BCバイクレース参戦記 Vol.3『レース前日 編』
DAY 0
2017年7月6日
am9:30〜 昨日受付をした、キャピラノ大学で行われる開会式と説明会に参加。
レースの紹介ビデオが流れて、ワクワク感が高まる!
スタッフの紹介やレースの注意事項を聞く。
トレイルでの道の譲り方、譲られ方、ケガ人がいたら助け合おうといった事、熊やクーガーといった野生動物に出会った時の対処方法などを、ジョークを交えて面白くも真面目に、丁寧に説明してくれた。
それからレース用品が詰まったローラーバックを預ける。
輪行バックなどレース中使わない荷物は別に預けておくと、最終日に受け取れる。
その後、明日のスタート地点であるバンクーバー島のカンバーランドへ移動。
まずはこれまた大きなスクールバスでSewell's Marinaへ。
対岸のバンクーバー島のNanaimoまで、BCフェリーに乗る。
フェリーの所要時間は2時間程。
船内では一般の乗客に混じって、それぞれ自由に過ごす。
Nanaimoの港に到着後、再びバスでCumberlandへ。
広ーい芝生のキャンプサイトに到着。
ボランティアの方々により、すでにテントが綺麗に張られていた。
テントは4人用を2人で使う。
前室にローラーバックや靴、ザックも置けるので、広さは十分。
テントメイトと挨拶して、寝袋とマットを用意する。
荷解きが一段落したので、散策に行く。
トイレとシャワーは大きな専用トラックで。
シャワーはもちろんちゃんとお湯が出るし、水量もしっかり。
なんと冷房までついていて想像していたよりかなり快適だった。
シャワーを浴び、そろそろお腹が空いてきた。
夕食の会場となる市民体育館までCumberlandの街並みを見ながら、歩いて向かう。15分程と微妙に遠い。
Cumberland、もちろん初めて来たが、道も家々も広々としていて、カフェやブリュワリー、スポーツバイクを売っているしっかりとした自転車ショップなどがあり、街並みもきれいで良い感じ。
めちゃくちゃ気持ち良さそうなテラス席のあるブリュワリー。
う〜ん、まだレース始まってないしな...と、ここは我慢。。
って、続々と選手らしき人が吸い込まれて行く...!
昔は炭鉱の町だったCumberland。
最近はUROC(United Riders Of Cumberland/mountain bike club)などの団体、地元の人々の力で、たくさんのMTB用トレイルができて、立派な観光資源となっているそう。なんて理想的なんだ!
そして食事の時に必要なのがこのカード。
混雑を避ける為にA,B,Cの3段階に30分づつ食事の時間が分けられている。
私はプランCで一番遅い時間の組。
食事はケータリングをバイキング形式で。
でかいジャガイモ!野菜に肉に、スープに、、と品数も多くおいしい。
なんとビーガン専用メニューとかもあるらしい。
テントに戻って、明日のレースの準備をする。
予定はコースの行程やタイムスケジュールが載っているハンドブックを見て確認する。
高低グラフはシール状になっていて、フレームなどに貼れるようになっている。
そしてこの黒いミニバックの使い方が重要!
ほぼ毎日スタート地点とゴール地点が違い、レースの前後にバスやフェリーでの移動がある。
大きなキャリーバックは毎日レース前の朝食後すぐに大会側に預けてしまい、次のベースキャンプまでは受け取れないので、レース直前まで使いたい防寒着や、レース後の着替え、シャワー用品などをこのミニバックに入れて預けておく。
肝心のバイクはこの日はまだ到着しておらず、確認できなかった。
明日はレース初日。
日本人1人。=日本代表...。
ハンパないアウェイ感。。
異国の地でのキャンプ生活。。。
非日常過ぎて、緊張してきて直ぐには寝つけなかったが、とりあえず目を閉じておく。。
(つづく)