100日目に破産する会社員 〜34日目 第四章 喧騒のマニラ

「なんか怪しいやつが多くないか？」神倉はマニラ空港で入国するなり、ぼやいた。

神倉と武田は、夏休みにマニラのカジノで遊ぶかという話になり、LCCを使ってやってきたのである。 たしかに、マニラ路線何故か怪しげな利用者が多い（気がする笑）。

「カジノのバスや、タクシーもあるが、ターミナル3だと、ランウェイマニラがあるよ」
武田が、教えてくれたのだが、遊歩道のようなものがあり、それを使ってターミナル3そばのカジノ（リゾートワールドマニラ）まで歩いていけるのだ。

武田が予約してくれたホテルは、ホテルと言いつつもカジノのそばのマンションの民泊のような場所で多少面食らった。

だが、カジノには実際近いし、居心地は悪くなさそうだな。早速これから、カジノに向かうことにした。 神倉は、久しぶりのカジノにわくわくしていた。