【5月12日ワールドミッションレポート:🇨🇳中国「足のなえた者も獲物をかすめる(8)」】
捨てられた孤児たちをかくまい、自分の子供のように彼らを養い育て福音の種を蒔き続けたジョージ・ストットと妻のグレースは、生涯を賭けた働きにも関わらず、彼らが生きていた時代には、目に見えるほどの大きな実りを残すことはできなかった。しかし、からし種ほどに小さく蒔かれたものをも、やがて空の鳥が宿るほどの大きな木に成長させてくださる神は、わずかな孤児たちに植え付けられた種を、先住民の間で芽吹かせ、今日のような「キリスト教の街」と同義語とされる温州へと爆発的に成長する火種とされたのだ。
聖書は言う、「あなたのパンを水の上に投げよ。ずっと後の日になって、あなたはそれを見いだそう。(伝道者の書11:1)」
約束の言葉に違わず、神はずっと後の日にそれを見いださせて下さったのだ。ジョージ・ストットの宣教がそうであったように、すぐに結果が出なかったとしても全く落胆する必要はない。種を蒔くことは私たちの仕事だが、蒔いたものに実りをもたらすのは神の仕事だ。「中国のエルサレム」と呼ばれる温州市は、それが真実であることを目に見える形で証している。今も温州にある、ジョージ・ストットの蒔いた種が母体となっている諸教会は、中国全土に宣教師を送り出しているという。
「弱く欠けのある者に完全に現される神の力」のスピリットを受け継ぐ彼らが、中国全土を福音によって勝ち取ることができるよう、祈っていただきたい。
(プロテスタント6.4%,カトリック1.6%,無宗教44.4%,儒教28.5%,仏教12.5%,イスラム1.9%,他)
※ 一枚目の写真は「温州花園巷教会」で、ジョージ・ストットによって設立された最も古い教会であり、現在でも温州市にあるプロテスタント教会の中で最も重要な教会の一つとされています。シェアはご自由にどうぞ。