幻のBiwa Pearl
大人になって知った、故郷の琵琶湖真珠
そろそろ、大人として長く大切に纏いたいと思うアクセサリーが欲しいなぁと思っていたここ数年。
完璧なものに出会いました。
珠の美しさ、シンプルで華奢なデザイン、悠久の歴史に繋がる長い歴史。
しかも、生まれ育ったびわ湖でこんな素晴らしい真珠を生産していたれなんて!
深刻な水質汚染と琵琶湖真珠、盛衰の歴史
古くは万葉集に詠まれ、昭和の時代には盛んに欧州に輸出されていたという琵琶湖産の真珠。
昭和末期の深刻な水質汚染により養殖産業は壊滅的な打撃を受けてその大半が廃業を余儀なくされ、今となっては幻の真珠です。
生まれてから大学卒業まで琵琶湖のそばに住んでいて、そんな琵琶湖の華やかなりし真珠養殖の歴史、お店の方に聞くまで知りませんでした😖
灯台下暗し!こういうの本当に多い!
水質汚染の影響で、養殖の母貝として使用する琵琶湖固有種の池蝶貝の系統が変わり、写真のような白玉はもう生産できないそう。これらも30年前に生産されて養殖業者さんが保管されていたものを仕入れているそうです。
琵琶湖真珠養殖復興を目指す、神保真珠商店
神保真珠商店さんでは、様々な色や形の真珠の養殖方法から琵琶湖の真珠養殖産業の盛衰まで多岐にわたるお話をしていただき、色々手に取りながら気がつけば2時間、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
三代目となる現在の社長が現代的なデザインへの刷新、店舗販売、県外の催事への出店など積極的に展開され、Biwa pearlの再興に尽力されているそうです。
結局迷った末に、冒頭の一粒真珠のネックレスを購入したのですが、その後、三連粒のリング、母貝の貝殻を使ったペンダントも。
1万円代からと手の届く価格のものもあり、何よりこのストーリーと淡水真珠ならではの自然な形と瑞々しい輝きが素晴らしいのでとってもお勧めです!
これから毎年1点づつ購入して、重ね付けて大切に使っていきたいと思います。
神保真珠商店
http://jinbo-pearls.jp/
https://shigaquo.jp/special/pearl/