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「もみ消し(Stifle)」について 第5回
獰猛、なかむぅです。
今回でもみ消しについてのお話は最後になります。いち個人の記事に最後までお付き合いいただきありがとうございます。
最後のテーマは「もみ消し」を使う側から見て、やられると嫌なプレイング、です。
これまでは自身でもみ消しを使用するお話しばかりでしたが、今回は対もみ消しのプレイングになります。
注意点:今回も個人的見解の内容になりますので、内容がそぐわないと感じる方は記事を閉じでいただければと思います。
では、早速いきたいと思います。
「もみ消し」を使う側から見て、やられると嫌なプレイング
もみ消しを持っている対戦相手にどのような立ち回りをすると、対戦相手が困るのか例を挙げていきたいと思います。
⚫︎フェッチランドを起動するタイミング
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もみ消しで多くの頻度で対象になるフェッチランドになります。対戦相手がもみ消しを持っているとして、どのようなタイミングでもみ消しを使ってもらうのが良いか、お話ししたいと思います。
私個人としては、もみ消しをもつ対戦相手のアップキープにフェッチランドの能力を起動することが多いです。理由としては、対戦相手がそのターンの土地を置く前であり、唱えられる呪文に制限があること、ドロー前で選択肢が限られていること、そして、もみ消しによりフェッチランドの能力を打ち消すのであれば、対戦相手はソーサリータイミングに使用する、そのターンのマナが1マナ減ることになります。これによりクリーチャーの展開や他の呪文の使用を遅らせることができます。
その他、手札に土地が潤沢にある場合は、フェッチランドをセットし能力起動を行いません。対戦相手はもみ消しをと土地を確保せねばならず、こちらは土地一枚でそれらのリソースを奪うことができます。土地に余裕がある場合はもみ消しに付き合わず、ゲームプランを考えましょう。
⚫︎不毛の大地(その他土地破壊)で土地を破壊する
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不毛の大地を使って、もみ消しで能力を打ち消される心配をされるでしょうが、もみ消しを持つ相手には逆に困ってもらう状況をつくります。
もみ消しを使うためには基本的にマナがひつようになります。つまり、対戦相手は常時土地を立たせておく必要があります。不毛の大地は手札にもみ消しを確保しながら土地も立たせておく状態を、たった1枚でつくりだす力があります。不毛の大地をセットして起動せず、対戦相手がマナを消費するまで土地を拘束し続けましょう。痺れを切らせてマナを消費し、対戦相手がもみ消しを使えないタイミングで不毛の大地で土地を破壊しましょう。
ちなみに、こちらがフェッチランドをコントロールしており、手札に不毛の大地がある場合、対戦相手にもみ消しを使うタイミングや対象を誘導することができます。
フェッチランドの能力起動にもみ消しを使ってもらい、手札から不毛の大地をセットして対戦相手の土地を破壊することができます。
または、フェッチランドを起動せず、不毛の大地をセットし、対戦相手がどちらの能力にもみ消しを使うか択を迫ることもできます。対戦相手は基本的に不毛の大地にもみ消しを使用するはずです。それはもみ消しを採用するデッキの土地枚数が最大限切り詰められており、対戦相手よりも比較的少ないからです。
逆にフェッチランドにもみ消しを使用するのであれば、不毛の大地を使用されても安心なほどの土地を確保している可能性が高いです。その際は、対戦相手の手札か次のドローに土地が用意されているため、呪文のリソースを計算しやすくなります。
⚫︎ハンデス(ハンドを確認できる)呪文
もみ消しを採用しているデッキは、「もみ消しがあるかも知れない」という情報のアドバンテージが強みです。ハンドを確認できる呪文はもみ消しの力を数段下げてしまいます。
しかし、ここで面白いのは、プレイヤーがどの呪文をハンデスするかで、そのプレイヤーのゲームプランやハンド状況を推測することができるということです。もみ消しを選ぶのであれば、確実に土地を確保したい、又は土地が少ない可能性があります。除去を選べば、クロックが用意されているでしょう。打ち消し呪文であれば、パワーカードやコンボを、用意していることが多いです。
この時のプレイヤーの所作にも注目します。どの呪文をハンデスするか迷っている時は要注意です。その時は対戦相手に選択肢が複数ある可能性があります。この時は予断をせず、ゲームを進めることになります。
長文になってきたので、ここで話題を切りたいと思います。サイド後のもみ消しの採用枚数や使い方については、今後機会がありましたらお話ししたいと思います。
最後に
今回までに5回にわたって「もみ消し」についてお話ししてきました。
私よりももみ消しを上手に使う方はいるでしょうし、逆にもみ消しを上手く誘導できる方も多くいることと思います。そのような中で、最後まで記事にお付き合いいただきありがとうございました。
私の記事を見ていただいた方は少なからずマジックが好きな方だと思います。
Twitterも細々とやっていますので、よろしければ繋がっていただけると幸いです。
次のテーマが決まりましたら、また記事を書いてみたいと思います。ありがとうございました。
なかむぅでした。