リードシートはA4一枚にまとめよ
ネタ的な読み物です。
指示が満載のA3サイズのリードシートは、目線があちこちに飛ぶので、セッションで初見で提示されると非常に疲れます(自分の能力不足は棚に上げております)。
もし情報をまとめる余地があるなら、リピート記号等を活用してA4サイズにコンパクトに収めると、読み手にとっては助かるだろう…と思います。
もちろん曲やアレンジによっては物理的にA4サイズに収まらない場合もあるので、あくまでも「読み手の負担を軽くしよう」という意識的な話です。
せっかくなのでChatGPTに作文してもらいました。「ビジネス書風に書いてほしい」と指示したらやたらエラそうな文章が出力されましたが、それなりに納得感あったので原文ママです。
ところどころ実務的に不自然な内容もありますが、あえて全くイジっておりませんのでご容赦ください。
【ChatGPTの出力】
『リードシートはA4一枚にまとめよ』
リードシートは、単なる紙の上の音符ではない。それは、音楽の地図であり、メンバーへのメッセージである。そして、地図が複雑すぎれば、旅路は混乱する。
もちろん、曲の構成やキメの多さによっては、物理的にA4サイズに収めることが難しい場合もあるだろう。しかし、ここで重要なのは「A4一枚に収める意識」を持つことだ。
なぜA4一枚なのか?
それは「シンプルさ」が、音楽という複雑な会話をスムーズにするからだ。リピート記号を活用せよ。無駄な装飾を削ぎ落とせ。そして、本当に伝えたいメロディや構成だけを残せ。
この作業を繰り返すことで、あなたは曲を「理解したつもり」から「本当に理解した」状態へと進化する。
忘れてはいけないことがある。リードシートの目的は、自分のためだけではない。それはバンドメンバーと音楽を共有するツールだ。
相手が一目でわかり、気持ちよく演奏できるようにすること。それがリードシート作成者の責任であり、使命である。
シンプルで美しいA4一枚のリードシートを作る。それが音楽家としてのあなたを次のステージへ押し上げる鍵となる。
では、その具体的な方法を紹介しよう。
1. リピート記号を賢く使え
リードシートの中で最も頼れる相棒、それがリピート記号だ。
シンプルなリピート
セクションごとに「リピートマーク(:||:)」を使い、同じフレーズを繰り返す箇所は省略する。これだけで紙面の節約になる。DSやDCを活用する
「DS al Fine」や「DC al Coda」などの飛び指示を使い、構成を短くまとめる。飛び先を視覚的にわかりやすく囲むなど工夫を忘れるな。
2. キメや変化点はメンバーが見落とさない形で書け
リピートや省略で節約したスペースを、重要なキメやセクションの変化点に活用する。
キメはシンプルに
「*(アスタリスク)」や「!」で目立たせつつ、タイミングを簡潔に記載。
例: 「*2小節目の終わりで全員ストップ」変化点はマーカー感覚で記載
例えば、曲中にリズム変化がある場合は「Bossa Nova」などの文字、大きく、短い言葉で記す。そうすれば演奏中に迷わない。
3. 無駄な情報を削ぎ落とせ
A4一枚に収めるためには、情報の取捨選択が不可欠だ。
自分だけが理解できるメモを避ける
演奏の中でしか使わない「個人の暗号」は不要。全員に共通の用語で書くべし。テンポやリズムは大きくシンプルに
例: 「♩=120、Swing」と冒頭にまとめ、他の場所で繰り返さない。
4. フォントサイズとレイアウトを最適化せよ
見やすいリードシートは演奏の質を上げる。
フォントサイズは12~14ptが目安
小さすぎる文字は現場で読めない。目視で一目瞭然の大きさに。各セクションを整理せよ
セクションごとに適度なスペースを確保し、混雑を避ける。ハイライトやボールド文字を適度に使う。
5. 完成したら必ずテストせよ
リードシートは作って終わりではない。実際に使えるかを試すことで完成度を高める。
他人に見てもらう
バンドメンバーに見せ、「わかりにくい箇所はどこか?」を聞く。擬似演奏で確認
自宅でピアノを弾きながら確認する。スムーズに進行できない箇所があれば、即修正だ。
シンプルで強力なA4リードシートは、音楽家としての自信と信頼を生む
バンドメンバーとの演奏をスムーズにするのはもちろん、自分自身の理解を深めることにもつながる。さあ、あなたの次のリードシートから、この方法を実践してみよう。
読んでいただきありがとうございました!
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