北摂 MTBトレイルライド 『天台山』
箕面よりさらに北、大阪の豊能町にある山で、マウンテンバイクのトレイルライドをして来ました。
アプローチの舗装路が8km程とちょっと長いけれど、その分下りもたっぷりと楽しめる、私も大好きなトレイルです。
大阪府の北摂地域のマウンテンバイクでも楽しめるトレイルを語る上で欠かせない人物といえば…、新川さん!
1983年にノーステイクという自転車クラブを作って、仲間と北摂の山々をMTBで遊び尽くし、あの伝説のMTBツーリングコースのガイド本である「関西MTBツーリングブック」を執筆した方です。
そんな関西MTB界の父である新川さんへ、尊敬の念を込めて、その功績の一部を紹介したいと思う。
1980年代初頭、まだ日本にMTBが輸入されていない時代、ロードバイクで日本一周や富士山頂担ぎ上げ担ぎ降ろし!?...など、ツーリングを楽しんでいたそう。
それからロードツーリングだけでは飽き足らず、改造したロードバイクで山道を走るようになり、2万5千分の1地形図を読み込み、北摂や六甲の山々に通い続ける。
その頃に仲間と作ったのが「北摂山岳自転車倶楽部」、のちの「ノーステイク」。
3000m級の山だろうが、ずっと担ぎだろうが、どんな所も自転車で行く、オールテレインバイシクルチームだったそうだ。
1989年 アメリカのカリフォルニア州、マンモスマウンテンスキー場で開催されたMTBの世界選手権で、クロスカントリーとヒルクライムのレースに出場。
1992年 「関西MTBツーリングブック」執筆、出版。
同年、北摂で参加者100人!のMTBツーリングイベントを開催。
1993年 フランスのコルシカ島で行われたラリーレイドに参加。
1994年 第一回とれとれバイクとなる、北摂ラリーを主宰。
オリンピアンでもレーサーでもないので、誰!?って感じだと思うが、関西でMTBのトレイルライドをした事がある人なら、大野山、半国山、山下古道、大峰山...などなど、きっと新川さんが発掘したMTBで走りやすい山道を一度は走っているはず。
で、ここ天台山もその一つ。
先述の「関西MTBツーリングブック」でも紹介されている山道で、30年近くマウンテンバイク乗りにも愛されているトレイルです。
何本か下りルートがあるけれど、今回は「天台ロング」と呼ばれているトレイルを紹介したいと思う。
このトレイルはトレイルランニングの大会やエンデュランス馬術競技会が開催されたりもしています。
箕面の山と比べると少ないけれど、登山道なのでもちろんハイカーさんやトレイルランニングなどを楽しまれている方もいます。
もし山道で出会ったら、当たり前ですが笑顔で挨拶をして道を譲りましょう!
車はトレイルの出口付近となる、箕面森町のファミリーマート横にある、コインパーキングに停めるのがオススメ。
トレイルへ向けて出発。
箕面森町から止々呂美の方へ下り、423号線に出たら左折。
亀岡方面へ、川沿いのゆるーい登り坂の舗装路を走ります。
道幅が狭い割には交通量が多くて、トラックなんかもよく通るのでご注意を。
金石橋の交差点まで来ました。
まっすぐ行くと亀岡、右は箕面。ここを左折して妙見山方面へ。
ここからはひたすら登りです。
ローディーにバンバン抜かされながらも、えっちらおっちら進みます。
道がフラットになる峠まで頑張って登ると、左手に山道に入る分岐があります。
今は正面に作業林道ができていますが、清く正しいMTBerはフェンス沿いに進みトレイルへ入りましょう。
少し開けた場所がトレイルヘッドです。
切り株などに腰掛けて、しばし休憩。。
ここからはお待ちかねの下りトレイル♪
天台山の三角点の方ではなく、南西の尾根を走ります。
途中2回ほど登り返しがあるのと、一箇所、下の写真の所に分岐があります。
左の青貝山の方ではなく、右側の東ときわ台の方へ下ります。
前半は杉だらけだけど、後半は広葉樹が増えてきて、落ち葉サクサクのトレイルライドも楽しめます。
トレイルを出て5分ほど舗装路を下れば、スタート地点のコインパーキングに戻れます。
ライドの前後に小腹が空いた時にオススメなお店が423号線沿いにいくつかあるので紹介します。
1つ目は最近できたばかりのホットドック屋さん「Bikers in TRUST」。
カレーやロコモコもあるみたいで、ランチにもいいかも。
冷房の効いたイートインスペースもあって夏場はありがたい。
もう1つはローディーの方にも人気の「EMMA COFFEE」。
コーヒーは美味しいし、居心地が良いのでついつい長居してしまいます。。