紙束になりがちです。
まぁ、cEDHとかは、統率者がただのアド源として優秀なだけで、いなくても困らなそうですけどね。
ただ、当然オブは前者のデッキなので、2マナ増えるとしてもあまりリスクのあることはできませんね。一応、黒いので統率者を探してくることはできますけど。
コンボ
クリーチャーが死亡したらトップに戻り、1点入れば、追放されてまた唱えることができます。
ということは、トップに戻った後に1点入れる必要があります。
そう考えると、少し難しいようにも感じますが、正確には、トップに戻った後に1点入れる効果が解決されれば良いのです。
例えば、クリーチャーが死亡することで1点当てる能力が誘発した場合、《霊安室》の能力も同時に誘発します。どちらもコントローラーが同じ場合は、好きな順番にスタックに積めるため、「1点当てる」を先にスタックに積み、その後で「トップに戻る」を積むと、後に積んだ「トップに戻る」を先に解決し、トップに戻った後に「1点当てる」が解決されることになります。
これは、クリーチャーが戦場に出たときに1点当てる誘発型能力でも可能です。「1点当てる」能力がスタックに積まれているときに、クリーチャーを生け贄に捧げて墓地に送ると、《霊安室》の能力が誘発して、トップに積まれてから、「1点当てる」が解決されます。
ただ、無限にループさせるためには、そのクリーチャーを唱えるためのマナをどう確保するのかが問題になってきます。
簡単なのは、マナを必要としないクリーチャー。
マナコストにXを含むアーティファクト・クリーチャーは、X=0にすると、パワー/タフネスも0/0になるものが多いです。
生け贄に捧げる手間もいらないので、戦場に出たときか死亡したときに1点当てるカードがあれば、無限ダメージ(ライフルーズ)ですね。
アーティファクトで誘発するカードでも良いので、無限コンボの相方の範囲はかなり広いです。
ちなみに、戦場に出たときや墓地に置かれたときに1点当てるカードはこちらにまとめてありますので、良かったらこちらもご覧ください。
0マナのクリーチャーの場合は、サクる必要が出てきますが、サクり台で1点当ててもコンボが達成します。
能力の起動時にコストとして生け贄に捧げると、墓地に置かれた際の能力が誘発して、1点の解決前にライブラリートップに置かれます。
もちろん、他のサクリ台と1点当てるカードの組み合わせでも大丈夫です。
次に、自分でマナを用意するパターン。
自身を生け贄に捧げることで、再キャストするためのマナを供給できます。
自身の能力で墓地に行くことができて、マナも出るので、戦場に出たときや墓地に置かれたときに1点当てるカードがあれば無限コンボですね。
自身のコストを自分で用意できれば良いので、ほとんどの場合、これでも大丈夫。というか、宝物が3個以上出るなら無限マナにもなります。
その代わり、自分で墓地には行けないため、何かしらのサクリ手段は必要になります。
宝物が出るため、アーティファクトが戦場に出たときや墓地に置かれたときに1点当てるカードでもコンボできますね。
他のカードでマナを供給するという方法もあります。
最初の1回はマナを用意する必要がありますが、2回目からは1回目に唱えた際に生成された宝物やマナを充てることができます。
1マナ以下のクリーチャーであれば、サクリ台で墓地に送ってぐるぐるできますね。
まとめますと
オブ+霊安室は前提として
1.Xマナのクリーチャー+1点当てるカード
2.0マナのクリーチャー+サクリ台+1点当てるカード
3.ブラッド・ペット等+1点当てるカード
4.波止場の恐喝者+サクリ台+1点当てるカード
5.プロスパー等+1マナのクリーチャー+サクリ台+1点当てるカード
コンボパーツは多めですが、代替品が多いため、オブがいる状態で霊安室を着地させられれば、割とコンボはできそうな気もします。
それにしても、《霊安室》関係のコンボですら、これだけのパターンがあるのは驚きですね。全てのコンボを書き出したら、一体何パターンになるのでしょうか。
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
今回は、《霊安室》について色々書かせていただきました。
次回はどんなカードにしましょうか。
実は、最初の方なので、なるべくコンボの軸になるようなカードから紹介しています。なので、次もきっとキーパーツの紹介ですね。
それでは、またお会いしましょう。
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