
【12月15日ワールドミッションレポート:🇫🇷フランス「灰を芸術に変える」】
壊滅的な火災から5年経ち、ノートルダム大聖堂が再建された。これがフランスと世界のキリスト教界に新風を吹き込んでいる。
8億4600万ユーロ(およそ1350億円)を投じた修復工事は、150カ国の34万人にも及ぶ寄付によって支えられ、象徴的な尖塔、木材の骨組み、ステンドグラスの窓などが丹念に再現された。
エマニュエル・マクロン仏大統領は、「灰を芸術に変えた」職人たちを賞賛した。修復された鐘と保存されている茨の冠は、ノートルダムの霊的核心を反映している言われる。毎年2,000回の礼拝が行われるこの大聖堂は、文化的、霊的なランドマークであり続けており、毎年1,500万人の人々が訪れる。大聖堂は、信仰、団結、ヨーロッパのキリスト教の遺産を象徴しているものだというのだ。
中世の既存の宗教権力に問題がなかったとは言わないが、この時代の欧州の芸術文化、風俗習慣には、キリスト教の影響が色濃く反映されている。霊的な側面からのみならず、芸術面からも非常に価値のある大聖堂だといえよう。記憶に新しい火災によって灰と化してしまったその大聖堂を、見事に蘇らせた職人たちの技術には賞賛を送りたい。
フランスの霊性が引き上げられ、伝道する兄姉らの活躍とともに、人々が主イエスを信じることができるように祈っていただきたい。
(カトリック57.6%,プロテスタント2.1%,英国教会0.03%,ユダヤ教1.0%,無神論26.6%,イスラム10.5%,他)
※シェアはご自由にどうぞ。