大学生の9割が抱えるキャリアの悩み
こんにちは!Edv Futureインターン生のなかのっちです。今回の記事のテーマは大学生の9割が抱えるキャリアの悩みに関してです。
私も最初に書かせて頂いた記事でお話したのですが、現在大学生です!
オンラインで実感はありませんが、実際に学部の先輩と話したりすると、就活の悩みを話していたり…と悩んでいる様子です。
という私も、将来をどうしたらいいか悩んでいます。
コロナ禍で学生の悩みは様々になりました。今回は、リクルートの行った調査を参考に大学生の悩みを分析していこうと思います。
導入
さて、早速、大学生がどんな悩みを抱えているのか…
といわれても、どういった視点でこの記事を読めばいいんだ!!という感じでしょう。
学生会員の方々は、こうした事例を参考に自分であったらこうするだろう。こうすればよりよくなるだろうという視点で読んでいただき、社会人会員の方は、こうした大学生に対して何ができるのか、自分は何をしてあげられるのかという視点を持って読んでもらいたいと思います。
キャリアには答えがありません。
こうしなければならない。なんてことありませんよね?
・大学に行くも行かぬも自由
・就職活動を始める時期も自由
・転職するも自由
・副業するも自由
そんな社会です。
さらに言えば、コロナ禍によって…
・働く場所も自由
・働く時間も自由
・働く方法も自由
どんどん変化しているのが現状です。
こうした社会に正解を求めるのは難しいでしょう。
一方で、我々はこうした社会の中でキャリアを形成していかなければなりません。そのためには何が必要でしょうか。
大学生の悩み
さて、本題に入りましょう。
リクルートが2013年に行った調査では、大学1年生486人(うち、男子学生215人、女子学生271人)のうち、約9割が悩みありと回答。
https://journal.rikunabi.com/p/break/souken/4416.html
更に、大学1年生の悩みの多くは「将来の進路や就職」に悩んでいますね。次に学業、経済的なこと、対人関係という順になっています。
https://journal.rikunabi.com/p/break/souken/4416.html
確かに私も、将来どうしようと悩んでいるのが正直なところです…
この調査結果は、2013年のデータで少々古いので新しめの声を持ってきたいと思います。
https://note.com/kennosuketanaka/n/n17d11581638b
この記事は法政大学キャリアデザイン学部の田中教授が授業で行ったアンケートでの実際の声の一覧です。
今年度大学に入学した大学1年生の生の声です。では、何個かピックアップしてみましょう。
コロナ入学(大学1年生)の声「就活」
まずはこちら。
やりたいことがたくさんあるけれど、どれもそこまで現実的に考えられず、将来何をしたいのかや、することになるのかについて漠然とした不安感があります。自分の将来のことを考えるのは好きですが、考えるだけで行動に移せていないのが現状です。自分のやりたい、だけではなく日本や世界のこれからについても理解したうえで将来を考えなければいけないと考えています。
2013年の調査結果でも1位になっている将来への不安。
「将来を考えてはいるが、それ以上のアクションが起こせない。」
そんな悩みでしょう。
では、皆さんはこの学生にどのようにアドバイスをしますか?
コロナ禍で就活事情は大きく変化。
10月時点での内定率は昨年に比べ大きく低下
大学生の就職内定率は、69.8%5年ぶりに70%を下回る。
https://resemom.jp/article/2020/11/18/59090.html
こうした社会の中でどのように内定を勝ち取ればいいのか。
不安に駆られる大学生は増加傾向にあるようです。
コロナ入学(大学1年生)の声「デジタル化」
続いてはこちら。
小さい頃からパソコンに触れていなくて、大学に入ると同時に使い始めたので、まだまだ使いこなせない部分が多いということで、将来的には使いこなせるようにならなければならないと思います。
授業がオンラインになって、パソコンに疎いことを痛感しました。
パソコンスキルを身につけたい!
SNSで繋がるのが苦手です。周りの皆さんがTwitter、Facebook等で社会人とつながっているのをみて、やりたいけどできていない自分に課題感があります。
さて、こちらはいかがでしょう。
2013年のデータのは出てきていないものを3名分、ピックアップしてみました。
「デジタル化への対応ができない」
という悩みでしょう。
コロナ禍で突然に始まった急速なデジタル化。
企業でいえばテレワーク化、学校でいえば授業のオンライン化。
パソコンなしでは仕事も学習も厳しい世界に大きく変化しました。
このサロンにいる皆さんは、デジタルを使いこなしているからこそ、SNS等を通じ、このサロンに来ていただいていると思います。
その一方で、デジタル化に対応できていない人も多くいます。
コロナ禍による格差是正に向け
さて、ここまで簡単にではありますが、大学生の悩みに関してをまとめてきました。
(私自身は、小学生からパソコンを学校で触れ、中学校では家庭用のパソコンで自由研究をまとめたり、高校でも資料作成を行ったりしていたので、昨今のオンライン化への対応はできていた方であると感じます。)
企業のテレワーク化によって、電気屋からパソコンが消えたことで、大学生の手元にパソコンが足りなくなり、格差が生じてきました。
インターネットの回線が整っていない家庭が想像以上に多くあったこともこのコロナ禍で発覚したことの1つです。
こうしたデジタル格差が大きくなってしまっていることも1つ問題のように感じます。
学費を納めているのにも関わらず、等しく教育を受けることができないという現状。更には、大学のロックダウンに伴い、今もなお続くキャンパスへの入構規制。
コロナ禍で大学生の悩みの方向はこれまでより様々な方向に向くようになりました。
その一例がデジタル化への対応ができないという問題でしょう。
最後に
社会人の皆さんにとっては大学生が今、どのような悩みを抱えているのかを踏まえ、どのような支援が必要なのかということを考えてほしいです。
例えば、2021年新卒採用で入ってくる学生にどのように接すればいいのか。
高校生の皆さんにとっては、これから先、同じような悩みを抱えないために今何ができるのか。
今自分の生きている道とは違う道を生きる人々の悩みやキャリアについて考えることは、今後の皆さんのキャリアを考えていく、形成していく上で極めて重要。
なぜか。
キャリアには答えがないから。
答えのないものに挑む我々にとって情報は命です。
皆さんにとってこの記事がきっかけで新しいことを始めるということが生まれることがもしあれば嬉しい限りです。
私自身も、大学生の悩みを少しでも解消できるような活動を今後も行っていきたいと思います。
ではまた次回に。