第5期パウパー神挑戦者決定戦は、ちゃんと頑張れました
お久しぶりです。48です。
今回、11/3開催の第5期パウパー神挑戦者決定戦に参戦し、TOP4まで残れたので、久々にnoteでも書こうかと。
・1か月前の環境は?
私は、パウパーに関しては、その情報のほとんどを「パウパー神を頑張る会」(略して、パ頑会)から仕入れています。
普段からパウパーを専属で追いかけている人の多い、とても頼りになる仲間たちです。
そのメンバーで約1か月前にメタ環境について話しました。
ドクターフーでめぼしい追加カードがなかった為、神決の環境を想定すると、10/8の段階では下記の通りです。
Tier1 青単テラー、ステッカーカルドーサ
Tier2 きらきら親和、グリクシス親和、青白ゲート、カルニブラック
Tier3 エルフ、壁コンボ、白単アグロ、青黒フェアリー、アルタートロン
Tier1の2デッキときらきら親和が中速以降のデッキを速度で刈り取っているとの見解です。
実際、その頃のMOでの大会結果もそのような感じでした。
この段階で私は、神決は青単テラーを握ろうかな、と考えており、ミラーを強く意識して《ジェイスの幻》をサイドボードに4枚入れた青単テラーを握っていました。
一応他のデッキの候補として、きらきら親和と青白ゲートもカードを集め始めましたが、レガシーの調整が忙しかったため、片手間程度の気持ちでした。
・10/22パウ神直前調整会
この日は、パ頑会のメンバーで集まり、テーブルトップで検討会をしました。
メインは、青単テラーときらきら親和の調整。その2つと赤単の相性がどうか?
このメタで勝つには、どのくらいサイドボードを歪めるか…etc
各々が2~3個デッキを持ち寄り、実際に回して確認を行いました。
その結果、
まず、きらきら親和は握るべきデッキじゃない!安定性が低すぎて、劣化ボーグルズって感じ。
赤単は相変わらず強いけど、もうステッカーの時代は終わった。握るならカルドーサ。
後悔したくないなら、やっぱり青単テラーが板。
プレイ難易度高めだけど、ゲートという選択肢はありな気がしてきた。
という感じです。
その為、この段階でもやっぱり青単テラーで行く気満々でした。
(ちなみに私は、パウパーよりもレガシー優先。この日も晴れる屋秋葉原店でTLSレガシー予選のTOP4に入り、全く調整会には参加してませんw)
・パウパー神の直前10日間
この頃の私は、奇跡的にレガシーの調整がほとんど終わり、満足するデッキリストが出来ていました。
そこで、パウパーもちょっとは練習しなきゃな、と思い、青単テラーで平日パウパーへJoin。
そうすると。。。。
あれ?思ったより勝てない?墓地の落ち方が悪かったのかな?
いや、そうじゃない。明確に対策されまくっている?!ことに気付きました。
そりゃ、誰の目にも青単テラーが強そうなのは明白だし、対策しない手はないですよね。
パ頑会のメンバーからも、MOの環境がさらに変化してきているとの連絡がありました。
まず、きらきら親和と赤単ステッカーの死滅。
そして、青白ゲートが単独で環境TOPへと台頭。
追う形の青単テラーはメタられ方が半端なくて勝ちきれず。
環境が回りに回り、今強いデッキは、
時代の中心 青単テラー、、、ではなく、、、
絶対王者 青白ゲート
復権を狙う 青黒フェアリー
ワンチャン 壁コンボorエルフ
ではないか???
更にもう少しメタが進むと、グリクシス親和が復権しそうだが、まだ紙ではそこまで回りきっていない。
苦手なグリクシス親和がいない、かつ、短期間で乗り換えるとしたら……
青黒フェアリーしかない!
と思い、青黒フェアリーで平日大会へ。
そうすると、予想通りなかなかの好感触。
そんなこんなで今回は、青黒フェアリーで乗り込むことに決めました。
・たった4日間、されど4日間の本気の調整
土壇場でのデッキの変更。
神パウパーまでに残された調整時間は、月~木曜に開催される平日大会4回のみ。これから急ピッチで調整をしなければ!
(なんかパウパー神は毎回こんな感じの一夜漬け調整してる気がするw)
この週は運も良かったです。自分の仕事があまり忙しくなく、一方で嫁ちゃんの仕事が忙しい。
ダメもとで相談してみると、
「神直前なんでしょ?練習しといで。どーせ私今週は仕事で遅くなるし、気が済むまで練習するといいよ。応援してる」
なんと理解のある良い嫁なんだろう。この嫁と結婚してよかった。普段から家事とか率先してやっててホント良かった。
調整のベースとなるデッキは、パ頑会でお勧めされたこのデッキ。
直近のMOで勝ちまくってるという。
https://www.hareruyamtg.com/ja/deck/622231/show/
完コピで月曜20時に参加すると、確かに強い。
青黒フェアリー目線だとこんな風に環境が見えるのか。
立ち位置が良いという話は確かだ。このデッキと心中しよう。
調整の結果、気になる点を微修正。
①4枚目の渦まく知識を採用
1番の特徴はここだと思う。通常は定業の枠。定業を増やすリストは見るがブレストを増やしてるリストはほとんどない。でも、どう考えてもブレストの方が強いやん(レガシー勢並感)。
相手のエンド前に打って、自分のターンで《ボーラスの占い師》確定ヒットは鉄板ムーブ。シャッフル手段も多いし、相性良い。
あと、気になったのがミラーでのドロソを打つタイミング。1マナドロソは《呪文づまりのスプライト》に確実に狙われるため、出来るだけ隙をなくしたいためインスタントで仕掛けられるブレストにしました。
こだわりの4枚目採用。
②3枚目の《喪心》を採用
環境に合わせて除去を散らすのもいいが、確定除去に勝るものなし。対青単テラーでも対ミラーでも《喪心》の安心感が凄いから、《残響する衰微》から変更。
最終的にカルドーサレッドに負けたため、エコーの方が良かったかな?とも思ったが、それ以上にスイスで大活躍してくれていたため、次出るとしても《喪心》にすると思う。
③《常夜会一家の店先》の不採用
デッキコンセプト的にインスタントタイミングで動きたいため、ソーサリータイミングでフェッチしたくない。1点ゲインで勝てることもあるが、そもそもの自分の動きを優先したい。
ブレストとの相性も考え、代わりに《灰の痩せ地》を採用しました。
④《ディミーアの水路》の採用
コントロールモードで動くことがあるため土地は順調に伸ばしたい。テンポロスはプレイングでどうにかする。
⑤サイドに嵐縛りの霊の採用
ミラーで明確に強いカードが欲しかったため採用。ミラーは最初のテンポでゲームが決まることが多かったので、相手にマウントとられた場合も1枚で打開できるカードが必要と思い、採用。
そして出来上がったのがこちら。
魂の75枚で、いざ!神パウパーへ!
・当日レポート
結果から書きます。
1R UBフェアリー ×○○ Praeもん
2R ゲート ○○
3R エルフ ○×○
4R ドブ潜みバーン ×○○
5R バーン ○○
6R 青単テラー ××
7R ゲート ○○ 平山さん(スイス6位)
8R ID 高橋優太さん(スイス4位)
6-1-1の5位抜け
SE1 UBフェアリー ○○ 高橋優太さん(スイス4位)
SE2 カルドーサレッド ×× DQ(スイス1位)
1R UBフェアリー Praeもん
おいおい、いきなり身内の稼ぎ頭と当ててくるなんざ、MTGの神様はお茶目じゃねーか。
しかも、デッキリストは4日間の調整結果をすべてフィードバックして、数分前まで一緒に作ってた完全ミラー対決。(正確には好みの都合で2,3枚違うけど)
ここからは完全に腕の勝負!と息巻いていたが、さっそくメインを取られて意気消沈。まぁ負けるとしても身内に切られるなら悪くないか。。。と思って臨んだ、サイド戦。
ここで4日間だけの調整の知見が生きた。というか、ミラーでの勝ち筋が明確に見えた。言語化しにくいけど「気付いてしまった」という感じ。
自分と相手の引きも噛み合い、サイド後2本を取って、無事勝利。
2R ゲート ○○
フェアリーと忍者で盤面を取り、相手のクロックは丁寧に処理、最後は噴煙で流して勝ち。自分の想定していたゲームプランを完遂できて大満足。
パ頑会のゲートマスターツバサ君は、ゲートvsフェアリーはゲート有利って言ってたけど、どうもその感覚が分からないんだよなー。フェアリー有利な気がするけど。。。今度ちゃんと練習してみよ。
3R エルフ ○×○
初手、土地3喪心2噴煙1忍者1みたいなハンドをゆるキープしたら、まさかのエルフで、噴煙ぶっ刺さって勝ち。ラッキーパンチ。2本目は油断してフルタップしたら《暴走の先達》通されて負けたけど、3戦目は丁寧に処理して勝ち。
4R ドブ潜みバーン ×○○
メインは《殺し》の4点が痛くて焼き切られたけど、サイドはハイドロ6枚と入れ替わるから勝ち。《どぶ潜み》とか《熱錬金術師》とか入ってる型は、ピン除去が当たりやすいし、若干速度が落ちるから戦いやすいね。
5R バーン ○○
4R目とだいたい一緒。この対戦相手の方はSSSの挙動があまり分かってなかったようなので、普通にカウンターしてしまい申し訳ない。(一応感想戦で、実は。。。とルール解説しました)
6R 青単テラー ××
あと1勝でスイス抜けが確定する6戦目。対戦前から相手のデッキを知っており、よっしゃ!もらった!っと思った有利対面。やっぱり歯を見せちゃダメね。1tデルバーを処理した後に出てくる、4tテラー!テラー!テラー!ジェットストリームアタック!その動きをされて勝てるデッキはありません。。。
7R ゲート ○○ 平山さん(スイス6位)
5-1で迎えたバブルでHareruya Prosの平山さんのゲートかー。しんどい。。
しかも隣ではワールドチャンプ高橋さんが自分の一挙手一投足を見てる。隣で?!あのフェアリーマスターが?!自分と同じフェアリーデッキの動きを見てる?!めっちゃ緊張するー!!!
というのは冗談で、平山さんとも高橋さんともトラッシュトークを交えながら対戦できた。こういう時、気軽におしゃべり出来る性格でホント良かったw
試合は、メインお互いワンマリだったが、平山さんがまさかの土地1キープでそのまま死亡。サイド後は忍者vs鷹になるも、《殺し》で道をこじ開けドローを続け、出てきた《ギルドパクトの守護者》を《チェイナーの布告》で返して勝ち。
ゲート相手に想定していたゲームが出来て、やはり満足。
更に、隣で見てた高橋さんから「なんでレガシーで赤プリ使ってるの?青いデッキ上手いじゃん。レガシーでもブレスト使った方が良いよ!」と最高に幸せなお言葉をもらいました。もうMTGで褒めてくれる人なかなかいないから、嬉しい❤️
8R ID 高橋優太さん(スイス4位)
高橋さん6-0-1、こちら6-1-0で、正直高橋さん的にはヤリ得の様に見えたが、無事IDしてもらえ、スイス抜けを確実に。
6-1-1の5位抜け
SE1 UBフェアリー ○○ 高橋優太さん
せっかく回避したと思ったのに、当たってしまった、ラスボスと。でも、当たったからには胸を借りるつもりで全力で戦わせてもらいます!
G1、島→定業、島ゴーと少し歪に動く相手に対し、タップイン→島、ボーラス、カンスぺ回収→3t忍者の最高の出だし。忍者は4tに除去されるも、相手のボーラスはなんと空振り!こちらのボーラスは再度除去を発見し、苦し紛れの黒薔薇を除去ったところで投了。
G2、今度はお互いゆっくりとした立ち上がり。初動は相手の3tボーラス、が、また空振り!着地に殺しを合わせて忍術の芽を摘み、返しにフェアリー展開。これで優勢かと思いきや、しかしそれに対し、メインSSS着地からの《コショウ煙》でワンドロー。このSSSが定着してしまい、どうも窮屈な動きが余儀なくされてしまう。除去を引くまでは追加のSSSで完封されてしまうため、ここは我慢。ドロー《定業》、打たずに我慢。ドローフェアリー、打たずに我慢。幸い相手は土地が5で止まり、後続もなし。
その貰った時間で7マナに届いて、ここから始まる反撃の狼煙、《ロリアンの発見》!マナの優位から生まれるアクション数でじりじりアドバンテージを増やし、ハンド差も逆転させ勝利!出し切った!!
Praeもん戦で確かに見えた何かが、この勝利へ導いてくれた気がする。
高橋さんのドローが渋かったのもあるが、このミラーで勝てたのは大きかったです。
試合後に高橋さんから「やっぱり君はブレストを使った方が良いよ。全然上手い。ナイスゲーム」と言ってもらえ、感無量でした。
SE2 カルドーサレッド ×× DQ(スイス1位)
(1:00:23〜)
バーチャル喫煙所の仲間。レガシーで切磋琢磨するときは心強いが、相手にするとこんなに厄介なやつもいない。
でも、ワールドチャンピオンに勝った俺なら、、、きっと!!!
「しかし、高橋優太戦で全てを出し切った48は、続くDQ戦で嘘のようにボロ負けした」
まーね。こんなもんよね。
死ぬほど土地詰まったし、キッカーの点数で見たマナコスト間違えてたもんね。そら勝たんわ。
・最後に
SE2没は残念だけど、ずっとレガシーの調整をして、パ頑会の集まりにも飲み会からしか行ってなかった身としては、上出来ではないでしょうか。
むしろ、そんな自分にも嫌な顔せず多大なる情報や意見をくれるパ頑のメンバーには頭が上がらないです。
特に今回は、中心メンバーのゆーき君が決勝まで行ってくれてすごい嬉しかったです。
言い方悪いけど、無駄に色々背負い込んで、がむしゃらに練習して、TOP8に入って泣いてる若者を間近で見ていて、「一生懸命ってかっこいいなぁ。この熱量を忘れないようにしたいし、この熱量を持つ子たちをちゃんと導いてあげないとなぁ」とオジ感爆発でした。
このチーム、このメンバーなら、いつかその刃は神にも届きうるのではないか?そう期待せずにはいられません。
良い精神には良いドローが宿る。これからもチームメンバーに負けず劣らず、精進していこうと思います。
おまけ
有料部分に、
・もし神決前日に戻れるとしたらこんなデッキリスト
・神決当日のサイドインアウト
を記載します。
大した文章量でもないですが、購入していただけると嬉しいです。
(いただいたお金は、ゲートを組む費用、ゆーきくんに酒を奢るお金になると思います)
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