HTML&CSSでできること
HTMLとCSSでできること
1. ウェブページの構造設計
• 見出し、段落、リスト、リンク、テーブルなどで情報を整理。
• 意味を持つセマンティックなタグでページの階層や意図を明確化。
2. ウェブページのデザインとスタイリング
• 文字の色やサイズ、フォントなどの装飾。
• 背景色、グラデーション、画像を活用したデザイン。
• 余白や枠線、シャドウを使った要素の強調。
3. レイアウトの構築
• FlexboxやGridで要素を柔軟に配置。
• ヘッダー、フッター、サイドバーなどのレイアウトを作成。
• レスポンシブデザインでデバイスごとの最適化。
4. メディアの埋め込みと制御
• 画像、動画、音声をページに組み込む。
• アイコンフォントやSVGを使った視覚的な要素の追加。
5. 動的でインタラクティブな見た目
• トランジションやアニメーションで要素を動かす。
• ボタンやリンクのホバーエフェクトを設定。
6. ユーザーインターフェースの作成
• ナビゲーションバー、カード、フォームなどのデザイン。
• カスタムチェックボックスやラジオボタンのスタイリング。
7. アクセス性とSEOの向上
• 意味を持つタグや代替テキストでアクセシビリティ対応。
• メタ情報やセマンティックな構造でSEOを強化。
8. 小規模なインタラクション
• CSSを活用したハンバーガーメニューやタブ切り替えの実装(HTMLとCSSのみで動作)。
各言語のできることの範囲
HTMLは「情報の構造を定義」し、CSSは「見た目をデザイン」する役割です。この2つを組み合わせることで、静的なウェブサイトの構築が可能になります。
更に詳しくHTMLについて
1. コンテンツの構造を定義する
・ 見出し (<h1> ~ <h6>)
ページやセクションのタイトルを表現します。SEOにも重要。
例:
<h1>メインタイトル</h1>
• 段落 (<p>)
テキストを段落ごとに分けて表示。
例:
<p>これは段落です。</p>
• リスト (<ul>, <ol>, <li>)
順序付きリストや順序なしリストを作成。
例:
<ul>
<li>アイテム1</li>
<li>アイテム2</li>
</ul>
• テーブル (<table>)
データを行と列に整理。
例:
<table>
<tr>
<th>名前</th>
<th>年齢</th>
</tr>
<tr>
<td>太郎</td>
<td>25</td>
</tr>
</table>
2. メディアの埋め込み
• 画像 (<img>)
ウェブページに画像を表示。
例:
<img src="image.jpg" alt="説明文">
• 動画 (<video>), 音声 (<audio>)
動画や音声ファイルを埋め込む。
例:
<video controls>
<source src="movie.mp4" type="video/mp4">
</video>
3. ユーザー入力の収集
• フォーム (<form>, <input>, <textarea>, <button>)
ユーザーからデータを取得する。
例:
<form action="/submit" method="post">
<label for="name">名前:</label>
<input type="text" id="name" name="name">
<button type="submit">送信</button>
</form>
4. ハイパーリンクの作成
• リンク (<a>)
他のページや外部リソースにリンクを作成。
例:
<a href="https://example.com">こちらをクリック</a>
5. セマンティックなタグを利用
• 意味を持つタグを使用して構造を明確化
<header>, <footer>, <article>, <nav>
更に詳しくCSSについて
1. 見た目のスタイル設定
• 色の設定
背景色や文字色を指定。
例:
body {
background-color: #f0f0f0;
color: #333;
}
• フォントの設定
フォントファミリーやサイズを変更。
例:
p {
font-family: Arial, sans-serif;
font-size: 16px;
}
• 余白と間隔の調整 (margin, padding)
例:
div {
margin: 20px;
padding: 10px;
}
2. レイアウトの制御
• Flexbox
要素を柔軟に並べる。
例:
.container {
display: flex;
justify-content: center;
align-items: center;
}
• Grid
複雑なレイアウトを定義。
例:
.grid {
display: grid;
grid-template-columns: 1fr 2fr;
gap: 10px;
}
3. アニメーションとトランジション
• 要素を動かすことで動的な見た目を実現。
例:
div {
transition: all 0.5s;
}
div:hover {
transform: scale(1.2);
}
4. メディアクエリによるレスポンシブデザイン
• 画面サイズに応じたスタイルの変更。
例:
@media (max-width: 768px) {
body {
background-color: #ccc;
}
}
5. ユーザーインターフェースの強化
• カスタムボタンやリンクのスタイル設定。
例:
button {
background-color: #007bff;
color: white;
border: none;
padding: 10px 20px;
}
6. 背景のデザイン
• グラデーションや画像を背景に設定。
例:
body {
background: linear-gradient(to right, red, blue);
}
7. レイヤー効果
• 要素の重なり順 (z-index) の制御や透明度 (opacity) の設定。
例:
div {
position: absolute;
z-index: 10;
opacity: 0.8;
}
HTMLとCSSを組み合わせた活用例
1. ナビゲーションバー
<nav class="navbar">
<ul>
<li><a href="#home">ホーム</a></li>
<li><a href="#about">紹介</a></li>
<li><a href="#contact">お問い合わせ</a></li>
</ul>
</nav>
<style>
.navbar {
background-color: #333;
color: white;
padding: 10px;
}
.navbar ul {
list-style: none;
display: flex;
justify-content: space-around;
}
.navbar a {
color: white;
text-decoration: none;
}
</style>
2. カード型デザイン
<div class="card">
<h2>タイトル</h2>
<p>ここに説明文が入ります。</p>
</div>
<style>
.card {
border: 1px solid #ccc;
border-radius: 10px;
padding: 20px;
background-color: #f9f9f9;
max-width: 300px;
box-shadow: 0 4px 6px rgba(0, 0, 0, 0.1);
}
</style>