うなぎや う嵐(うらん)
晴から嵐へ
店名は「う晴(うはる)」からいつのまにか「う嵐(うらん)」に。
大津生まれのご主人が、近江八景粟津の晴嵐にちなんで店名をつけたのは10年以上前。
出店早々、嵐というのもいかがなものか
という思いもあり、う晴に落ち着いたそう。
今、嵐を起こす気概で新たなステージへ🍃✨
本日のうなぎさん
本日のうなぎは、上品なひむかのうなぎと、味に力強さのある浜松のうなぎ。(写真のどなたがどちらのご出身かは失念しました。。。。)
色味も肌の弾力も違います。
上品な味わい、という「ひむか山道うなぎ」を選ぶと、、、
今度はあっという間に捌かれた串に刺したうなぎが!
早っ!!!( ゚Д゚)
1人1尾です。
ご主人が奥に下がられて待つこと暫し。
なんとも芳ばしい甘いたれの香りを連れて、こぼれうなぎのうな重が。
お顔を良ーく見ると、料亭でいただく鮎の塩焼きのように、口をぱかーっと開けて、舌を出したなんとも精悍なお顔です。(゜(゜o゜)
龍の囀り
うなぎの口が開いた状態で焼き上がっているのは、「龍の囀り」と言って、捌いて4分以内に高温で焼く必要があるらしく、かなりの技術らしいです。
抗しがたい、魅惑のお味
お恥ずかしながらうなぎの調理に全く予備知識がなく、ご主人が膝を折って熱心に説明してくださるお話の半分も理解できていなかったのですが、ともかく味は凄かった。
この厚みと大きさ、脂のりでありながら全く重たさがなく、時間が経つほどにどんどん美味しくなる。
最初の一口目はまだうなぎとタレの味が独立していて、少し物足りなさも感じるくらいなのですが、時間がたつごとにうなぎの脂とタレがしっとりと馴染んで、食べ進めるほど夢中になります。どちらかというと懐石料理のだしのような引きこむ味わいが好きで、どんぶりものなどはだんだん重く手しんどくなることが多いのですが、このうな丼は最後の一口までもっと食べたい、と思わせる、絶妙なタレの味・量で、うなぎの味とのバランスの妙技が素晴らしかったです。
その後お聞きしたところ、季節ごとのうなぎの状態に合わせて、焼き方を変え、タレに至っては、季節やうなぎごとの味の特徴に合わせてすべて作り分けて調整しているとか。
いろいろな味わい方を楽しめるよう、中盤以降、卵かけご飯や出汁茶漬けでも楽しませてくださいます。広島のわさびの香りを効かせた出汁茶漬けのおいしかったことー--!
うなぎとたれとご飯のバランスを崩さず、爽やかな香りを加えて、素晴らしかったです。
絶滅危惧種を食べなくても、、、と、今までうなぎに消極的でしたが、この魅力には抗い難いっ!(≧▽≦)
お見事でした!!(≧▽≦)
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