BCバイクレース参戦記 Vol.4 『DAY 1』
DAY 1 CUMBERLAND
2017年7月7日
いよいよいよいよBCバイクレースが始まる!
初日の行程は距離43km、獲得標高1159m。
am6:00 BCバイクレース名物?!
ラバーチキンの鳴き声のウェイクアップコールで起床。
レースは8:30 スタート。
しかし私の朝ごはんの時間は7:30からなので、なんだか慌ただしくなりそう。
そしてバイクがなかなか出てこなくて焦る。。
荷物をまとめて預けたりして、7:00過ぎにようやく自分のバイクを確認。
ふぅ〜。。
そんな感じで不慣れなのもあって、レース直前はバタバタだった。
スタートラインに並ぶ。
ここまでの道のりがとても長かったと感じる。
レースのエントリーが受理されてから9ヶ月程。
レースについて調べたり、想像したり、もっと練習しないと完走できないかも、、と焦ったり、英会話は、、7日間もテント泊が耐えられるのか?!などなど、
楽しみなのと不安なのとでレースの事を考えない日は一日もなかった。
それだけに、とにかく怪我も無く、体調も良い状態で、このスタートラインに立てた事がまず嬉しかった。
スタート順は最前列以外は自由。
早く走りたい人は前に、ゆっくりな人は後ろにという感じで、自分の好きな位置からスタートできる。
am8:30 レースが始まった。
Cumberlandのトレイル、初日からしっかりカナダ!
シングルトラック多めでめちゃくちゃ楽しい!!
まずは登り。
根っこや岩などのあるテクニカルな登りトレイルがたくさん。
少しの根っこ、岩超えなら、勢いとフロントアップで行けるが、結構長く続くのでペダリングをしつつ登って行かないといけない。
普段のトレイルライドにはない登り。
漕ぎながらのペダル合わせが上手くいかず、何度も根っこにペダルをぶつけ、ビンディングが外れた。。
でも慣れてくるとこの絶妙に登れるトレイルが楽しくなってくる。
そして下り。
気持ちよーくMTBで走れるように、カーブには必ずバームが造ってある。
急な斜面にならないように、距離を伸ばして道を振って造られていたりと、程良く手入れがされているフローな極上トレイル!
トレイル上は浮き石もなく、倒木はもちろん小枝一つ落ちていない。
山の緑に囲まれたメンテナンスの行き届いたシングルトラックは、安全でラインも分かりやすく、ずーーっと走っていたい感じ。
MTBを初めたばかりの時に、こういうトレイルを走ったら、そりゃMTBが好きになるよなー、、とつくづく思えるトレイル。
エイドステーションの様子。
エイドでは飲み物や軽食が補給できる。
他に、怪我の治療を行うMEDICALのブースと、シマノの機材修理サポートのブースもある。
果物(スイカ、オレンジ、バナナなど)は手袋をしたスタッフの方が手渡ししてくれる。
選手が汚い手で触らないように、衛生面もしっかり考えられている。
その他、ジェル、バー、ジャムパン、グミ、ポテトチップス....などがあった。
ちなみに走行時間が私の半分以下のトップ選手達は、エイドで止まる事無く、颯爽と駆け抜けて行くらしい。。
なんとか一日目を走りきる。
後半35kmあたりからの最後の長い登りで、エイドで補給した直後なのに、タイミングが遅かったのか、シャリバテになった。
朝、バタバタしていて朝ごはんを軽めにしたのが良くなかったのかも。。
トレイルは非常に楽しかったが、想像していたよりも疲労感があり、この先大丈夫か?!と不安になる。。
預けていたミニバックを受け取り、シャワーを浴びて芝生でのんびり。
バイクを預けないといけないので、チェックをする。
トレイルが乾燥していたので土埃まみれだったが、特に調子の悪い所はなかった。
バイクの洗車場があったので行ってみると、なんとこれまたボランティアの方々が選手のバイクを次々と洗ってくれている!
結構お年を召した女性まで笑顔で元気に洗車をしてくれていて、「私らで綺麗にしとくから休んどきー」といった感じ。
日本では見慣れない光景。
洗車場の横にはチェーンオイルやタオル、空気入れなども置いてある。
ピカピカになったバイクを預けて、夕食を食べに行く。
その後、バスとフェリーに乗って、本土のPowell Riverへ移動。
バンクーバー島は今日のCumberlandの一日だけ、、となかなか慌ただしいスケジュール。
Cumberland
とっても良い街だったし、トレイルも他にもたくさんありそうだったので、またいつの日かライドトリップに訪れたいと思った。
Powell Riverの港に着くと、地元の人と思われる方々が待っていてくれて、熱い歓迎を受ける。
夕日をバックにバグパイプの演奏もあってすごく良い雰囲気。
今日のベースキャンプはビーチサイド!
水も綺麗で海水浴をしている人もいた。
(つづく)