AutoMuteUs Portable 上級者向け Settings各項目 解説 【セルフホスティング】
こんにちは。AutoMuteUs Portable開発のmtaku3です。
この記事では、AutoMuteUs Portableの最初のSettings画面でそれぞれの項目がどのような意味を成しているのか。説明していきたいと思います。
■Settings各項目の詳細
さては、マニアになりたいのですか?
とにかく知りたいというなら教えましょう。
まず、AutoMuteUs PortableではSettingsを2つの枠組みで分けています。プログラム内ではUserVarとEnvVarと記述していますが、簡単に言えばアプリ設定とサーバー設定です。
というと??
・アプリ設定(UserVar): AutoMuteUsやGalactusなどなどのサーバーを実行するにあたって関係しない、つまり、AutoMuteUs Portable側でしか使用しない設定のこと
・サーバー設定(EnvVar): AutoMuteUsやGalactusなどなどのサーバーを実行するにあたって関係する設定のこと
これらの設定はどれも欠かせないものですが、サーバー設定の方では一部空欄でも動作するものがあります。基本的にDISCORD_BOT_TOKENとPOSTGRES_PASS以外でデフォルトで空欄になっているものは空欄でも動作するということです。
では、アプリ設定とサーバー設定は何があるのか。それぞれがどういう意味なのか。説明していきます
■アプリ設定各項目の詳細
・EnvPath
ダウンロードされるファイルなどが保存されるフォルダ
・ARCHITECTURE
アーキテクチャ。つまりサーバーの構造です。具体的には
ARCHITECTURE=v7
・automuteus
・galactus
・wingman
・postgres
・redis
ARCHITECTURE=v6
・automuteus
・galactus
・postgres
・redis
ARCHITECTURE=v5
・automuteus
・galactus
・postgres
・redis
ARCHITECTURE=v4
・automuteus
・galactus
・redis
とまあ、こんな感じで、アーキテクチャごとに「必要なコンポーネント」と「サーバー設定」が異なります。
ちなみに、アーキテクチャのv4とかv5とか一体何なの?というと、この後説明するAUTOMUTEUS_TAGと関係があります。ということで、AUTOMUTEUS_TAGの説明へどうぞ。
・AUTOMUTEUS_TAG
これは、AutoMuteUsのバージョンのことです。このバージョンなんですが、AutoMuteUsもGalactusもWingmanもAutoMuteUs開発陣は全てにSemantic Versioningを採用してます。もちろんAutoMuteUs PortableもこのSemantic Versioningを使ってます。
Semantic Versioningって一体何なのーというと、バージョンの付け方のルールです。簡単に説明すると、"-"で区切られていて前から
{major}-{minor}-{patch}
という感じです。つまり、v6.5.3はmajorが6、minorが5、patchが3となります。英語がある程度できる方はもうお分かりかと思いますが、このmajor、minor、patchの振り分けにはルールがあって、新しいバージョンを公開するときにそのバージョンのスケールを決めます。
major => 大型アップデート。たくさんの機能が変更/追加になる場合
minor => 小型アップデート。少量の機能が変更/追加になる場合
patch => パッチ。いわゆるバグ修正などのちょっとしたアップデートの場合
といった感じです。バージョンがどのように上がるかの説明は省かせてください。長くなります。
先ほどのアーキテクチャはこのautomuteusのバージョンのmajorに対応しています。つまり、
アーキテクチャ v7 => automuteus v7.x.x
アーキテクチャ v6 => automuteus v6.x.x
といった感じです。ただv7はまだテスト段階でv7.x.xではなくtheGreatSchismというバージョン名がついています。
・GALACTUS_TAG
上と同じくバージョンですね。
・WINGMAN_TAG
上と同じくバージョンです。先ほど書いた通り、アーキテクチャv7の時だけ必要になります。
以上で、アプリ設定の説明は終わりです。あとは、サーバー設定の説明なんですが、前途の通りアーキテクチャによってサーバー設定の種類も変わるんですよね。。。ということでここまでにさせてください。
また気が向いたらサーバー設定の方も書きますので引き続き見に来ていただけるとありがたいです。