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【9月22日ワールドミッションレポート:🇸🇩スーダン「自殺志願者の戦争孤児の変えられた人生(4)」】

内戦によって翻弄される少年時代を送っていたスワ牧師は、キリストによって救われた。ナイロビで安定的に奉仕をしていたが、ケニア政府は彼にビザを出さなかったのだ。それによって彼と家族は、シドニーへの道が開かれるが、彼はそこでの奉仕によって消耗し、ひどいうつ状態に襲われた。回復した彼は、もう一度、祖国アフリカの土を踏むことになる。以下はスワ牧師自身の言葉による証だ。

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22年に及ぶスーダンの第二次内戦が2005年に終結した時、私はシドニーを離れて、もう一度故郷のアフリカに戻りたいと思いました。
それで私は、ようやく故郷に戻ったのです。もう54歳になっていました。南スーダンは2011年に独立を果たしましたが、平和は長続きしませんでした。2013年から別の戦争が勃発し、それが2020年まで続きました。戦争は、またしても祖国をズタズタにしてしまったのです。


今日のジュバ(南スーダンの首都)は、私の記憶にある街とは全く違う街になりました。私が去った時、ジュバはただの村に過ぎなかった。 第二次内戦前のジュバは、貧しさは別として、夜中に歩き回っても何も心配いらないほど治安には問題ありませんでした。
しかし今のジュバは、治安が悪化しつつあります。今日、66歳の私は、2011年に設立したグレース・コミュニティ教会に慰めを見出しています。私たちは、南スーダンの再建に尽力する世界中の宣教師たちに仕えています。 私の国には、神にしか変えられない問題が山ほどあることを知っています。戦争が終わり、政治指導者たちが国民の利益を最優先にすることを夢見ています。 多くのMAFスタッフや他のキリスト教団体のために仕えているグレース・コミュニティ教会を建ててくださった主、そして兄弟姉妹たちに感謝しています。これらの人々の無私の態度には、いくら感謝しても足りないでしょう。神が彼らとその家族を見守り続けてくださいますように。MAFにも感謝します。MAFは長い間私の人生そのものだったからです。


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内戦と貧しさに翻弄されたベルナード・スワ牧師は、最終的には、愛する祖国に戻り、そこで福音に仕えている。自殺のことばかり考えていた少年は、キリストによって変えられたその人生を、今度はキリストに仕えるために捧げたのだ。祖国の伝道に取り組むスワ牧師の奉仕を覚えて祈ろう。

スーダンがキリストの福音によって変えられるようの祈っていただきたい。

(イスラム61.4%, プロテスタント14.8%, カトリック10.7%, 土着宗教11.1%, 他)

※当レポートは「スーダン」となっていますが、2011年に独立した南スーダンを含めて包括的に「スーダン」としてあります。シェアはご自由にどうぞ。

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