カナダ・アメリカ MTB旅行記 Vol.6
カナダとアメリカでマウンテンバイクのトレイルライドをしてきた記録です。
アメリカ Wenatchee (ワナッチー) でトレイルライド。
2018年9月15、16日
アメリカのワシントン州の南部にある、Wenatchee(ワナッチー)という田舎町でトレイルライドをして来ました。
年間を通して降水量が少なく、乾燥している気候からか、りんごの生産地として有名らしい。
朝、ホテルから出て見渡す景色が壮観!
木が少なく、乾燥した下草のベージュ色の山々に囲まれている。
朝食を食べにホテルの近くのカフェ、Mela Coffee Roasting Companyへ。
観光地ではないが地元の常連さんと思われる人で賑わっている。
コーヒーを飲みながら、お店に置いてあるチェスで遊んでいるカップルがいたりして、とても雰囲気が良い。
こんなカフェでまったり本を読んだりして過ごす休日もいいなぁ、などと思うが旅行者にその余裕はない。。
カフェの並びには大きな自転車屋さんが向かい合って2軒もあった。
コロンビア川沿いにあるパブリックマーケット。
遠くに見えるのが乗馬の鞍のような形が特徴的な、サドル・ロック。
田舎町だが、地域密着のレベルの高いカフェやレストラン、ブリュワリーなんかもあるし、パブリックマーケットも賑わっていて、ゆったりとした住みやすそうな街だなと感じた。
そして何と言ってもマウンテンバイクのトレイルがたくさんあるのが素晴らしい!
まずは『#2 Canyon』という山へ。
山の方へ登って行くと、視点が変わってさっきまでいた街が小さく見える。
カナダの鬱蒼と緑が生い茂ったトレイルとは違い、木が少なく、セージなどのハーブが頑張って生えてるような乾燥したトレイル。
今回は9月だったので、下草は枯れてカラッカラだったが、春には緑の草原が広がり、色とりどりの花も咲いて楽園のようになるらしい。
数カ所急な下りがあったが、ほとんどが緩い斜度で路面もスムーズなので、景色の良い丘をサイクリングしているみたいにのんびり楽しめる。
隣の山で、以前ライドした事がある『Sage Hills』も同じような緩やかなトレイルなので、初心者でも問題なく走れると思う。
次に行ったのはWenatcheeから車で30分ほど北にある、Leavenworth(レブンワース)という街。
ここはドイツ村になっていて、ドイツ風の可愛らしい建物やお店が並ぶ。
アメリカ国内の旅行者らしき人々で賑わっている。
可愛らしい看板犬が出迎えてくれる自転車屋さんもあります。
ドイツといえばソーセージとビール!? も堪能できます。
そしてこの街にもしっかりと、めちゃくちゃ楽しいMTBトレイルがあるのです。
今回行ったのは『Freund Creek』と『Peshastin』という山。
まず『Freund Creek』ではNew Uphill Trailというシングルトラックを登り、Rosy Boaというトレイルを下った。
Wenatcheeのトレイルよりも少しだけテクニカルな感じ。
連続バームが続く流れるような気持ちの良いトレイル。
それから『Peshastin』(ぺシャスティン)。
ここのトレイルがまた、凄すぎる。。
今回走ったのはTres Hombres MTB Trailというトレイル。
見晴らしの良い尾根道なので、ずーっと絶景を眺めながらライドできる。
所々に生えている松の巨木も印象的。
ここのトレイルはロードギャップジャンプや絶景に飛び込むように見えるドロップオフ、斜度が急なロックフェイスなんかもあったりしてなかなかスリリング。
もちろん全てにエスケープルートが造ってあります。
巨大な岩、岩盤?の上を走るのも面白い。
表面の凸凹が少なくて、しっかりグリップするので全然怖くない。
「Hi guys!」
同じPeshastinの隣の尾根に『Xanadu MTB Trail』というトレイルがある。
以前走った事があって、今回は行けなかったがここも本当に楽しかったなー。
今回で2度目の旅となったWenatchee。
前回来た時にタコベルの店員に「私、日本人に会うの初めて!」...と言われたのが記憶に残っている。
もしも極上のマウンテンバイクトレイルがなかったら訪れることがなかった場所の一つだろう。
(つづく)