
【2025年1月14日ワールドミッションレポート:🇰🇪ケニア「愛と憐れみ、善意の輪が生み出す考えられない波紋(3)」】
4歳で父親を失い、学問とは全く無縁のケニアの僻地の牧童だった少年は、ワールドビジョンが提供するチャイルド・スポンサーシップによって、学問をする喜びを知った。彼は読書を愛して、聖書との出会いにより人生が劇的に変えられたのだ。そう、無学な牧童の少年は、ケニア聖公会の大司教にまでなったのである。善意と与える祝福は連鎖し、かつての受け取る側に過ぎなかった少年は、今では惜しみなく豊かに与える側へと変えられたのだ。
「私の使命は、聖霊に導かれて、私たちの能力と知識を最大限に発揮して奉仕し、御国を広げることです。私の関心事は、特に子供たちと若者たちにあります。彼らこそがこの国の未来そのものだからです。」

彼は、自分が少年だった頃に自分の支援者となってくれたあの人、あの家族に思いを馳せ、彼らがいなかったら、今の自分の人生は、何もなかっただろうと感慨深げに語る「私が小学校と中学校の教育を受けることができた最初の支援がなかったら、今の私は存在していなかったでしょう。私は永遠に感謝しています」
彼は、今の自分の人生や生活を形作ってくれたコミュニティ、そして何より神の恵みに感謝して、どうすればもっと恩返しができるのかを考えている。

聖書は言う「あなたのパンを水の上に投げよ。ずっと後の日になって、あなたはそれを見いだそう。(伝道者の書11章1節)」と。
与えることは、時としてパンを水の上に投げるように、無駄な事に見えることがある。しかしそれは、ジャクソンの証が証明しているように、ずっと後の日になって、豊かな祝福を刈り取るのだ。諦めずにパンを投げ続けよう。その善意の働きには必ず報いが伴う。いや、そればかりかそれは、大きな波紋となって善意と祝福が拡大し、連鎖するのだ。こんなに有望な未来の希望のための先行投資が他にあるだろうか。

貧しい国の貧しい子供たちに善意を投じ続ける働きのために祈ろう。ケニアが、愛と福音の善意で満ちるように祈っていただきたい。
(プロテスタント56.8%, カトリック21.5%, 英国教会8.9%,正教0.8%, 土着宗教7.2%, イスラム8.3%, ヒンズー0.4%, 他)
※シェアはご自由にどうぞ